「世界一のハンガー屋」に〜繊研新聞より

3月15日の「繊研新聞」(アパレル業界紙)に掲載していただきました。
2023年1月のロンドン・サヴィル・ロウでのNAKATA HANGER展示会についての記事。

NAKATA HANGERは、ハンガーを「洋服の帰る場所」(A Home for Your Clothes)と名付け、洋服を大切にケア、保管するための道具として位置付けています。

世界のファッション好きな人々から注目をいただいています。

▼繊研新聞(https://senken.co.jp/)2023年3月15日付
「世界一のハンガー屋」に
https://senken.co.jp/posts/nakata-hanger-230315

中田工芸(株)の創業者(中田敏雄)は、かつて「うちのハンガーを欧米に輸出したいという夢がある。実現したらハンガーの里帰りだ」とよく言っていた。

二代目(私)は、入社するといの一番に世界中のハンガー屋を調べ(ジェトロに依頼)、リストにある約300社に手紙を出した。返事のあった10数社のうち、ドイツ、フランス、イタリアのハンガー屋を、持てるだけの目一杯のハンガーをキャリーバッグに詰めて訪問した。成果は乏しかったが、ヨーロッパにあるハンガー・メーカーの経営者と出会ったのは貴重な経験だった。

そして三代目社長がロンドンへ。しかも「背広」の語源と言われる世界のファッション/スーツのメッカ「サヴィル・ロウ」(Savile Row)で展示会(NAKATA Art Display in London)を開くことができました。

三代の夢の実現、いや、物語が始まる。

『木製ハンガーの日』

これは木製ハンガー。
一枚の板から削り出した最高級のハンガー。

よ〜く見てください。
フックは「2」、ボディは「八」
と言うことで、
2月8日を『木製ハンガーの日』とさせていただきました。

その目的は、ハンガーを通じて、ファッションとライフスタイルをより楽しむきっかけとし、人にも服にも環境にも優しい生活を提案することです。

脱プラスチック、森林資源の循環活用をアピールします。キャンペーンとして『木製ハンガーの日フォトコンテスト』も開催します。

『記念日登録証』(左:2月7日=国産ブナ材の日、右:2月8日=木製ハンガーの日 )

「一般社団法人 日本記念日協会」に申請し、審査を受け認定、登録する、という手続きで様々な記念日があります。

知らない記念日もいっぱいありますが、その理由を知るのもなかなか面白いですので、一見してみてください。
一般社団法人 日本記念日協会

『国産ブナ材の日』に思う〜ブナ林の復活

東北で20cmぐらいのブナの苗をいただき庭に植え育つブナ

2月7日は「国産ブナ材の日」
「2」と「7」でブナ。
弊社(中田工芸(株))が申請して設定できた記念日

弊社は創業77年になるが創業から約50年間は、東北地方(秋田、青森、岩手)のブナ材で木製ハンガーを作ってきました。現在、管轄内のブナ伐採は禁じられヨーロッパ(主にドイツ、東欧など)のブナ材を使用している。

近年、新潟や中部地方の山岳でブナの木を育て、利用していこうとの動きがあり、国産ブナ材の復活を後押しするために国産ブナ材を使ったハンガー製作も試みています。

画像は、自宅の庭のブナの木。約30年前に東北青森のブナ林から苗をいただき(許可を得て)、自宅に持ち帰り植えたもの。高さ3〜6mにもなるブナが8本生育している。日本では標高1000mクラスの深山に生えるブナですが、平地でどう育つのかも内心、注目している。

冬は葉を落とし、大空に向けて新しい芽が育つ。
春の新芽の美しさは絶品。
春を焦がれる気持ちが増す。

“THE NAKATA ART DISPLAY”

今回のイベントのためにロンドンに送ったスペシャル・ハンガー。ディスプレイはロンドンのパートナーが行う。

展示会は “THE NAKATA ART DISPLAY” と名付けて、サヴィル・ロウのオーダーメイドのテーラー、メディア関係者、インフルエンサー(Instagramなど)の人たち、100名以上が来場される。

