「城崎松声會」〜秋の謡曲會

「城崎秋の謡曲會」に妻が出演。
テキサスの友人たちと一緒に聴く。

今年で86年を迎える謡曲グループ「城崎松声會」のメンバー。
指導は坂田文一郎さん。

先日の京丹後市安養寺での「蝋燭能」の折に「能」に興味を持つ人が減っていく中でいかに継承していくのかという課題が話題になりました。伝統の継承に「謡曲」が一役を果たしているのだろう、と思いながら聴き入る。

妻の【番組】(プログラムのこと)は『竹生島』。

メンバーが順にシテ、ワキにまわりながら、朝10時から午後3時40分まで続く。

今年の会場となったのは城崎「蓮成寺本堂」(れんじょうじほんどう)。

Beautiful horizon !

日本海を眺める。

ロンドンからのお客様を送り、
今日からテキサスからのお客様を迎える。

寒気が入り込み、冬の様相。
テキサスの知人は Beautiful ! を連発。

どんな冬がやってくるのだろう?
青の濃淡が美しい。
そして緑。

NAKATA HANGER取材、無事終了の打ち上げは

1週間に及んだ取材と撮影が無事終了。
ロンドンで歓待していただいたお返しに、西村屋ホテル招月庭にて和食で打ち上げ。

1人は温泉に入って浴衣姿。1人はお風呂をパスして温泉街を楽しむ。
会社からは、1週間ハンガー製作の技を披露した職人、撮影のサポート隊も参加。
勢揃い。さあ、始めるぞ!

主役はもちろん11/6漁解禁したばかりの松葉ガニ。
茹であげで、刺身で、焼きで、蟹味噌も。
和牛の鉄板焼きも最高でした。
(失礼な言い方ですが、お膳の上で固定燃料で焼くお肉はどの旅館でもだす定番。なんですが、今夜の招月庭のお肉は最高に美味しい)

お料理とお酒が進むにつれて、会話も弾む。
映像作家は日本が初めて。しかも、関空から直接車で豊岡へ。
見るもの、聞くもの、食べるもの、初、初、初。
めちゃくちゃ気に入ったようで、来年の桜のシーズンにまた来ると。
もちろん大歓迎するよ、と返答。

気づくと夜10時を回っている。
1週間の共同作業、何度か飲食を共に。ある日は朝5時から、ある日は夜9時まで撮影。
ここで今回はお別れ。明日早朝に車で空港に出発する。
映像作家はもう数日残って撮影を続行。

今回の当社の担当者たちも安堵と疲れと名残惜しさと入り混じった表情。
みんな今回の成果を楽しみにしながら打ち上げは終了。

撮影は続くよどこまでも〜NAKATA HANGER取材

ロンドンよりNAKATA HANGERの取材と映像を撮るために来社
約1週間かけてのプロジェクト。
NAKATA HANGERのブランドコンセプト、会社の経営方針、ハンガーはロンドンでの展示会やWebsiteでご紹介しているが、製作現場や職人技、工場の環境など、実際に来て、見て、触れて、職場の空気に触れて初めて伝わるものがある。

会社の撮影はもちろんですが、職人の日常は?会社があるところはどんな町?
撮影は続く。

職人の住む神鍋高原。

会社のある江原駅前のスーパー。

古民家を改修した宿。

果たしてどんな作品に仕上がるのでしょうか。

『但馬日記』 平田オリザ・著

新しい風が吹く
東京から兵庫県の小さな町に移住した理由は「転勤」⁈
文化による地域の再生は可能か?
濃密に語られる3年半の記録!
『但馬日記』 平田オリザ・著 
帯紙より

9月12日に発刊された『但馬日記』。オリザさんから発刊直後に頂き読了。ブログにアップしようと思ったまま日にちが経ってしまいました。語られた3年半の記録の傍には、結構ご一緒させていただいていたので、何をご紹介しようかと逆にハードルが高くなってしまいました。

オリザさんが初めて豊岡に来られることになった市民プラザ主催のワークショップに参加し、ご挨拶したのが最初の出会い。その後の展開が記録されています。

城崎国際アートセンター、小学校のコミュニケーション教育、江原河畔劇場、そしてオリザさん家族と主宰する劇団青年団の豊岡市への引越し、豊岡演劇祭、そして芸術文化観光専門職大学設立、学長就任へと続いていく一連の流れが「日記」として綴られています。

