Tetsuro Kawashima “True Eyes”

Tetsuro Kawashima “True Eyes”

Tetsuro Kawashima : ts, ss
Eddie Gomez : b
Billy Hart : ds

  1. Byaku-Ya
  2. Larme
  3. To-Jim-Bo
  4. True Eyes
  5. Seven
  6. In Other Words
  7. My Soul
  8. Sphinx
  9. 見上げてごらん夜の星を

Recorded on Feb.10&11,2002 in NY

「ジャケ買い」してもおかしくないインパクトのあるジャケット。

このCDとの出会いは、もう20年ぐらい前になるが、ピアノ山下洋輔さんの倉敷ライブの後に、山下さん達と立ち寄ったジャズバーで流れていたのがこのCD。このCDの録音が2002年なので、その直後ぐらいか。それまで、うかつにもサックスプレイヤーの川嶋哲郎さんを知らなかったので、強烈な印象でした。

1〜8までは、川嶋哲郎のオリジナル曲。エディ・ゴメス(p)、ビリー・ハート(ds)との共演。同時多発テロから半年も経たないニューヨークでの録音。いろいろと想像しながら聴くとその時代が浮かんできそうだ。

圧巻はなんと言っても「9.見上げてごらん夜の星を」。ともかく聴いて欲しい曲。

George Winston “Autumn”

George Winston “Autumn”
George Winston : p
1.Colors/Dance
2.Woods
3.Longing/Love
4.Road
5.Moon
6.Sea
7.Stars
Recorded on Jun.,1980

今は初夏。秋ではないけどこれ。

埋蔵金、ならず埋蔵盤の発掘をしている最中。ここ10年ぐらいは、インターネットでダウンロードした曲(Apple Music)で聴くことがほとんど。CDを購入することもなくなった。ただ、それ以前に買い求めたCDが数百枚はあるので、それを復活させねば。WALKMANに入れる作業の中で久しぶりに聴くジョージ・ウィンストンだ。

3.Longing/Loveは、TV番組テーマやCM音楽として頻繁に使われた。涼しさと懐かしさが微妙に入り混じって心地よい演奏だ。

懐かしのウォークマン

NW-ZX500シリーズ

“WALKMAN”。懐かしい響きだ。

1976年の学生時代、私の”アメリカひとり旅”のお供は、ソニーの小型カセットプレーヤー。最小と言っても録音機能付きだから、まだ結構重い。でも、それ以上に移動しながら音楽を聴くことが重要だった。長距離バスのグレーハウンドバスに乗りながら1日中聴いていた。お気に入りはニール・ヤングだった。

1979年に”ウォークマン”が発売。録音機能なしでプレーに特化して極小化した。イヤホンで聴く。その後の音楽好きの若者の生活スタイルを変えるぐらいのインパクトがあった。

なかなか、本題に行かない。(^ ^;;。ともかく、以来、歴代ウォークマン、そしてiPod(こちらも革命的だ)、iPhoneと続き、今は、iPhoneとWALKMANの併用。

この数年はもっぱらApple Musicで曲をダウンロードしてiPhoneで聴くのがメインだったが、以前から持っているCDの曲と併存できない。(どうもこれが上手くいかない。2年前にトライして、操作ミスでそれまでの曲(1000曲以上)が一瞬に消滅。地獄を経験した。

という経緯で、止むを得ずウォークマンにCD曲を入れる。しかし、怪我の巧妙というか、音楽専用としてbluetoothでスピーカーから流すのも、マルチのiPhoneと違って、どこか落ち着いて聴ける(気がする)。

好きな曲、この時、この場所であの曲を、といろんなシーンを想像しながらどのように併用するか、あれこれ考えながら使ってます。(このこと自体を楽しんでいるかも)

Bill Evans “ALONE”

Bill Evans “ALONE”

Bill Evans : p

  1. Here’s That Rainy Day
  2. Time for Love
  3. Midnight Mood
  4. On a Clear Day (You Can See Forever)
  5. Never Let Me Go
  6. Medley: All the Things You Are/Midnight Mood
  7. Time for Love

Recorded in 1968

ビル・エヴァンスのソロピアノ演奏。エヴァンスのソロというと、多重録音の
“Conversations with Myself”(1963年録音)をよく聴いた。ソロをとるピアノ、バックをつけるピアノ、どちらもエヴァンス。なかなかスィングしているから面白い。

この”ALONE”は、それから5年後の演奏。正真正銘のソロ。スィングというよりも、滑らかな演奏が印象的だ。緊張感に心地良さを求めるなら前者。ゆったりと落ちついた気分を求めるなら後者。

ビル・エヴァンスの両手目一杯のピアノ演奏は、メロディー、ハーモニー、リズムと完璧だ。

Eric Dolphy “Outward Bound”

Eric Dolphy “Outward Bound”

Eric Dolphy : flute, bass clarinet, alto saxophone
Freddie Hubbard : trumpet
Jaki Byard : piano
George Tucker : bass
Roy Haynes : drums

1.G.W.
2. On Green Dolphin Street
3. Les
4. 245
5. Glad to Be Unhappy
6. Miss Toni

Recorded on Apr.1,1960

エリック・ドルフィーの初リーダー作。1曲目の”G.W.”でいきなりドルフィーの「馬のいななき」が入る。独特のフレーズと響き、ドルフィーの演奏スタイルである。

チャーリー・パーカーの本流派のサックススタイルを持ちながら、フリージャズも感じさせるところがドルフィーの真骨頂であり、人気の秘密だろう。ジャズのスタンダード曲 “On Green Dolphin Street”の演奏で確認できる。

Michel Petrucciani “Conversation”

