AKI TAKAHASHI plays HYPER BEATLES

AKI TAKAHASHI plays HYPER BEATLES

高橋アキ : piano

  1. 1. Norwegian Wood(P.オリヴェロス)
    2. Golden Slumbers(武満徹)
    3. Michelle(B.モンク・フェルドマン)
    4. Black Bird(P.ノアゴー)
    5. Yesterday(三宅榛名)
    6. Do You Want To Know A Secret(J.テニー)
    7. Because(西村朗)
    8. Happiness Is A Warm Gun(K.ヴォランス)
    9. Julia(B.マーカス)
    10. Let It Be (三輪眞弘)
    11. Give Peace A Change(F.ジェフスキー)
    12. Across The Universe(内藤明美)
    13. Come together & Happiness Is A Warm Gun(K.サーリアホ)
    14. Blue Jay Way(Z.クラウゼ)
    15. AKI 2.2(坂本龍一)
     ※ (     ) 編曲者
  2. Recorded in Oct. 2016

ピアニスト高橋アキの “HYPER BEATLES” の再録音したアルバム。
このブログでもご紹介した1989年〜1992年録音の”HYPER BEATLES”シリーズ

“HYPER BEATLES” 高橋アキ
“HYPER BEATLES 2” 高橋アキ
Norwegian Wood : HYPER MUSIC from Lennon & McCartney 高橋アキ
Let It Be : HYPER MUSIC from Lennon & McCartney 高橋アキ

この4枚のCDは廃盤で入手しにくくなり、その人気に応えるために2016年に再録される。4枚で演奏された楽曲から15曲を選び再演される。

1990年当時、現代音楽の作曲家(世界14カ国、47人)編曲、高橋アキさんの演奏は30年経っても異彩を放ち、とても新鮮です。

おぉ懐かしい!〜ジャズ喫茶マスター 茂串さん

日経新聞 文化欄の記事(2025/1/29付)。

ジャズという文字と顔写真が目に入っただけで「茂串さん?!」とすぐに分かる。
(自分でも凄いね、って内心思ってしまった)

東京・高田馬場にあるジャズ喫茶「イントロ」の記事。「1975年開店して50年」というテーマで記事なっている。これには個人的にとても思い入れがある。

私は、まさに1975年の「イントロ」開店日にお店の一番客として行ったのです。大学の授業の帰りに、早稲田大学から高田馬場の駅に向かってブラブラと歩いて向かっている時に、ふとビルの脇にジャズ喫茶「イントロ」の看板が目に入る。これまで見たことなかったので、ジャズ好きの友人と一緒でもあったので地下に降りて入ってみる。真新しいテーブルと椅子に内装。カウンターの背には多数のジャズ・レコード。居るのは店主の茂串邦明さん。「初めまして。ジャズファンです」なって言いながらコーヒーを頼む。(なんでこんなにはっきりと覚えているんだろうと自分でも不思議だ)

当時は、ジャズレコードを掛けているだけで、昼はコーヒー、夜はウィスキー(サントリーホワイト)の水割りをよく飲んだものでした。ここで聴いたレコードは結構私の心に残っている。ケニー・ドリューとニールス・ペデルセンのデュオ、アート・ペッパー、アメリカ西海岸のジャズなど、なぜかよく覚えている。

記事では、毎夜ジャズ・セッションバーと化し、茂串さん自身もいつしかドラムを叩きだしたとある。ジャムセッションにも「絶対手を抜かない。毎曲命がけ」だそうだ。

できるだけ早い機会にまた「イントロ」に行ってみよう。
茂串さんは私のことはおそらく覚えていらっしゃらないとは思うが、ぜひ、会ってみたくなリました。

Let It Be : HYPER MUSIC from Lennon & McCartney

Let It Be : HYPER MUSIC from Lennon & McCartney

高橋アキ : piano

1 Golden Slumbers  (武満 徹)
2 Misery  (Rashid Kalimullin)
3 Norwegian Wood   (Rashid Kalimullin)
4 Monkey Fingers, Velvet Hand (Come Together & Happiness Is A Warm Gun)(Kaija Saariaho)
5 Blue Jay Way    (Zygmunt Krauze)
6 Love Me Do     (James Tenney)
7 Do You Want To Know A Secret   (James Tenney)
8 Let It Be —Asian Tour   (三輪真弘)
9 Mother Mary Comes To Me (Let It Be)  (柿沼 唯)
10 Snapshot (Hello, Goodbye)  (Maarten Altena)
11 Girl  (Otto Sidharta)
12 George Took The Wrong Plane (Within You Without You)
(Jan Rokus Van Roosendael)
13 I Will  (谷川賢作)
14 Yesterday   (Johannes Fritsch)
15 Aki 2.2  (坂本龍一

