
裏千家茶道では、2月は大炉で茶事の季節。他の流派に大炉はない。
2月に予定していた我が家での大炉茶事が、当日の大雪のため中止。石州流の客人のご所望により(3月に入ってしまいましたが)月遅れの茶事となりました。

大炉の位置は少し変則ではあるが、通常の炉の反対側の畳半畳にある。
大炉は「逆点前」と言って、点前の動作が逆になるので、亭主を務めた陶芸家のM氏もいつにも増して緊張気味。

大炉の大きさは、約1尺4寸4分前後(約43~44cm)とされている。
通常の炉は、1尺4寸(約42.4cm)四方とされていて、寸法的には僅かの差ですが、かなりゆったりとした印象を与える。実際に炭の量も違うし、炉から受ける熱もより暖かく感じる。このわずかの違いを感じるのが茶事の良いところ。

主菓子は「のりこぼし」。
「のりこぼし」は椿のこと。花が丸ごとポトリと落ちる様子を表現した言葉。
椿は散るときに花びらが一枚ずつではなく、花全体がそのまま落ちるため、
それを「こぼれる」と見立てている。
ちょっと調べてみると、
冬〜早春の茶席に登場。茶花としても非常に重要。
武家文化とも縁が深い花
色:赤・白・ピンクなど(椿の花色)
■ 茶席での意味
「のりこぼし」は単なる季節菓子ではなく、
無常観(散る美しさ)、一瞬の美、静かな風情
を表現している。
茶の湯の体験は、知らないことばかり。
「大炉」「のりこぼし」などちょっと調べると「なるほど」と思うことが楽しい。



























