ハンガーに夢もかけて〜日経新聞「文化欄」記事

日本経済新聞(2024/03/04付)の終面「文化欄」で紹介していただきました。

日本のハンガー・コレクターの第一人者である天野豊久氏へのインタビュー。19〜20世紀初頭に誕生した欧米のハンガーを収集。これらアンティーク・ハンガーを通して当時の産業革命や市民革命による人々の生活の変化をハンガーを通して考察しているのが興味深い。

天野氏との出会いが面白い。

このブログ【KOH’s VIEW】の始めたのが2005年。
当時、ハンガー関連の記事も断続的にアップ。関心のある方からのコメントをいただいたり、逆に私がインターネットで「ハンガー」で検索して様々な情報得ていました。

そんな中で、アンティーク・ハンガー収集の天野さんのwebサイト(当時のまま)を発見。同時に天野さんもハンガー・メーカーである弊社のホームページを閲覧しながら、私のこのブログ【KOH’s VIEW】もチェックされていました。

「いつかきっと実際にお会いすることも」と予感していたところに、天野氏からメールをいただき実際にお会いする。2009年には、天野氏の収集されたアンティーク・ハンガーを「カンブリアン・ハンガー展」という企画で弊社の東京青山ショールームで開催。
「カンブリアン・ハンガーを語る天野氏」
ハンガーが取り持つご縁で、食事しながらハンガー談義。友好関係が今日まで続く。

昨年、天野氏からこのアンティーク・ハンガーを全て寄贈いただき現在は弊社の本社に保管。近い将来、世界のハンガー資料館(仮称)として展示公開して行きたいと計画中です。

ハンガーを介した天野氏とのご縁で、フランスのハンガー蒐集家ダニエル・ローゼンストローチ氏の来日時にお会いしたり、今回日経新聞の記事でお互いの交流を知っていただくことができるのも嬉しい限り。

「服かけ」は「夢も、願いも、福もかける」。

こんなハンガー作ってみました〜猫ハンガー

ちゃんとそう見えますでしょうか?

2月22日は猫の日。(だ、そうです)
ニャン、ニャン、ニャン。

ということで猫のハンガー作ってみました。

2月22日は猫の日ということで、「洋服が好き、猫も好き」という人のためのジャケットハンガーを試作しました。今年はスモークブラウンカラーの落ち着いた色味のハンガーで、さらに本物の猫らしい耳を目指しました。ニャオ😺

NAKATA HANGER SNS より

猫が好きでもそうでなくても、なんか使ってみたい。
そんな気がしますがいかがでしょうか。

海を渡るハンガー〜漆塗りハンガー

NAKATA HANGERの最高峰
日本を代表する伝統工芸の一つ漆塗りとNAKATA HANGERが融合。
漆(英名 japan)とハンガー(服掛け)。
日本と西洋の生活文化の出会いをイメージしています。

イタリアにルーツがあると言われるデザイン。
一枚のブナ材から職人が一本一本を南京鉋で削り出す。
出来上がった木部本体は、能登輪島へ行き、輪島塗りで仕上げる。

まさに、漆(ジャパン)が海を渡りヨーロッパへ。
昨年は「背広」の語源となったロンドンのSAVILE ROW(サヴィル・ロウ)で漆塗りのハンガーを紹介し注目をいただく

「価値組」宣言〜NAKATA HANGER

繊研新聞(ファッション業界新聞)の第一面【2024年 価値組 宣言!】(2024/01/25)
として弊社の記事が掲載されました。
『贈答、自家需要を掘り起こす〜消耗品から”福かける”道具へ』

創業(1946年)以来、木製ハンガーの専門メーカーとして、ファッションの店舗ディスプレイやホテル客室などの業務用を提供して来ました。現在もファッション業界に軸足を置きながら、新たにNAKATA HANGER ブランドで高付加価値ハンガーの提案を行なっている。

昨年、英ロンドンのサビル・ローで大々的にNAKATA HANGERを紹介していただく。イギリスを中心にヨーロッパ各国、アメリカ、アジアでは香港、シンガポール、台湾、ドバイ(UAE)などへ販路が広がっています。

製造現場では「自分たちが提供できる価値」の見直しを行い、生産性向上、利益率改善、残業減など事業の再構築を図っています。
「働きがいと働きやすさを実感できる会社」を目指す。

以上の内容が記事として掲載していただきました。

New York Times で紹介されました

New York Times(Nov.18,2023)にNAKATA HANGERの紹介をしていただきました。

現社長(3代目の社長として)が、これまでのハンガービジネスの変遷を紹介。ファッション業界で認められた美しいデザイン、仕上げ、フィット感。それは洋服を正しく保つための曲面、湾曲、厚みなどを伴った技術の裏付けがあることなど、記事で紹介いただきました。

The gift concept was Mr.Nakata’s idea, but he was influenced by his grandfather’s company motto : Fuku wo kakeru, or “Hanging clothes is happiness.

Mr.Nakata, the third generation to head the company, became president in 2017 and has realized one of his farther’s dreams by selling its products to the rest of the world.