1992年に録音されたシリーズ最後、4枚目のアルバム。

いずれにせよ高橋アキさんの人望と、彼女に寄せられた厚い信頼によって実にCD四枚分の優しい音楽が生まれたことに感謝したい。もう一度繰り返すが、素晴らしい演奏こそが感動を呼びおこすのである。この中の何曲もがいずれたくさんの人々によって愛され、また弾かれる日がやって来るだろう。
「ビートルズと高橋アキに対する愛情に溢れた秀れた新しい作品群」原田節
ライナーノートより)

本当にそう思う。高橋アキさんという現代音楽に精通したピアニスト。私は現代音楽の作曲家をほとんど知らない。世界14か国・47人の現代作曲家が、高橋アキさんおオファーに応えてこれだけの個性豊かな作品(編曲)が寄せられるのだから、高橋アキさんの音楽家としての実力と音楽仲間同士の信頼は推して知るべし。

僕が初めてビートルズにみちびかれたのは、ある朝、家の庭で立話をしていた際に、武満徹さんがビートルズのメロディーと和音の美しさをなにか茫然としたような面持でいわれた時からだ。 (中略)
高橋アキさんのピアノは、あれからの武満さんの生涯の時の奥行きをしっかりと受けとめさせるので、僕の感動は複雑な翳りをもおびる。ここにおさめられたすべての曲に、それぞれの作曲家の、ビートルズ経験にかさねて、かれらのいちいちの生涯がきらめくようではないか?それがアキさんのピアノ演奏の特質だと思う。
「地下を流れるビートルズの川」大江健三郎 ライナーノートより)

得られる音源があれば紹介したいのですが(私が持っているCDから、なんらかの方法でアップも可能かもしれないけれど)、CDは廃盤、YouTube musicにもない。(再録盤はあり)

欧米でも高い評価を受け、廃盤後も根強いファンからのリクエストもあり、2016年に再録音されたアルバムがリリースされていルので、そちらも紹介していきたいと思います。

幼い頃からビートルズが大好きで、ギター弾き語りでカセットテープ(当時)に録音したり。そんなビートルズを今、高橋アキのピアノ演奏を聴いて楽しんでいる。
音楽っていいですね。

Norwegian Wood : HYPER MUSIC from Lennon & McCartney  高橋アキ

Norwegian Wood : HYPER MUSIC from Lennon & McCartney

高橋アキ  :  piano

1 Monk's Intermezzo (I Want You)  (Guy Klucevsek)
2 I Want You (She's So Heavy)   (Jarosław Kapuściński)
3 Happiness Is A Warm Gun     (Kevin Volans)
4 Across The Universe            (内藤明美)
5 Eight Days A Week Variation (Eight Day A Week) (Christian Wolff)
6 Because        (西村朗)
7 Rain 'n' Revolution (Rain & Revolution)  (John King)
8 Julia      (Bunita Marcus)
9 Subliminal Hey J. (Hey Jude)  (湯浅譲二)
10 Two Of Us  (Michael Finnissy)
11 Norwegian Wood    (三枝成彰)
12 Yeah,Yeah,Yeah (She Loves You)  (Lois V. Vierk)

(     )内は編曲者

HYPER BEATLESシリーズの3枚目”Norwegian Wood”。

高橋アキさんは、1枚目のリリース後も、海外でのコンサートや現代音楽祭などの機会に、旧知の現代音楽作曲家などに精力的にビートルズの曲の編曲を依頼。すでに1枚目を聴き、このプロジェクトに注目している作曲家もいる。

バラエティに富んだ現代音楽家によるビートルズの編曲集。ピアノで1台で演奏することが前提で編曲されているが、それを演奏する高橋アキの演奏も驚異というしかない。

ビートルズの曲をカバーしたBGM的な演奏とはわけが違う。むしろ、ビートルズに触発されて、作曲したと言っても良い独創的な曲ばかりです。

“HYPER BEATLES 2” 高橋アキ

"HYPER BEATLES 2"

高橋アキ : piano

1 Norwegian Wood   (Pauline Oliveros
2 Light Of A Night — [Paul Meets Bird] (Black Bird)  (Per Nørgård
3 Edujyeh Boogie For Piano (Hey Jude)  (池辺晋一郎
4 From Eleanor Rigby (Eleanor Rigby)  (Alvin Curran
5 Get Back   (Sukhi Kang=姜 碩煕)
6 All My Loving Resounded (All My Loving)  (藤枝 守
7 Nothing Is Real (Strawberry Fields Forever)  (Alvin Lucier
8 A Day In The Life  (Tan Dun=譚盾)
9 She’s Leaving Home  (高橋鮎生
10 Mikhachelle (Michelle)  (Yvar Mikhashoff
11 When I’m Eighty-Four (When I’m Sixty-Four)  (Walter Zimmermann
12 The Walrus In Memorium (I’m The Walrus)    (Terry Riley

