慶州・釜山の食は宝物だ

コンドゥレ釜飯
コンドゥレとは高麗アザミ。
釜からご飯を取った後、釜にお湯を入れてお焦げも食べる。

韓定食
定食といえば、焼肉定食、天ぷら定食など、メイン料理にご飯やおかずが付いてるイメージですが、「韓定食(ハンジョンシッ)」は、おかずがたくさん出てくるご膳系メニューのこと。宮廷料理 、家庭の味を数十種類味わえる”田舎定食、伝統韓定食など。

海鮮料理
生の貝類、エビ、タコ、アワビ、ムル貝、、、韓国だけの日本名のないもの。
アワビご飯は絶品。

サムギョプサル
豚バラ肉の三枚肉のみに特化。厚切りの肉を全く味付けせずに焼く。
ハサミで切りながら焼き、いろんな薬味を付けながら食べる。生のタマネギにタレを乗せてガブリといくのがメチャ美味しい。最後は冷麺をハサミで切りながら。

ワカメスープ定食
韓国語で「ミヨック」。 「ミヨ」はワカメ、「クッ」はスープ。誕生日やお祝いの時にワカメスープを食べるそうです。
ともかくヘルシー。生野菜、様々なキムチ、豆腐などなど。小皿に入ってつまみながら食べるスタイルは最高です。この店では、ワカメスープの出汁に貝かカレイを選べるので、私はカレイを選んで注文。最高でした。

金井城山でマッコリ作り体験

釜山のセンタムシティから車で40分ぐらい北に行ったところに金井山城(クムジョンサンソン)がある。海抜約400mのところに韓国の万里の長城と言われる韓国最大の城壁がある。
ご当地名物のマッコリ作りに挑戦。

金井山のマッコリに使われる麹は約500年の伝統がある。18世紀初めに金井山で韓国最大の城壁「金井山城」が築城されていた時、全国から集まった作業員にマッコリが振る舞われる。築城後、故郷に帰った作業員たちが金井山で飲んだマッコリの味を語ったことで韓国全土に知られるようになった。

主原料の米と麦を蒸し麹を混ぜ、水を混ぜて容器に入れて、発酵(熟成)させて作る。

麹を混ぜ、足で踏み、ザルで濾し、容器に詰めて持ち帰りの容器に入れる。
さーて、自宅でどんな美味しいマッコリができるのか?

盛岡散策(食編)

「朝6時にホテルロビーで」と約束し、早起きして盛岡散策しながら朝市へ。到着したのは7時過ぎなのに、もう野菜や商品が売り切れのお店がある。6時ぐらいが買い物客のピークだそうだ。

「神子田朝市」に来てびっくりだ。朝市というと漁港や門前町の一角で、というイメージを持っているが、ここは住宅街のど真ん中。角を曲がるといきなり長いトタン屋根が出現、野菜やキノコ、生活必需品の店がずらり。食堂も焙煎コーヒーもある。

市民の台所であり、県外からも観光がてら早朝にお客さんがやってくると言う。この「神子田朝市」が開設された経緯は、1968年(昭和43年)に「中央卸売市場」が新設された時に、生産農家の直売所が立退を迫られ、困った零細農家の有志が集まり始めたのが由来。その思いが市民に受け入れられ大盛況となり、神子田(みこた)の地に定着したそうだ。

市場で朝食を。
朝から麺攻撃に合うのも、盛岡ならではだろう。

まだまだ続く。
「盛岡三大麺」と言えば「わんこそば」「じゃじゃ麺」「冷麺」。
流石に食べた数を競う「わんこそば」は今回はパス。

じゃじゃ麺は、お酢、ラー油、お醤油、その他好みの調味料と混ぜて召し上がるカスタマイズの麺。自分好みを見つけるのに3回は試さないといけないそうだ。

地元の旬の食材を使った料理の居酒屋さん「かごのめ」、朝市で朝食、焼肉と冷麺の人気店「成楼閣」で、そして地ビールで有名なビアレストラン「ベアレン」(オクトーバーフェストも開催している本物のお店)

盛岡の食を堪能。
ジュークアンリミテッドさんに大感謝。

鳥取で、ミシュランで、中古車販売屋さんで、ラーメン?