一筋縄ではいかないのが世の常。
その間にコロナ禍に直面し演劇界大打撃を受け、2021年の豊岡市長選の対立構造に巻き込まれていく過程が、生々しく語られています。

「日記」風に語られていますが、地域再生に果たす芸術や文化の役割論、さらに芸術文化観光専門職大学の第1期生を迎える入学式での「学長挨拶」は必読。オリザさんの生き方、哲学が書かれています。

コンポスターの穴はこんな感じ

いきなりですが、これがコンポスターの中の穴。

捨てた生ゴミがいっぱいになり封をする。4つあるコンポスターをローテーションして約半年して封を解き、中の土をスコップで取り出し空っぽにする。見事に生ゴミは土になり(卵の殻がわずかに残る)嫌な臭いもしない。(素晴らしい自然の循環です)

逆さにした壺を横に置き、土になった前回の生ゴミを取り出す。穴の深さは約50〜60cm。こうすることでこの穴は何度も使い回しができる。
(青いパイプは無関係です。昔水道か何かを繋いでいた名残)

壺を元の位置に戻して、再利用スタンバイ。土を取り出すのが少し大変ですが、スコップと掬い上げる鍬のような道具を使うとうまくいきます)

4カ所にコンポスターを設置しローテーションすると約1年で2回転。
土に返す生ゴミ処理は畑の土の養分にもなり、採れた野菜を食べ、土に戻す。
自然の循環を実感します。

強風ぐるぐる吹き荒れる

朝から強風吹き荒れる。
冬の到来を告げる風でもないしなんだろう?
単に前線が通過しているのかな?

強風に煽られてヤマザクラの葉っぱが勢いよく落ちる。

あっち向き、こっち向き。
ススキは大変だ。
ぐるぐる回りながら強風吹き荒れる。

Welcoming guests from London

ロンドンからのお客様をお迎えする。

今年1月にロンドンにてNAKATA HANGERを紹介していただくイベントを企画していただいたW氏と映像作家のJ氏。今回は木製ハンガーの製作現場、職人、会社のある但馬地方を映像に撮るための来日。

日本の文化にとても興味を持つ彼らなので、まずは茶の湯で歓迎しました。

円山川沿いを散歩し、3階のベランダで夕暮れを楽しみにながらビールで乾杯。
乾杯後は弊社の担当者も交えてディナー。
翌日から5日間かけて取材と撮影の前に食事しながらお互いの理解を深める。

さあ、成果の上がる1週間になりますように。

お風呂チェックに久住章さんが来てくれる

左官の久住章さんが来てくれました。

今春、久住さん監修のもとモルタル(セメントと砂)で浴槽を新調しました。基礎デザインはガラージュ(若手建築家集団)が行い、実際の左官工事は地元の左官職人中川さんが行いました。浴槽を一から立ち上げて制作する方法と指導は久住章さんにお願いしました。

久住さんは、全国あちこちで絶賛される左官仕事を残してきた実績と経験は、久住さんの独創的かつ柔軟な発想技術に裏打ちされているのがよくわかる。さらにデザインセンスも抜群で、久住さんが鏝(こて)でひと塗りするだけで、ガラッとその様相が変わってくる。

今回は、朝突然、久住さんから電話があって「どうや?」とお風呂の調子を訊ねていただく。

「清掃のことやお湯の水位跡がうっすらと残ること、お湯を抜くと少し砂っぽいものが底に溜まるのは初期のみかどうか」などお聞きする。「今日は家に居るか? じゃあ、これからすぐに行くよ」と午後には久住さんがやってきてくれる。

左官の第一人者の久住章さんからこんなに親身になって声をかけていただき、実際に来てくれて、少し手直ししていただけるなんて、こんなにありがたく心強い事はない。

31年前にドーモ・キニャーナを新築した時からの久住章さんとのお付き合いは、こんな風に現在も続いている。我が家の誇りであり永遠の感謝を捧げます。

重なる山のグラデーションが美しい

大岡山ゴルフ場からの眺め。

空とのハーモニーも抜群。

稜線の上に飛行機?飛行船?

いいえ、船です!
これだけハッキリ見えるので観光船でしょうか。

大岡山の頂上から眺めると、稜線の上に日本海が見える。

海と山と陸の三重奏。