本場のキムチを戴く

年末に韓国からキムチが届きました。
昨年6月に韓国ソウルを訪問した時の現地ガイドをお願いした崔さんからです。

このキムチを漬けながら、キムチについて記述したというメールを送っていただく。
要約するとこんなことが書いてあります。

昔の農耕時代は保存食であった。
韓国の南北で気温差があるので漬ける時期が異なること。
お寺では信者が集まって昆布と出汁で漬ける。
キムジャン(1年分のキムチを漬ける行事。韓国の伝統文化)は最優先の行事。

昔の農耕時代には新鮮な野菜を長く保管することができず、韓国人はキムチというものを作って長く保管しながら食べるようになりました.
キムチを漬ける時期は各地方の温度の差によって変わるので
11月末頃(寒い地方のソウルの近くの方 )~12月中旬まで(暖かい南部地方 )
この時に作るキムチは一年中で一番おいしいキムチなのでキムチ冷蔵庫が開発されました。

一年中たべるものなので普段のキムチよりおいしくて良い材料を使って漬けます。ちなみに韓国のお寺では訪問する信徒たちのために1年間食べるキムチを漬ける時、信者たちが奉仕で集まります。 お寺で食べるキムチは塩辛を使わずに果物と昆布で出汁を出してキムチを漬けます。

キムジャンの時期になると主婦の間の安否の挨拶がキムジャンしましたか?!または今週のキムジャンをしなければならないから . . . というと、集まりの日付を変更したり、不参加を理解してくれます~

一般的な家庭では家族が日付を相談して集まって一緒に漬けた後に分けて持って行ったり、実家の母親がたくさん漬けて他地方と外国にいる子供たちに送ってくれたりします。

私の家庭で普段好んで食べる味を基準に漬けてあるのでお口に合うか心配ですが 材料はすべて韓国産でレシピも参考にお送りします。

「崔さんからのメール」から抜粋

ソウルでの案内もそうだったのですが、心のこもった丁寧な対応には頭が下がります。年末にまさか本場のご自分の家で食べる特製のキムチをいただくとは、感謝感激です。

いろんな食べ方がありますが「キムチ鍋」でいただくことにしました。

まずはキムチそのものをいただく。口に入れた瞬間はちょっと辛い味ですが、噛むごとにいろんな具材の味が口に広がり、飲み込んだ後には甘さが口の中を巡る。本物だ。

豚肉と牡蠣を準備して、キムチ鍋をいただく。
韓国の食文化を想い、崔さんを思い出しながら超美味なキムチの夜となりました。

“本場のキムチを戴く” への2件の返信

  1. おいしく召し上がったとおっしゃってくださって嬉しいです。
    キムジャンを作った日は、苦労した家族のために豚肉をゆでて
    ゆで肉を作り、キムチと一緒にお酒を飲みながら疲れを癒しながら、今年漬けたキムチの話を交わします。
    夏には半年近く経って酸っぱくなったキムチを冷たいそうめんにトッピングして食べると格別です~

    1. 崔さんですね。
      キムジャンのお話をありがとうございます。
      キムチの美味しかった味は今でも口の中に残っています。
      酸っぱくなったキムチを夏のそうめんに、とはグッドアイデアです。旨さが想像できます。

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