(   )内は編曲者

ビートルズの曲を編曲して演奏することは、我々の時代の”真の”クラシックをいまのクラシック前衛音楽界に知らせる最初のステップかも知れない。
高橋鮎生:ギタリスト、ロック、コンポーザー) ライナーノートより

この『ハイパー・ビートルズ』第2集では、前回の第1集にくらべて音楽的にもますますヴァラエティに富んできたようだ。
(中略)
それぞれの作曲家がかれら独自の考え方やスタイルで、ビートルズに取り組んでいるのがなんとも楽しい。
高橋アキ プログラム・ノート より)

高橋鮎生さん(高橋アキさんの甥=ピアニスト高橋悠治の息子)。の指摘は、ロックの曲のベースとドラムのパートをとって、ギターや歌をヴァイオリンに移すとクラシック系現代音楽の曲になると、自己体験に基づいている。

ご本人の高橋アキさんの演奏からは、全く異なったスタイルの現代音楽が聴こえてくる。慣れ親しんだビートルズの曲が、こんなにも生まれ変わるのはとても新鮮。

1 Norweigian Woodは、左手は低音のドとソの持続音が鳴り響きながら、右手で単音でメロディが始まり、和音を重ねながら複雑になっていく。

7 Nothing Is Real (Strawberry Fields Forever)では、ペダルを踏みっぱなしでフレーズごとにゆっくりと進んでいく。曲の後半は録音したピアノ演奏をティポットの中の小さなスピーカーで再生すると言うまさに前衛。編曲をしたアルヴィン・ルシエから、演奏用としてわざわざ景徳鎮のティポットが贈られたそうだ。

11 When I’m Eighty-Four (When I’m Sixty-Four)は、原曲64才を84才にして編曲。オリジナルから20年以上経っているからという理由で、演奏のバックでは、1、2、3、、、と、日本語で84までの数を小さく囁く。

12 The Walrus In Memorium (I’m The Walrus)は、ミニマル・ミュージックの代表的な作曲家テリー・ライリーの編曲。(現在、日本在住)。原曲の最後では、延々とピッチが上がっていくところをピアノの鍵盤で表現しているところが面白い。

廃盤で購入できない(オークションはあり)、Apple MusicやYouTubeで探しても出てこない、で演奏を紹介できないのがなんとも残念。

さあ、次は3枚目を紹介します。

“HYPER BEATLES” 高橋アキ

HYPER BEATLES

高橋アキ : piano

1 I. Here, There & Everywhere
2 II. Blackbird
3 III. Hide & Seek In “Norwegian Wood (This Bird Has Flown)”
4 IV. Here Comes Lucy (Here Comes The Sun) (1-4 Raphael Mostel
5 Yesterday (三宅榛名
6 When I’m Sixty-Four (Alvin Curran
7 Something (羽田健太郎
8 The Beatles 1962-1970 (John Cage
9 Michelle (Barbara Monk-Feldman
10 And I Love … (And I Love Her) (松平頼暁
11 She Said She Said (Carl Stone
12 The Fool On The Hill I  (井上 鑑
13 The Fool On The Hill II  (井上 鑑)
14 Goddess Of Liberty—”You’ve Got To Hide Your Love Away”( Peter Garland
15 Short Fantasy On “Give Peace A Chance”  (Frederic Rzewski

(   )内は編曲者。

ピアニスト高橋アキさん、1989年〜1992年に企画し、自ら演奏したの異色のアルバム。シリーズでCD4枚をリリース。その最初の1枚がこの “HYPER BEATLES”。1990年代に購入した愛聴盤。これを一言で解説するのは困難なので、ライナーノートで高橋アキさんが語っているところを抜粋します。

「ビートルズの作品の中から、あなたの好きな1曲を選んでアレンジをしてください」という呼び掛けに答えて、多くの作曲家が私のために曲を作って送ってくれた。1989年上旬から少しずつ進行しはじめたこの企画は、まだ続行中であり、次は誰からどんな曲が届くのかと楽しみな毎日である。

「今、私がなぜビートルズを弾くのか」という躊躇や不安が、正直言って企画の段階では、私自身の中に全くなかったわけではない。しかも依頼する作曲家たちのほとんどは、現代音楽畑の私の友人たちである。

ところが皆二つ返事で引き受けてくれたばかりか、ビートルズに同時代の音楽として親近感を持ち、とても詳しく知っているのには驚かされたものだった。そして次々と送られてくる作品を弾いていくうちに、それらの躊躇や不安もすっかり消え、今では私自身さらに積極的にこの冒険を楽しむように変わってきている。

