
ゲッケイジュ(クスノキ科)
「月の桂の樹」は中国の伝説に因む。月のウサギのもちつきは、中国では巨大な桂(けい=モクセイ)の樹を切る男に見立てられた。明治時代にこの木がヨーロッパから導入された折、香りの連想から、その名をあてる。葉はハーブのベイリーフ。古代ギリシャではその森へのレースで折り帰った枝を勝利の冠にした。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著

もう何年になるだろう?
イタリア料理を学ぶイタリア旅に行った妻とご一緒人から頂いた月桂樹だから、もう20年以上経つ。ゆっくりと育つ(我が家では)のであまり目立たないけど、その初々しい緑の葉が美しい。その周りを囲む紅い葉はブルーベリー。