Michel Petrucciani “Conversation”

Michel Petrucciani : p
Tony Petrucciani : g

1.Summertime
2. Sometime Ago
3. All The Things You Are
4. My Funny Valentine
5. Nuages
6. Nardis
7. Michel’s Blues
8. Someday My Prince Will Come
9. Billie’s Bounce
10.Satin Doll

演奏者リストからわかるように、ミッシェル・ペトルチアーニと父・トニーとのピアノとギターのデュオ。それを知った上で改めてジャケットを見ると、何かジーンと来るものがありますね。

演奏も交互にソロをとり、バックにまわってリズムを刻む。お互いプロ同士の親子のデュオってどんな気持ち何だろう。一音、一音に何を感じ、どう応えるのか。また違うアドリブの掛け合いがあるのだろう。

Bill Evans “Bill Evans at Town Hall”

Bill Evans “Bill Evans at Town Hall”

Bill Evans : p
Chuck Israels : b
Arnold Wise : ds

1. Should Care
2. Spring Is Here 
3. Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)
4. Make Someone Happy
5. In Memory of His Father Harry L. Evans
6. Beautiful Love
7. My Foolish Heart
8. One for Helen

Recorded on Feb. 21,1966

ビル・エバンスのアルバムは、このブログでも何枚も取り上げた。
“EXPLORATIONS” “UNDERCURRENT” “PORTRAIT IN JAZZ” 
“WALTZ FOR DEBBY” “CONVERSATIONS WITH MYSELF” 
“CROSSCURRENTS” “SUNDAY AT THE VILLAGE VANGUARD”

この “At Town Hall” は、ビレッジ・ヴァンガードでのライブやスタジオ録音とはまた違ったビル・エバンスの演奏が聴ける。ライブハウスのリラックスしたノリでもなく、またスタジオのクールな演奏とも違う。

ニューヨークのタウンホール(1500席)という大ホールでのコンサート。録音されている拍手を聞くとクラシックの感覚の聴衆だろうか。トリオもアドリブが控えめ(?)な感じで、曲の構成を意識した演奏のように聴こえる。異なったアドリブの緊張感が伝わってくる。

ここでのビル・エバンスもなかなか快調な演奏で素晴らしい。

Weather Report “DOMINO THEORY”

Weather Report “DOMINO THEORY”

Joe Zawinul : keyboards, synths, producer
Wayne Shorter : soprano & tenor saxophones
Victor Bailey: bass
Omar Hakim : drums
José Rossy : percussion
Carl Anderson : vocals (1)

  1. Can It Be Done (3:58)
  2. Db Waltz (11:10)
  3. The Peasant (8:13)
  4. Predator (5:21)
  5. Blue Sound Note 3 (5:59)
  6. Swamp Cabbage (5:19)
  7. Domino Theory (4:47)

Released in 1984

ジャコ後。(1982年脱退、1987年没)

ジャコ中心に考えてはいけないけど、“Heavy Weather”“8:30” でのジャコの存在はあまりにも大きい。あのベースは一世を風靡する。ベース奏法を変えてしまうぐらいの衝撃的なものだった。

ここでは、ビクター・ベイリーがそれに負けじと素晴らしいベースを奏でる。オマー・はキムのドラミングが冴えている。

全体として、ジョー・ザビヌルの曲、アレンジが支配している。やはり、ザビヌルの曲想とウェイン・ショーターのサックスの音色が、入り混じって展開されるのがウェザー・リポートなんだと再確認。

Keith Jarrett “SOMEWHERE BEFORE”

Keith Jarrett “SOMEWHERE BEFORE”

Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)
Paul Motian (dr)

1. My Back Pages
2. Pretty Ballad
3. Moving Soon
4. Somewhere Before
5. New Rag
6. A Moment For Tears
7. Pouts’ Over (And The Day’s Not Through)
8. Dedicated To You
9. Old Rag

Recorded on Aug. 30 & 31, 1968

1曲目、ボブ・ディランの曲 ”My Back Pages”。
何百回聴いたことだろう。

この曲が流れるといろんな光景とその時のエピソードが頭をよぎる。それは、学生時代にまでさかのぼる。My Back Pagesを聴きながら、将来の進路を考えたり、結婚を考えたり。友人と語り飲み明かした夜。人生の節目、節目には、必ずこの曲を聴いた。

ぜひ、聴いて欲しい”My Back Pages”。

キース・ジャレットはその後のソロ・コンサートとトリオで一世風靡。これはそれ以前の演奏。どこか明るくおおらかな演奏がいい。2曲目”Pretty ballad”、8曲目”Dedicated ToYou”のバラードも素晴らしい。

Bill Evans “NIRVANA”

Bill Evans “NIRVANA”


Herbie Mann : fl
Bill Evans : p
Chuck Israels : b
Paul Motian : ds

  1. Nirvana
  2. Gymnopedie
  3. I Love You
  4. Willow Weep For Me
  5. Lover Man
  6. Cashmere

Recorded on Dec. 8, 1961& May. 4, 1962

ビル・エヴァンスのアルバムの中でもこれはマイナーな部類にはいるだろう。実際に、学生時代に古レコード屋さんで中古盤を買い漁っていた頃に、偶然に見つけて買ったのがこのアルバム。

全曲、静かな演奏が続く。ビル・エヴァンスのここまで抑えた演奏というのは珍しい。ニルヴァーナとは「涅槃」。悟りの境地の演奏ということか。

悪い意味ではなく、このアルバムは心地よく聴き流しができる。静かに考えたり、脱力しながら、暫しボーッと空想に耽ける時など、このアルバムが登場する。一度、聴いてみてください。