植えた覚えはないけれど〜アジュガ

ジュウニヒトエ(シソ科)
豊かなイメージが楽しい。花がなければ、なぜこんな小草が「十二単」なのか。見当つきにくい。花穂は長さ5センチ前後だが、1センチほどの花を重ねる美しさと合わせて、たとえられたのだろう。本草学者小野蘭山は、漢名の夏枯草をあて、夏に新旧の葉が相代わる様からとみた。アジュガは同属の園芸種。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著

日本名「セイヨウジュウニヒトエ」の園芸種となるのだろう。調べると「アジュガ」との名前も出てくるが、益々(私にとっては)馴染みのない名前 (^ ^;;

広場フェンス下の雑草の中で見つけたのだが、ハーブの苗か何かと混じり合ってここに生息していたのでしょうか。

桜の記録(1)〜国府の堤防沿い

国府(豊岡市日高町)の円山川堤防の桜並木が満開だ。
かつて(最近は自宅裏の円山川堤防沿い)のウォーキングコース。

堤防から一段下がった盛り土の場所にも桜を植えてある。
並列の桜並木も珍しい。

ウォーキングの最中に立ち止まって何度か写真撮ったスポット。
逆光の夕日に照らされたサクラの向こうには大岡山。

ウォークングの後半ゴールに差し掛かる。
西の山並みに陽が沈みかける。
お気に入りの風景。

広場でツクシ発見

ツクシ(トクサ科)
スギナの胞子をつけた茎。いわば花とその枝にあたる。「ツクシ誰の子スギナの子」と囃されるが、実態は逆。ツクシがスギナの生殖器官で親といえよう。スギナは古生代のシダ植物、藘木に関連が深い。生きた化石である。『源氏物語』に「つくづくし」の名が載る。突き伸びる意の「突く突くし」が語源か。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

昨年も生えていたのかも知れないけど、気が付かなかった広場のツクシ。

この3年間は、草刈りをマメに行い、地面を這う植物に植生を変えようとしてきた。
今年はその成果を見たいと思っていた矢先に、このツクシを発見。

ゲッケイジュ〜毎日眺めているんだけど

ゲッケイジュ(クスノキ科)
「月の桂の樹」は中国の伝説に因む。月のウサギのもちつきは、中国では巨大な桂(けい=モクセイ)の樹を切る男に見立てられた。明治時代にこの木がヨーロッパから導入された折、香りの連想から、その名をあてる。葉はハーブのベイリーフ。古代ギリシャではその森へのレースで折り帰った枝を勝利の冠にした。
花おりおり その二』 湯浅浩史・著

もう何年になるだろう?
イタリア料理を学ぶイタリア旅に行った妻とご一緒人から頂いた月桂樹だから、もう20年以上経つ。ゆっくりと育つ(我が家では)のであまり目立たないけど、その初々しい緑の葉が美しい。その周りを囲む紅い葉はブルーベリー。

ユズ〜やっとやっとユズの実

ユズ(ミカン科)
柑橘で、ユズはひときわ香り立つ。中身は酸味が強く食べられない。それでも重宝されるのは、ひとえにその香りゆえ。冬至には柚子湯に入る。冬至を「湯治」、ユズを「融通」にかけ、健康に世を渡る、というごろ合わせという。一方、中国では、冬至は太陽が運行する黄道の起点。黄色で邪を祓う俗信の影響か。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

6年前に植えたユズの木。
路地塀の脇の陽があまり当たらない場所だったこともあり、今年初めて、ユズ発見となった。同じタイミングで広場に植えたナツミカンとハッサクの苗は、うっかりと草刈り機の刃が触れてダメになってしまったいたから、嬉しさひとしお。

そうそう冬至はすぐにやってくるぞ。

チランジア・イオナンタってなんだ?

チランジア・イオナンタ (Tillandsia ionantha)(パイナップル科)
チランジア・イオナンタはメキシコ、グアテマラ原産。その地域の多様な生態系の中で生育。土に植えなくても育つためエアープランツと呼ばれている。細葉で銀灰色の鱗片をもち全体に白っぽい姿。開花期には中心が赤色になり、舌状をした紫色の花弁が咲く。
(「PictureThis」「m-plant」参照)

K花屋さんに寄った時にレジ横で発見。紅と紫の組み合わせに目が取られ、思わず購入。
確かに舌状の紫の花弁がある。

エアプラントは知ってたけど、実際に家で育てるのは初めて。水遣りの加減などわからない。持っていたクラフト細工のガラスの入れ物にぴったり。

こんな感じで細長くて小さい棚で育ててみよう。

ガジュマル〜なんか力を与えてくれる

亜熱帯の奇木。古木は気根が滝のように垂れ、地面に達すると太り、幹化する。細い気根は風にそよぐ。常緑のイチジク属で、「果実」は直径1センチと小さいながらイチジク状。変わった名はベトナム語に由来するとの説も。沖縄ではノロ(巫女)が枝葉を毎月の朔(ついたち)と十五日に祖神や火の神に手向ける。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著

鉢に収まるこのガジュマルを見ても奇木であることには違いない。
気根は地面から空気中に出る根。機能は給水、保水、呼吸などがあるようだが、ガジュマルは給水との解説があるが、垂れ下がっていないのでどれくらい吸っているのだろう?

先月までは、3階の日当たりの良い床に置いていたが、今は書斎の窓辺に移動。
イキイキとした空気を感じる。

BOSE🎵〜とガジュマルは相性が良さそう。

フシネキンエノコロ〜なんだか難しいもの知ってしまった

広場の雑草群の真ん中に1本だけ、真っ赤な「モノ」を発見。
夏のこの時期、花の少ない庭が寂しい、つい広場に草花を観察する目が行くこの頃。
緑に覆われた地面の中に、これだけ鮮やかな赤は目立つ。

Picture Thisで検索すると「フシネキンエノコロ」とでる。
また、なんとも聞いたことのない名前。(合ってるんだろうか?)

フシネキンエノコロはアメリカ全域に広く分布している植物で、原産地であるアメリカだけでなく、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニアの様々な地域にも導入されています。定期的に栽培されることもありますが、原産地外の特定の地域、特に地中海地域、南アメリカ、カリブ海地域では競争力があると考えられることもあります。そのため、地元の生態系に影響を与える可能性があります。しかし、その栽培の広がりや生息地への影響は世界的に見て異なります。
(Picture Thisより)

イネ科、帰化植物、多年草。花期は夏〜晩夏。節ごとにくの字に屈曲しているということも判った。

でも、赤い茎?葉?の解説、写真は見当たらない。
どうやら突然変異なのだろうか。