創業以来代々の「世界へ」との想いを書いてくれているのも嬉しい。

ロンドンの知人から「読んでるよ!」と写真入りでメールが届く。
香港のビジネスパートナーからも連絡が入る。
リアルタイムで世界に繋がっているだと実感できる。
New York Timesに感謝です。

4年ぶりの会社忘年会

コロナで中断していた会社の忘年会。4年ぶりなので、初めて参加する新人社員も多い。協力会社さんも参加していただき、大いに盛り上がる。

宴会幹事さんの入念な準備でアトラクションが大ウケ。

5人ずつのチームに分かれてクイズに答える。問題は会社に関するものを3択から選ぶ。「人気のスタンドハンガーGiorunoの「ジョルノ」はどこからヒントを得たか?」「中堅社員の名前を4名出して、この4年の勤続年数を足すと何年?」「NAKATA HANGERの在庫ハンガーは何種類ある?」「今年1年間の生産指示書は何枚発行したか?」など、どれも普段の業務なのだが、こんなクイズにすると意外に面白いし、みんなワイワイ言いながら真剣だ。
優勝は? もちろん私がいるチーム。(^ ^)v

ベテランと若手、本社と工場に分かれている社員同士が一緒に食べ、飲み、話す。
最後は三本締めで、今年の健闘を讃え、確認する。
気持ちの良い1年の締めくくりとなりました。

経営方針大会〜69期下期

69期下期経営方針大会を開催。
社長よりジェンダー平等を念頭に「働きがいのある職場」実現に向けて力強い宣言が発表される。数年前からジェンダー・ギャップ解消の取組みは行っているが、一朝一夕には行かない難しい課題もあり、一つ一つ乗り越えてきました。

社長の経営方針発表。

全体を見る「鳥の目」、細部を見る「虫の目」、そして流れを見る「魚の目」。
現実を多面的に見て判断することが大切である、とのコメント。

後半は、中堅幹部によるディスカッション。
1990年代にファッション業界・ホテル業界へ業務用としてハンガーを生産していた頃の会社の実態、2000年代に入って、NAKATA HANGERブランドで個人用ハンガーを生産・販売を始めてからの変化など。
新人社員にとって、幹部から聞く会社歴史は具体的でリアルな印象を持てることが良い。

下期経営方針で再確認したことの一つは「ボーダーレス」。
社内の組織、運営に留まらず、マーケット、ジャンル、国境を超えていくこと。

最後に、先日取材を受けた「ニューヨークタイムズ」の記事が翌日掲載されることを知らせる。国境を超えていくことを実感できるエピソードの報告となりました。

NAKATA HANGER取材、無事終了の打ち上げは

1週間に及んだ取材と撮影が無事終了。
ロンドンで歓待していただいたお返しに、西村屋ホテル招月庭にて和食で打ち上げ。

1人は温泉に入って浴衣姿。1人はお風呂をパスして温泉街を楽しむ。
会社からは、1週間ハンガー製作の技を披露した職人、撮影のサポート隊も参加。
勢揃い。さあ、始めるぞ!

主役はもちろん11/6漁解禁したばかりの松葉ガニ。
茹であげで、刺身で、焼きで、蟹味噌も。
和牛の鉄板焼きも最高でした。
(失礼な言い方ですが、お膳の上で固定燃料で焼くお肉はどの旅館でもだす定番。なんですが、今夜の招月庭のお肉は最高に美味しい)

お料理とお酒が進むにつれて、会話も弾む。
映像作家は日本が初めて。しかも、関空から直接車で豊岡へ。
見るもの、聞くもの、食べるもの、初、初、初。
めちゃくちゃ気に入ったようで、来年の桜のシーズンにまた来ると。
もちろん大歓迎するよ、と返答。

気づくと夜10時を回っている。
1週間の共同作業、何度か飲食を共に。ある日は朝5時から、ある日は夜9時まで撮影。
ここで今回はお別れ。明日早朝に車で空港に出発する。
映像作家はもう数日残って撮影を続行。

今回の当社の担当者たちも安堵と疲れと名残惜しさと入り混じった表情。
みんな今回の成果を楽しみにしながら打ち上げは終了。

撮影は続くよどこまでも〜NAKATA HANGER取材

ロンドンよりNAKATA HANGERの取材と映像を撮るために来社
約1週間かけてのプロジェクト。
NAKATA HANGERのブランドコンセプト、会社の経営方針、ハンガーはロンドンでの展示会やWebsiteでご紹介しているが、製作現場や職人技、工場の環境など、実際に来て、見て、触れて、職場の空気に触れて初めて伝わるものがある。

会社の撮影はもちろんですが、職人の日常は?会社があるところはどんな町?
撮影は続く。

職人の住む神鍋高原。

会社のある江原駅前のスーパー。

古民家を改修した宿。

果たしてどんな作品に仕上がるのでしょうか。

Welcoming guests from London

ロンドンからのお客様をお迎えする。

今年1月にロンドンにてNAKATA HANGERを紹介していただくイベントを企画していただいたW氏と映像作家のJ氏。今回は木製ハンガーの製作現場、職人、会社のある但馬地方を映像に撮るための来日。

日本の文化にとても興味を持つ彼らなので、まずは茶の湯で歓迎しました。

円山川沿いを散歩し、3階のベランダで夕暮れを楽しみにながらビールで乾杯。
乾杯後は弊社の担当者も交えてディナー。
翌日から5日間かけて取材と撮影の前に食事しながらお互いの理解を深める。

さあ、成果の上がる1週間になりますように。