夕日が差し込む部屋

夕陽が差し込むとクローゼットがメリーゴーランドに。
日が傾くごとに、少しずつ模様が移動するのが美しい。

種明かしすると、透明な窓ガラスに花模様、渡り鳥模様をつけた障子紙を貼っただけ。
西向きの部屋の窓から差し込む夕日と織りなす数十分の共演。

夕日でオレンジ色がかっているが、普通の白い障子紙。
細かい網の目のような模様が見えるが、これは窓に装着してある網戸の網の影。
模様は、障子紙を数回折りたたんで、ハサミで折りたたんだ端をチョンチョンと切った後、元に開くだけ。超簡単!

切って、障子糊で貼って30年以上。
それでも飽きずに、いつも新鮮な感動を与えてくれる。
障子紙と太陽の自然が織りなす質素な美しさ故か。

お薦めです。

遅れてやってくる春が気持ちいい〜大岡山

自宅から車で約20分で大岡山(兵庫県豊岡市日高町 標高663m)の頂上まで到達する。
車で降りる途中には、ちょうど満開を迎えたヤマザクラが満開。

木々の芽吹きは始まったところ。

昨日が雨のせいか、今日は空気が澄んで山々の稜線がくっきり。

Anniversary !〜おんぷの祭典

「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭」(通称:おんぷの祭典)が今年で10回目を迎えました。

2013年秋、但馬ご出身という根拠だけを頼りに、ノーアポで中澤宗幸氏の工房「日本ヴァイオリン」(渋谷区千駄ヶ谷)を訪ねる。運よく北京から帰国したての中澤さんとお会いでき音楽談義。クラシック音楽のコンサートやコンクール、演奏家の実情などいろんなクラシック業界のお話を伺う。

地方でクラシック音楽に親しみ楽しむ機会を増やしたい、駅や広場や街角でクラシック音楽が流れるそんな音楽祭があったらいいね、と意気投合。そんなやりとりから始まりました。

ちょうど但馬コネクションを始めた年だったので、初めてお会いして4ヶ月後の但馬コネクション(2014年1月)にゲストでお迎えしてお話を聴く。その時のメンバーも実行委員になってトントン拍子で音楽祭の企画が進みました。もちろん、行政の協力が必要なので豊岡市にも働きかけ、その年の11月には第1回目の音楽祭が実現しました。

演奏家は、中澤きみ子さんのアンサンブル・ウィーン東京を中心に、若手演奏家「シュバシコウ・カルテット(弦楽四重奏)、こうのとり・クインテット(木管五重奏)、碓井俊樹さん(ピアノ)。今回は10回目を記念して、オーケストラを編成。豊岡市出身のチェリスト大江慧さん、フルートの土出真梨子・由利友樹子さんも参加。さらに、第1回目出演のフィンランドのピアニスト:ヘンリ・シーグフリードソンさんの演奏も聴ける。

もう一つの注目は、ファイナルでメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲を演奏する辻彩奈さん。辻さんは第1回のおんぷの祭典に、当時高校生として参加している。今やモントリオール国際ヴァイオリンコンクール第1位(2016年)他国内外コンクールで優勝入賞あり。現在、「一番出演予約の取りにくいヴァイオリニスト」として大活躍。

中澤夫妻、ピアニスト碓井さん、シュバシコウ、こうのとりの演奏家の皆さんは、皆さん豊岡に愛着を持っていらっしゃって、実行委員のみんなと親しくお付き合いをいただいています。

10年が経つって、こういうことなんだ、と感慨深い思いです。

どうぞ、「第10回おんぷの祭典」にお越しください。

CAT見学〜鳥取経済同友会の皆さん

鳥取経済同友会12名の皆さんが、芸術文化観光専門職大学(CAT)の見学を目的に来豊される。近年、神戸経済同友会の但馬支部との交流を深めようと相互に訪問。昨年はこちらから鳥取を訪問する

キャンパス見学前に、ミーティングルームで川目俊哉副学長から大学の説明をお聞きする。

冒頭、今年の4期生入学で、全国47都道府県出身の学生が揃った。わずか4年でカバーするのは、それだけ芸術と観光を同時に学べる公立大学として注目されている証と言えます。開学の経緯、全4学年揃った現在の大学の授業、地域課題、企業研修などの現状など、興味深いお話でした。

今年の入試では、学校推薦型、一般選抜など合わせて平均倍率は3.4倍。第一志望率は90%を超える全国でトップを争う。

「地元(豊岡市および但馬)に残ることを希望する学生はどれだけいるでしょうか」との私の質問に対しては、あくまで肌感覚だが「募集する企業などにもよるが、2割弱ぐらいではないか」とのこと。その中にはNPOなど、起業して残りたい学生もいる。

出石で昼食をとった後に、永楽館へ。
皆さん、出石そばを食べに来たことはあるが、永楽館のことはあまり知らない、との方が多かった。ご案内して良かった。秋の永楽館歌舞伎の宣伝をしっかりして、再訪を促させていただきました。

魚の煮付け二皿堪能す

大好物の魚の煮付け。
しかも2種類の煮付けを一度に。
「なんで?」と別に訊かなくても良い質問が口をつく。
「なんか活きのよいのを見つけたから」と妻の返事。

キンメダイ(金目鯛)。
” 目が大きく黄金色に光る。口も大きい。食用。”(「大辞林」より)

その通り!

カサゴ
” 煮付け、唐揚げ、塩焼きなど様々な料理にできる。身がぷりぷり。皮も美味しい。旬は冬から春にかけて。広い海に点在するので市場に出る数は少ない高級魚。”

その通り!

