深夜の満月

満月の深夜。(6/5 0:02)

3階ベランダから見る夜空。
山の稜線が、はっきり、くっきり。
街路灯が狭い通路を照らす。

月の光に反射してする屋根瓦。

季節と時間が異なると、ご近所の屋根が一斉にキラキラと輝き出す瞬間がある。
幻想的な光景をいつか捉えてみよう。

夕暮れに鳴くイソヒヨドリ

毎夕、陽が落ちる直前に美しい鳴き声が聞こえてくる。
隣家の屋根の鬼瓦に留まって鳴くオスのイソヒヨドリ。
電線に留まって、聞き入るメスのイソヒヨドリ。

イソヒヨドリの声を聞きながら日は暮れてゆく。

夕暮れの裏山

西陽に照らされた裏山。
庭のカシとカエデとスギが裏山とがまるで繋がっている。
緑の真ん中に円山川。

青い空を残す夕暮れ。

庇のガラスを拭いて終了だ

今日は快晴!
絶好の外(そと)仕事(しごと)日和(びより)。
ガラス庇の上側をモップで水洗い。

3階のベランダなので、この作業は多少危険を伴う。傾斜のついている2階の庇(これもガラス)の上に脚立を置き、補助の人が支えながら作業は進む。

これで昨年10月に始めた3階改修工事の全てが終了。(ほっ!)
築30年の土壁に気遣いながらの大変な工事でした。
設計していただいた建築家、工事を請け負っていただいた工務店と職人さんに感謝。

濁流とカラス

昨日から続く雨で円山川は増水。
いつもは見えている向こう岸の岩も濁流の下に。

上流を向くカラス。
何見ているのでろう?

新緑の中の濁流。

今度は下流を向くカラス。
見えますか?

『新建築 住宅特集 5月号』〜31年目のドーモ・キニャーナ

建築誌『新建築 住宅特集 5月号』(4/19発行)に、ドーモ・キニャーナが掲載されました。

31年経って(1992年竣工)、再び建築雑誌の特集号に選んでいただくのは、思いも寄らないことでした。今回は約6ヶ月かけて3階の改修。2021年ガラージュ(若手建築家集団)との出会いから計画がスタートしました。

「新建築5月号」では、最初に紹介されているのが、『改修 ヴィラ・クゥクゥ』(原設計:吉阪隆正)、2番目に紹介していただいたのが『改修 ドーモ・キニャーナ』(原設計:象設計集団)。

今回の特集号掲載で一番嬉しかったこと。
それは、(私の好きな)偉大なる建築家 吉阪隆正さん設計のヴィラ・クゥクゥに続き、その吉阪隆正U研究室から誕生した象設計集団設計のドーモ・キニャーナが取り上げられ、その3階部分を改修設計したのがガラージュという流れ。

編集者の粋な計らい(偶然ではないとみていますがどうでしょう?)。

吉阪隆正氏は早稲田大学建築学科卒業、早稲田大学理工学部長、日本建築学会会長を歴任、U研究室主宰。そのU研究室から誕生したのが象設計集団(樋口裕康/早大建築学科、富田玲子/東大建築)。そしてガラージュは早稲田大学建築科、大学院を卒業した同期生3人組。(ちなみに私も早稲田大学。政治経済学部経済学科なのであまり関係ありませんね)

振り返ると意図した訳ではないけど、その時代、時代に、知り、出会い、関わり、共に行動し、その後も続くお付き合い。点と点が繋がっていくことに内心驚いている。嬉しいことであり、大切にしていきたい。私にとって、そんな今回の『新建築5月号』です。

ドーモ・キニャーナから南に見える円山川、その向こう岸にある裏山(家族ではそう呼んでいる)から進美寺につづく広葉樹の山の風景をより取り込み、楽しむための仕掛けが目的。具体的にはベランダと浴室の改装を行う。

象設計集団の富田玲子さんのコメント、樋口裕康さんのスケッチ

12ページを使ってカラーで紹介していただいている。

1987年ごろ、象設計集団に設計を依頼。約1年かけて地域の調査を行いながら、スケッチしていく。但馬の山々に囲まれた谷間をイメージしてホールの構想が生まれる。(写真左上側)
5年掛けて完成したドーモ・キニャーナ。建築当時の柱組、壁の竹小舞(写真左下)など、私にとって懐かしい資料が掲載されています。

『新建築 住宅特集 5月号』

満開だらけ〜ミツバツツジもヤマブキも

ミツバツツジ。
例年よりも半月は早い。

この季節、過去の KOH’s VIEW にもいっぱい登場。
ミツバツツジ 春本番!        (2005年4月27日)
ミツバツツジ〜我が家のオーガスタ?! (2009年4月14日)

サンクンガーデンのヤマブキ。

ヤマブキはバラ科の植物、万葉集にも登場する。
ヤマブキ 鮮やかな黄色は「恋の花」(2006年4月24日)
庭の花が一斉に          (2008年4月20日)

我が家の改修工事も大詰めだ

浴槽の床タイルを貼る。

浴室のガラス戸を修正する。

まだ最後の金具取り付け、部分的な塗装作業が残っている。
天候も考慮して、完成間近な光景を待ちきれずに撮影隊も入る。

昨年10月から始まった改修工事もいよいよ完成間近だ。

ドローンで自宅を撮る

ドローン登場!

ある建築雑誌の取材を受ける。
自宅の改修工事のプロセスとビフォー/アフターの資料としての撮影。

写真中央の空に写っているのがドローン。
いつも眺めている景色だが、ドローンは逆にその景色から我が家を見た時に、どう見えるのか。それは、私も見た事がないアングルからの風景になる。

さて、どんな写真になっているのか、建築雑誌が出版されるのを楽しみに待とう。