車で鳥取出張の途中、ランチで立ち寄ったラーメン屋さん。
助手席で同行する社員がスマホで検索。
中古車販売店で、ラーメンで、ミシュラン掲載で、と訳がわからない。
じゃあ、行ってみようと。

注文したのは「極み塩」。
これでもか、とラーメンの極意が書いてある。

ベーススープ:鳥取県産の鶏。イワシ煮干し、昆布、あさり、しじみ
天然塩:極み塩。藻塩、海塩、岩塩をさらに焼き塩加工する
醤油:無添加醤油「人生で一度は使いたい醤油」の説明
味玉子:国内産海塩ベールのタレ、濃厚なコク
鶏ハム:鳥取県産鶏のムネ肉、醤油ベースで低音域で仕上げる

などなど。

出てくるまでに満腹感をいっぱいになるが、さて、実際のお味は。

しっかりとした塩味に、複雑な奥深い味が潜むスープ。麺は太めで柔らかい。少し小さめの器(こちらもこだわりの器)なのだが、濃い目の味なので量的にはちょうど良いと言えよう。

訪問予定時間までに少し余裕があったので、店主さんに感想を述べる。すると奥から秘蔵のスープの元をおチョコに入れて出していただく。

「東京からですか?」と聞かれたので「いいえ、兵庫県豊岡からですよ」と返答。
遠方からの来店客に慣れていらっしゃるよう。
自宅の戻り、ネットで検索してみると、確かに「ラーメンの有名店」。
店の構えもそのまま中古車販売の看板がそのまま。

誠にユニークなお店でランチ。
満足して午後の仕事に向かいました。

ホット・エアー・コーポレーション
鳥取県鳥取市気高町浜村6-1
tel : 0857-82-6181
定休日:火曜日

ワイン試飲会 at シェアハウス江原101

シェアハウス「江原101」でのワイン試飲会(本番前の予行演習も兼ねて)に呼んでいただきました。ソムリエは、江原101の住民である若井歩くん。芸術文化観光専門職大学(CAT)の4年生。就職は某大手ワイン販売会社に内定。

シェアハウスの学生はみんな大学でも活発に学び、地域とも積極的に交わり、そして自分のやりたい道に進んでいく姿を見て、我が事のように(「我が子と」と書きたいぐらい)嬉しい。

フランス・アルザスのワインを中心に試飲。若井くんの解説も思っていたよりも(失礼>若井くん)なかなかしっかりしている。(こちらは飲む方は超ベテランなので)

写真に写っているのは「岩の原葡萄園」(新潟県上越市)の酸化防止剤無添加の白ワイン。彼の故郷のワインも紹介するところがまた偉いですね。

試飲会と言っても、床に座って、ベンチをテーブル代わりに使って、シェアハウスのお皿とグラスを使っての和気藹々試飲会。

CAT教授のY先生もお招きしている。私は初対面ですが、お話をしていると海外経験も豊富で世界史でお話が弾む。まさかオスマン帝国、中国朝鮮の歴史、それを題材にした中国ドラマで大盛り上がり。(私はドラマは観ていないけど妻は大ファン)。

試飲会の後半では、サプライズで私の誕生日(7/6)のお祝いもしてもらいびっくり。今夜は参加していないけど、同じくシェアハウス江原101住人の学生Mちゃんの手作りケーキ。

それに、CATのY教授からもご自身の著書『「アート」を知ると「世界」が読める』を誕生プレゼントにいただくことに。ありがとうございます。ぜひ、読ませてもらいます。

この日は偶然にも(ケーキを見て思い出す)、私たちの結婚記念日。
なんか幸せな試飲会となりました。

魚の煮付け二皿堪能す

大好物の魚の煮付け。
しかも2種類の煮付けを一度に。
「なんで?」と別に訊かなくても良い質問が口をつく。
「なんか活きのよいのを見つけたから」と妻の返事。

キンメダイ(金目鯛)。
” 目が大きく黄金色に光る。口も大きい。食用。”(「大辞林」より)

その通り!

カサゴ
” 煮付け、唐揚げ、塩焼きなど様々な料理にできる。身がぷりぷり。皮も美味しい。旬は冬から春にかけて。広い海に点在するので市場に出る数は少ない高級魚。”

その通り!

なんとも幸せな夕食となる。
お酒?
もちろん!

