ひさびさに晴れた1日。
日暮れが早いので、いつものコースに行きそびれて、自宅裏ウォーキング。
夕暮れの空に半月。
裏の堤防に自生したキリの枝の間に「半月」。
サルスベリのてっぺんに「半月」
冬の散歩も楽しいもんだ。
カキツバタ
ひさびさに晴れた1日。
日暮れが早いので、いつものコースに行きそびれて、自宅裏ウォーキング。
夕暮れの空に半月。
裏の堤防に自生したキリの枝の間に「半月」。
サルスベリのてっぺんに「半月」
冬の散歩も楽しいもんだ。
ゴヨウマツ(マツ科マツ属)
山地に自生していますが、庭木や盆栽にもよく利用されて、身近な樹木のひとつです。幹はまっすぐに育ち、枝は水平に張り出します。葉は長さ2〜6cmで、少しねじれていて、上部にごくわずかにギザギザがあります。裏面は白色を帯び、葉の断面は三角形です。雄花はその年にのびた枝の下部に、雌花は先端につきます。実は翌年の10月に熟してまつかさが開きます。
『よくわかる樹木大図鑑』平野隆久・著
天を目指して真っ直ぐに大きくなり、枝は水平に伸ばす。昨年から我が家の庭に合流だが、広葉樹が多い我が家の庭では異彩を放つ。これまで小屋の陰になっていたが、小屋を撤去したら、スクスクと成長を加速。
天高く真っ直ぐに成長するのだろうか。
これからが楽しみだ。
毎年この時期になると、庭のモミジの落ち葉が一面を赤に染める。竹箒で掃いてしまうのを躊躇する。我が家の秋の一場面。ウォーキングはここから始まる。
出張や雨のため、今年の秋のウォーキングは、飛び飛びになっている。その分、季節が進んでいるのを見つけるのが楽しみだ。
この実はなんだろう?
ナナカマド?
沈む夕陽をバックに。
ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
小さい低木で、草のようだ。現代人は実を見て初めて認識しよう。ところが古代では、そうではなかったらしい。『万葉集』に五首詠まれる山橘は本種とされる。大伴家持は「この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の光るも見む」(巻十九-四一二六)と、その趣を愛でる。名は藪柑子で、小さい実を柑橘と見た。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著
知らない間に密集している。
「草のようだ」と記されているように最初に「野草辞典」見ても分からず、少しあれこれ参考にしながら「樹木辞典」で特定できました。
高さ10〜20cmぐらいだから迷った。調べてみると、地下茎を伸ばして増えるというから、これからも生息域を広げていくのだろうか。
「いつ、伸ばすのだろう?」
興味を持って観察していこう。
秋のこの時期は、庭の花がとぼしくなる。そんな折だから、鮮やかに咲いたツワブキについ目を奪われる。
「庭の片隅でひっそりと咲くツワブキ」と以前紹介しましたが、今年は工事のために庭の環境が一変。炎天下に晒され続けましたが、ちゃんと真っ黄色に咲きました。
「テカテカした丸い大きな葉はエキゾチック」(『花おりおり』より)。と、あるように、その葉は花の可憐さとちょっと不釣り合い。花も目立つが葉も目立つ。
艶のある葉の蕗(つや・は・ふき)が訛って「ツワブキ」に。
この葉は、戦後沖縄の食糧難時代には、炒めて惣菜として食べたそうだ。その料理の名前は「チーパーフジュネー」という。どう言う意味なんだろう?
島根県の「津和野」と言う地名は、群生するツワブキを見て「ツワブキの野」と呼んだことから由来しているそうだ。
庭先の花から、名前の由来、沖縄料理、島根の町の名まで話が結びつく。
一足踏み込むとこんなに面白いことがあるんだな。
9月下旬からのドイツの旅を終え、その間の仕事関連の郵便物や書類のチェックを終え、久しぶりに庭をチェック。
まず目を引くのは、鮮やかな白い花を咲かすシュウメイギク。秋の花にしては明るく元気溌剌と言った感じで嬉しくなる。
庭の紅葉は、まだまだこれから紅葉といったところ。
冷え込みと同時に、これからみるみる紅くなって行くのが、楽しみだ。(そも後の清掃が待っているが)
裏庭の塀の蔦。
毎年、黄と紅が混じり合った美しい表情を見せてくれのを楽しみにしているが、今年はどうも元気がない。猛暑のせいか。
こちらは、いち早く紅葉するナツハゼ。
ブルーベリーの紅葉と競うように紅くなる。
どうも今年の紅葉は、ナツハゼに軍配が上がる。
イヌタデ(タデ科)
標準和名よりも「赤まんま」の呼び名で親しまれる。かつて、秋のままごと遊びで、赤飯に見立てられた。花穂に紅く色づいた米粒ほどの蕾が並ぶ。萼片(花被)も紅く、花後もその色を保って果実を包む。刺し身のツマに使われる芽タデのヤナギタデに比べ辛みがなく、劣る意の「犬」がつく。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
庭の隅っこの隅っこに咲くイヌタデ。
じっと観察しないと見過ごしてしまう。
「色おりおり」の解説で、刺し身のツマに使われるヤナギタデに比べて、辛味が劣るから「犬」だと。
なんともイヌタデにとって迷惑な話。
ツマにされるために咲いているのではないし、
劣っているからイヌとは、犬も迷惑ですね。
ツユクサ(ツユクサ科)
朝の花。そのはかなさを見つめ、想いを寄せる人は多い。が、ツユクサの花のユニークさは午後にある。花弁の中はどろどろに溶け、成分は吸収されて次の花へ回される。リサイクルの花なのである。古名は、つきくさ。青色で紙や布をつき染めた。現代も、京都の友禅の下絵かきに栽培品種が使われる。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
ちょっと季節はずれかも。
ツユクサと言うから6〜7月頃の野草がイメージですが、9月になっても咲いているんですね。
ツユクサと言う名前も実際の花も、おそらく誰でも知っているポピュラーな野草ですね。だけど、私の愛読書『花おりおり』で調べてみると、知らないことばかり。
不思議な花。
もっとしっかりと観察してみないといけないなあ。
ヤブラン(ユリ科)
ユリ科の多年草。花も実(種子)もランとはほど遠い。ただ、細い葉はシュンランなど東洋蘭を思わせる。古名は山菅(やますげ)とされるが、地下茎はなく、『万葉集』で根が長いとか、実が成らぬと歌われた山菅ではない。種子が果実のようで、黒く丸く裸出する。葉が黄色く縁どられた斑入り品種もある。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著
和室の縁側からも目立たないところにひっそりと咲く。
苔が生え、笹が茂る地面を背景に、小さい花がいくつも連なった姿は、ハッと目を引く。
シュウカイドウもそうだけど、秋には紫の花が多いのかな。
シュウカイドウ(シュウカイドウ科)
秋海棠は、すでにその名で秋を感じさせる。中国最初の花の辞典である『秘伝花鏡』(1688年)は「秋色中第一となす」とたたえる。バラ科の花木カイドウと対比されるが、ゆかりはない。ベゴニアの類で雌雄異花。雄花は大きい二枚の萼片と小さい二枚の花弁を持ち、雌花は花弁を欠く。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
4年前に自宅の隅っこに植えたシュウカイドウ。
建物に囲まれた小さいスペースだが、適度な陽光が差し込み、なかなか気持ちいい空間になっている。
私は「シュウカイドウ」という名前がなかなか覚えられなかったが、「花おりおり」の解説を読んでこれで忘れることはなさそう。