会場ではカクテルを準備。来場者はグラス片手に語らう。

NAKATA HANGER ブランドのコンセプト、ハンガーにまつわる質問がたくさん寄せられる。

手にとっているのは、創業間もない1950〜60年代(昭和20年代)に製作していたハンガー。薄っぺらで平らな初歩的なハンガーにも関心を持っていただく。

【社長と担当者の画像と報告による記述です】

NAKATA HANGER in London

SAVILE ROW W1 / CITY OF WESTMINSTER

NAKATA HANGERは、ロンドンのサヴィル・ロウにて紹介いただく機会を得ました。
弊社からは、社長と海外担当の営業がロンドンに行きました。

ご存知の通り、サヴィル・ロウは、日本語の「背広」(スーツ/上着とズボンの一組)の語源になったと言われるオーダーメードの名門高級紳士服が集中して店舗を構える通り。

展示会の店舗

ロンドンのメンズ・グッズを取り扱う会社よりのオファーで、NAKATA HANGERを紹介する展示会を共同で開催することになった。

事前に日本からスペシャル仕様のハンガーをロンドンに送り、展示する。

【社長と担当者の画像と報告による記述です】

オーダーサロンでハンガー〜伊勢丹メンズ館

伊勢丹新宿本店のメンズ館5階オーダーサロン。
12月27日までのポップアップショップ。

2010年以来、メンズ館8階でコーナー展開し好評をいただいていました。伊勢丹側の売り場移動により一旦クローズし、ポップアップショップとしてオーダーサロンに再登場。

NAKATA HANGERのメンズハンガー、ハンガースタンド(Giorno)、ポールハンガー(JohnPole)、ハンガーラック(HR-1)、富士山ハンガー(赤富士、青富士)も陳列。

スペシャルハンガーとして、輪島の漆塗り職人とコラボで制作した「漆ハンガー」も展示。特注品として、特に海外で人気。年明けにはロンドンのSavile Rowでもデビューします。

Savile Row(サヴィル・ロウ)は、ロンドン中心部のオーダーメイドの名門高級紳士服店が集中している通り。「背広」の語源。(諸説あり)

ハンガーの新市場

日経ビジネスX

10月18日公開の「日経ビジネスX」に中田工芸(株)が掲載されました。社長へのインタビュー形式で、中田工芸のこれまでの歩みやこれからの海外展開への思いを語っています。

今年で創業76年、木製ハンガーの製造から始まり、現在までずっと木製ハンガー・メーカーとして展開して来ました。生活雑貨のハンガーではなく、ファッション業界に向けた店舗用のハンガーとして国内外ほとんどの有名ブランドショップで使用されてきました。

15年前より「NAKATA HANGER」ブランドで個人ユーザー向けの市場を開拓。ギフト市場、そして海外市場を目指しています。

私は1981年より、会社歴史の約半分(38年間)に相当する期間、経営者を務め、現在の社長は3代目となります

富士山ハンガー

2月23日は「富士山の日」。
「ふ(2)じ(2)さん(3)」語呂合わせでこの日を記念日にするのはすぐにわかりますね。

ある百貨店でのイベント販売で限定で「富士山ハンガー」を企画したら大人気ですぐに売り切れになったことがありました。根強い人気でリクエストにお応えして、今年もこの日に合わせて限定「富士山ハンガー」を販売。

「青富士」も人気です。

NIKKEI The STYLE に登場 ナカタハンガー

日本経済新聞(2021年11月28日)の日曜蘭「NIKKEI The STYLE」は毎回楽しみに読んでいる記事。日常生活、趣味の世界、音楽・美術などのトレンドをグローバルに紹介してくれる。

今日のThe STYLE / Fashion のコーナーにナカタハンガーを紹介いただく。
「洋服やすらぐハンガー」の見出しの通り、私たちは、ハンガーを「洋服が帰る場所」と定義している。洋服は着ている(着ていられる)時間より、ハンガーに掛かっている時間の方が圧倒的に長い。まさに、次に着る時にハツラツとして欲しいのが愛用のスーツ、ジャケット。

日経新聞夕刊「あすへの話題」でナカタハンガー

日経新聞(12月12日夕刊)一面のコラム「あすへの話題」にナカタハンガーが登場してます。劇作家の平田オリザさんによる寄稿です。

9月に平田オリザさん家族が豊岡市へ引っ越してこられた。それがなんと我が家の2軒隣り。オリザさんの子供さんと私の孫が、円山川の辺りで虫取りや駆け回って遊んでいる、そんな光景が現実になるとは、ビックリです。

記事の最後に「世界のオンリー

ワン企業が、日本海側の小さな地方都市に本社を構えていることを誇りに思う。」で締めくくり。

ありがとうございます。