小さな世界都市 豊岡の挑戦〜地域活性学会

地域活性学会の研究大会(豊岡市)市民公開講座プログラムに参加。

(調べてみると)
地域活性学会とは、2008年に全国大学地域再生ネットワークが主催となり、内閣府が後援して「地域再生フォーラム」を開催するところから始まる。大学研究者、国・地方自治体の職員、NPO、産業界などのメンバーで構成。社会、政策課題である地位活性化をアカデミズムの立場で支援するのが目的で創設される。

豊岡市民の参加は意外と少なく、全国からお見えになった大学関係者、行政職員の方が多数。

記念講演は、平田オリザさんが登壇。「小さな世界都市 豊岡の可能性〜芸術文化と観光の観点から〜」と題して講演。ご自身のこれまでの作品を紹介し、どうして豊岡が演劇に関わるようになったかの経緯を説明される。(ここは、何度聴いても面白い)

但馬には自然(海山川)、温泉、食、地場産業などコンテンツは揃っている。あとは、インバウンドなどにいかに認知され、回遊してもらい長期滞在を実現するのか。ナイトアミューズメントとして演劇や文化が寄与する。世界的演劇祭のアヴィニョン、映画祭のカンヌとほぼ同じ人口規模の豊岡市は、大きな可能性を秘めている。

パネルディスカッションのテーマは「ローカルとグローバル、環境と経済、演劇と日常」。
登壇者は、卯野裕也君(かばん産業)、西村総一郎君(城崎温泉)、渡辺瑞帆さん(演劇、建築家)、宮垣健生君(金融機関)など、地元の経済、文化活動の先頭を走る30〜40代の若手。

印象に残ったのは、100年のスパンで自身の企業や地域を考え、世界の潮流を鋭く捉え、その変化に対応するには、どうしたら良いのか、という思考性。とても頼もしく、期待し、応援していきたいと思いながら拍手をおくりました。

“小さな世界都市 豊岡の挑戦〜地域活性学会” への2件の返信

  1. 気になっていたイベントでした!
    貴重な情報をありがとうございました。

  2. オカムラさん
    オリザさんのお話は、これまで何度か聴いているのですが、何回聴いても、改めて納得します。豊岡市の地図を逆さにすると、江原はフランスのアヴィニョンで、日本海は地中海、神鍋高原はアルプス。文化もスケールも違いますが、これからの可能性を感じます。
    パネルディスカッションの登壇者もみんなハッキリと未来のことを語っていてとても頼もしかったです。

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