(「プログラム・ノートに変えて」高橋アキ) CDライナーノートより

高橋アキさんが、友人知人の現代音楽にビートルズの好きな楽曲を選び編曲を依頼し、それに応えて送られてきた楽譜を高橋アキさん自らピアノ演奏する。

ジョン・ケージをはじめ、国内外で活躍する現代音楽の先鋭作曲者というのが凄い。それぞれの感性とアイデアが飛び抜けていてバラエティにとんでいるのが面白い。唯一無二のアルバムと言える。

現在、このシリーズのCDは廃盤でなかなか手に入らない。そんな訳で2016年に新たに高橋アキさんが演奏、録音した”HYPER BEATLES”シリーズがリリースされている。そちらも、またここで紹介します。

“HYPER BEATLES” by 高橋アキ(ピアノ)

アルバム「HYPER BEATLES」 シリーズ by 高橋アキ(ピアノ)

今年はビートルズにチャレンジしてみようか(な)。

昨年のピアノ演奏チャレンジは”Someday My Prince Will Come”(いつか王子様が)。
恐れ多くもビル・エバンスの名演をコピーして(と言っても音数減らして若干シンプルに)。
ビル・エバンスばかり聴きながら、下手なりに楽しみ、苦しみながらの1年だった。

今年はガラリと志向を変えて、慣れ親しんだ大好きなビートルズから選曲してチャレンジしてみようかな、と思う。(確定ではないけれど)

ビートルズの曲は、無数のアーティストによって演奏されている。

クールな編曲による演奏となると、思いついたのがこの
ピアニスト高橋アキの「HYPER BEATLES」シリーズ。

高橋アキさんが、世界14か国・47人の現代作曲家たちに好きなビートルズ作品の編曲/リメイクを委嘱し、自らが演奏しているユニークなアルバム。1989年〜1992年にCD4枚を完成。

私が知っている音楽家では、武満徹、クセナキス、ジョン・ケージ、テリー・ライリーなどの名前もある。坂本龍一もある。

ライナーノートを見直すと谷川賢作という名前がある。
どこかで聞いた名前?調べると、城崎温泉の小林屋さんの新装オープンのイベントで演奏を聴き、お話をしたことがありました。

発売当時に購入した私の愛聴CD。
(と、言いつつしばらく聴いていなかったので懐かしいけど新鮮だ)
後日に1枚、1枚、紹介していきますね。

Oregon “Beyond Words”

Oregon “Beyond Words”

Paul McCandless : bass clarinet, english horn, oboe, soprano sax
Ralph Towner : guitar, piano, synthesizer
Glen Moore : double bass

1 Rewind
2 Ecotopia
3 Green And Golden
4 Pepé Linque
5 Les Douzilles
6 The Silence Of A Candle
7 Sicilian Walk
8 Leather Cats
9 Witchi-Tai-To
10 Silver Suite I
11 Silver Suitte II
12 Silver Suite III

Recorded Mar. 20- 23,1995

オレゴン1995年リリースのアルバム。
オレゴンは大好きでCDも何枚か持っているが、
この”Beyond Words”は、初めて聴く。

注目は 6 The Silence Of A Candle だ。
オレゴンの演奏で一番聴いた曲であり、アルバム”In Concert”では、コリン・ウォルコットのシタールが加わり、なんとも抒情的な雰囲気を醸し出している。学生時代に見た唐十郎の状況劇場(赤テント)の芝居でも使われていて、演劇のシーンまで浮かんでくる。

このアルバムでは、ポール・マッキャンドルがイングリッシュ・ホーン、ラルフ・タウナーがピアノ、グレン・ムーアがベースを演奏している。

シタールとピアノの聴き比べてみるのも面白い。

The Silence Of A Candle  “In Concert”   sitar

The Silence Of A Candle “Beyond Words”  piano

どっちが好き?

Christmas Jazz Concert in Tajima Airport

恒例となった但馬空港でのクリスマス・コンサート。
出演は、地元で活躍するNandee(Vocal)。鳥取で活躍されている菊池ひみこさん。二人は以前、東京で演奏活動され、それぞれ豊岡と鳥取に移住。大好きなジャズウーマンです。
井上拓美(trumpet)、國清晃生(bass)、中祖真宇理(drums)は、鳥取大学のジャズ研。今夏、アメリカ・デトロイトジャズフェスティバルで演奏。

周囲の山は白く雪が積もる寒い日。
でも、但馬空港ホールは、熱い演奏で盛り上がりました。

ホームコンサート2024

今年は “Someday My Prince Will Come”。
ビル・エバンスに挑戦。
とんでもないチャレンジングな選曲だったけど、「テーマ」→「アドリブ」2コーラス→「テーマ」で弾き終える。アドリブパートはシンプル(音を減らして)にアレンジしてなんとか、なんとか。(ピアノ先生のお導きのお陰。大感謝!)

N夫妻、Tくん、妻、CAT学生、O氏、そしてN先生とM先生夫妻、Birthday Songもありました。

写真が少ないのと、超プライベートなので解説なしですみません。