なんとも幸せな夕食となる。
お酒?
もちろん!

McCoy Tyner “Nights of Ballads & Blues”

  1. “Nights of Ballads & Blues” McCoy Tyner (音声)

McCoy Tyner  :p
Steve Davis  :b
Lex Humphries :ds

1. Satin Doll
2. We’ll Be Together Again
3. ‘Round Midnight
4. For Heaven’s Sake
5. Star Eyes
6. Blue Monk
7. Groove Waltz
8. Days Of Wine And Roses

Recorded 1963

タイトル通りのマッコイ・タイナーのトリオ演奏。

バラードと言えば、ジャズ・ファン誰しもが、まずはジョン・コルトレーンの”BALLADS”を思い出すのでは。その演奏は1962年レコーディングされたもので、ピアノはマッコイ・タイナー。

このマッコイ・タイナーの「バラードとブルースの夜」(1963年録音)は、おそらくその延長線上にあるアルバムかも。落ち着いた、味のある演奏が聴ける。

私としては、ジャズピアノ初心者のコピーにはもってこいのアルバムとも言える。
こんな演奏してみたい。頑張るぞ!

こんなの初めて〜カメムシ大量発生

今年の冬は(厳密に言うと昨年の秋から)、カメムシの大量発生に悩まされている。これはどうなんだろう、但馬エリア?関西エリア?全国的に?。

カメムシ退治もために使うガムテープも何本も使い切る。(ペットボトルを使う家庭もありますが)。

写真は、広場のケヤキに群れたカメムシの大群。樹液でも吸うのか?気持ち悪いぐらいビッチリとカメムシの集団が取り憑いている。外のケヤキはまだ良いとして、家の中はもう大変。

翌朝、同じケヤキのカメムシを確認すると、なんと一匹もいない。こうなるとカメムシの習性を一度、キチンと知っておかないといけない。

カメムシは、産卵サイクルやエサを求めて集団で移動することなどにより大量発生します。

カメムシは1年半ほど生き、前年に生まれ、越冬を経て、梅雨の前後(5月下旬〜8月)にかけて産卵します。春から初夏に産卵され、夏の間に成長したカメムシが、秋に成虫として活動を開始します。

また、エサとなるスギやヒノキの実が豊作な年は発生が比較的少ないものの、不作な年はエサを求めて稲田や果樹園周辺に集団で住み着きます。

2023年には、日本全国で気温が高かったことから、卵から順調に成長して成虫になる個体数が増えた可能性があります。農林水産省は21の道府県にカメムシ注意報を発令し、特に目立っているのは「ツヤアオカメムシ」という種類です。

カメムシは昼は日当たりの良い場所でひなたぼっこをすることがあり、外に干した洗濯物はカメムシがつきやすい条件のそろった場所です。カメムシがついていないかよく確かめて取り込みましょう。

カメムシを捕獲する方法としては、布製のガムテープを使ってカメムシの上から覆うように貼り付けて、素早くガムテープを二つ折りにします。そして、三辺の隙間を閉めます。これで、カメムシが臭いを発散しても周囲には漏れることはありません。

【AI調べ】

カメムシは、
集団で移動、寿命は1年半、越冬して梅雨前後に産卵、エサとなるスギ・ヒノキが豊作の年は発生が少ない、2023年は日本全国の平均気温が高く大量に増える、、、、

さて、これからはどうなるのか。

お茶を一服

茶道具を片付けていた妻から「どうですか?」と声が掛かる。

春の庭を眺める。

命の息吹を感じながら。

20年ぶりの但馬稲門会

長らく途絶えていた但馬稲門会の案内をいただいたので出席。
早稲田大学、大学院を卒業し、但馬在住もしくは但馬にご縁のある人が会員となっています。

前回は、当時の豊岡市長(集まった時点では前職)、兵庫県会議員、市議会議員と、なんだか政治家が多かった。あとは、但馬にある企業経営者、学校関係の人たちといったところ。

今回は、さすがに20年ぶりということで皆さんそれぞれ歳を重ね。名簿をみると若手もあるが欠席。残念なのが、女性が一人もいない、ということ。昨年、(なぜか)但馬三田会(慶應義塾大学卒業生)に呼ばれて参加しましたが、女性も結構いらっしゃって華やいだ雰囲気でした。この辺りも早慶の違いなんだろうね。

宴席の最後は、恒例の「紺碧の空」(早稲田大学の応援歌)、そして「都の西北」(早稲田大学校歌)。昔とった杵柄で先輩が、応援団の所作で全員で斉唱。

神宮球場、早慶戦、麻雀、金城庵(天ぷら屋)、村上春樹、早稲田小劇場、学生運動、、、

ああ、なんとも「わせだ」だ。

堤防の草刈り〜昔の風景を保とう

シルバー人材センターにお願いして堤防沿いの草刈り。

昭和50年代に円山川堤防ができるまでは、私の祖父母の家はこの堤防外側(左側)にありました。横向きに写っている内水路の手前側。ちょうど3人が草刈りをしているあたり。
向こうの山並みは何十年経っても懐かしい風景。

国土交通省管轄の円山川堤防。年に2度ほど堤防上部の草刈りは行われるが、その下側は頻度が少なく、もともと鬱蒼とした竹林だったので放っておくとあっという間に竹林に後戻り。堤防から川が見えなくなる。

せめて、昔懐かしの川と山の風景を未来に伝えていきたい。

ついでに、
シェアハウス「江原101」の裏側の堤防下も草刈りをしておこう。