キムチの写真がいっぱい届く

1月3日にブログアップした「本場のキムチを戴く」を見た韓国の崔さんからLINEが来る。
(厳密には写真は年末にLINEで届いていたのですが気づかず)

キムチの材料、香辛料、キムチを漬けているところ、保存など。
カラフルで見ているだけでもキムチの味が頭に浮かんで涎が出てきてしまう。
本当に本場のキムチそのものだ。

冷たいそうめんにトッピング

「最高に美味しかった。天にも昇る思い。幸せ感いっぱい。」なんて話す。
すると
このブログのキムチ記事(上述リンク)に崔さんから「コメント」が届く。

夏には半年近く経って酸っぱくなったキムチを冷たいそうめんにトッピングして食べると格別です~

LINE通話で「想像するだけで美味しいイメージが湧く」などとお話をする。

と、調理中の写真が届く。
(崔さんはお料理も美味しいが写真も上手ですね)

食文化が繋ぐ日韓関係。
平和は政治(国と国)ではなく、人と人が友達になることで実現する。
崔さんとはキムチが取り持つ親しい友人になったよう。
ソウル案内の時も親切にしていただいた素敵な方です。

今度は崔さんの故郷・慶尚南道に行ってみよう。

本場のキムチを戴く

年末に韓国からキムチが届きました。
昨年6月に韓国ソウルを訪問した時の現地ガイドをお願いした崔さんからです。

このキムチを漬けながら、キムチについて記述したというメールを送っていただく。
要約するとこんなことが書いてあります。

昔の農耕時代は保存食であった。
韓国の南北で気温差があるので漬ける時期が異なること。
お寺では信者が集まって昆布と出汁で漬ける。
キムジャン(1年分のキムチを漬ける行事。韓国の伝統文化)は最優先の行事。

昔の農耕時代には新鮮な野菜を長く保管することができず、韓国人はキムチというものを作って長く保管しながら食べるようになりました.
キムチを漬ける時期は各地方の温度の差によって変わるので
11月末頃(寒い地方のソウルの近くの方 )~12月中旬まで(暖かい南部地方 )
この時に作るキムチは一年中で一番おいしいキムチなのでキムチ冷蔵庫が開発されました。

一年中たべるものなので普段のキムチよりおいしくて良い材料を使って漬けます。ちなみに韓国のお寺では訪問する信徒たちのために1年間食べるキムチを漬ける時、信者たちが奉仕で集まります。 お寺で食べるキムチは塩辛を使わずに果物と昆布で出汁を出してキムチを漬けます。

キムジャンの時期になると主婦の間の安否の挨拶がキムジャンしましたか?!または今週のキムジャンをしなければならないから . . . というと、集まりの日付を変更したり、不参加を理解してくれます~

一般的な家庭では家族が日付を相談して集まって一緒に漬けた後に分けて持って行ったり、実家の母親がたくさん漬けて他地方と外国にいる子供たちに送ってくれたりします。

私の家庭で普段好んで食べる味を基準に漬けてあるのでお口に合うか心配ですが 材料はすべて韓国産でレシピも参考にお送りします。

「崔さんからのメール」から抜粋

ソウルでの案内もそうだったのですが、心のこもった丁寧な対応には頭が下がります。年末にまさか本場のご自分の家で食べる特製のキムチをいただくとは、感謝感激です。

いろんな食べ方がありますが「キムチ鍋」でいただくことにしました。

まずはキムチそのものをいただく。口に入れた瞬間はちょっと辛い味ですが、噛むごとにいろんな具材の味が口に広がり、飲み込んだ後には甘さが口の中を巡る。本物だ。

豚肉と牡蠣を準備して、キムチ鍋をいただく。
韓国の食文化を想い、崔さんを思い出しながら超美味なキムチの夜となりました。

お刺身とカニと音楽と

刺身。
本マグロ、イサキ、ツバス、アコウ、マルゴ、ヒラメ、イカ。

今夜は音楽一家のO家を迎えて年末恒例(?)の食事会。まずは東京在住のチェリストさんにギャフンと言わそうとこのお刺身。東京ではまず食べられない新鮮な魚。故郷には美味しい食材いっぱいだよ、とこの試みは大成功。(笑)

最近知った豊岡の魚屋さんに予約注文。店の主人は漁師さんでもあるから、新鮮この上ない。親切にもお刺身の魚名を容器の蓋にマジックで書いてくれる。

メインはこちら。
最初は足(脚?)を各自しゃぶしゃぶ風にいただく。
段々と言葉少なになっていくのはカニの常。

で、音楽は?

それどころの話ではない。
ビールに、ワインに、最後は日本酒がどんどん進んでいく。

今夜の主題は音楽だったのに、撮った写真も刺身とカニばかり。
ほんとは音楽の話題も書きたかったが、こんな変奏曲となってしまいました。