カラーハンティング(Color Hunting)〜ドーモ・キニャーナ

ドーモ・キニャーナの改装設計を依頼しているガラージュから「カラーハンティングしていいですか?」って聞かれて「いいですよ、どうぞ!」って即答。そして数日後に見せてもらったのがこれ。

ドーモ・キニャーナの土と木の色調を一覧表としてフィードバック。
各フロアの写真とその土壁、木の壁、床、家具建具を「色」の視点でまとめたもの。

濃い茶色の板壁、ナチュラルな色の土壁、強烈なブルーなど、さまざまな色が混じり合っているが、全体として色のトーンに統一感があって、落ち着いた色調になっている。

ドーモ・キニャーナを構成する素材は、基礎となる駆体(鉄筋コンクリート)を除けば、「土」と「木」と「ガラス」の3種類のみ。自然素材(ガラスを石と見なす)だけでできていることによる快適性と美しさは抜群です。

雪の朝

朝7時。
凛とした空気。
くっきりとした進美寺。

定点観測(書斎の窓の外)している温度計はマイナス4.5度。
大きい氷柱(つらら)が垂れ下がる。

今シーズン最大寒波〜本格的な降雪

「この冬最大の寒波」と連日のニュース・トップはこれ。
朝は晴れていたけど、午後3時ごろから冷たい風が強くなり雪が降り始める。
1時間もしないうちに街中が雪に覆われる。
雪が降る時、積もる時ってこんなもの。

円山川方向を見ると屋根は真っ白に。
午後5時で積雪はまだ5cm〜10cm。

夜10時。

フットライトが半分ぐらい埋まる。

午後11時。

結構降るが、これは想定内と言ったところ。

植物園というか、なんというか

昨年10月から取り掛かったドーモ・キニャーナの3階改築工事もかなり進む。まだ、途中段階だが、一部のスペースは完成する。日当たりの良い空間ができた。

築30年間、この画像の空間は「屋外」。
屋根には大きな穴があり、雨、雪、風が降り抜けてゆく。

今回の改築で両サイドの窓と戸にガラスを入れ「室内」にする。すると、2階天井の空間との間にあったガラスが不要となり、上半分のガラスを取り除く。2階と3階が繋がり空気の動きが活発になって心地よくなる。

もともと造り付けてあった棚を利用して”観葉植物園”を再スタートしようと決める。

2022年、私の「今年の漢字」は「建」

今年、築30年を迎えた自宅(ドーモ・キニャーナ)。10月には30周年記念の集い
建築は象設計集団に設計を依頼し、5年をかけて1992年に完成。ゲストをお招きし、毎月約50名が集った但馬コネクションの8年間。多くの友人に泥出しを助けてもらった2004年台風23号の水害。ともかく、楽しい時も苦しい時も家族、友人に囲まれ、たくさんの人が集まることができた30年が無事に過ぎる。それらを可能にしてくれたドーモ・キニャーナにも感謝しなければならない。

8月に完成したシェアハウス「江原_101」。芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちが住む。近所の古い民家を大改築。共有スペースをたっぷりとり、学生仲間や地域住民とも交流できる空間(土間)も作る。

建てることもあれば解体撤去もある。8月、近所の築50年以上経った3階建てのビル(元・呉服店)を撤去。巨大な四角い建築物だったので、昔の街並みが少し蘇った気がする。

ガレージの増築工事は9月に完成。

最後は自宅(ドーモ・キニャーナ)の改築工事。現在も続く。
古いものを大切にし、新しい価値を創造する。周囲の環境にも配慮する、そんな建築にしたいと思った2022年でした。

忘れてはいけない、もう一つの「建」。
今年は、孫のKくんとも、たくさんの時間を過ごす。サイクリング、ライトトラップ(昆虫採集)、ピアノ、ウォーキング、いろんなことができました。これが一番の嬉しいことかな。次はドーモ・キニャーナの40年をKくんと迎えることが目標だ。

今年の餅つきは学生たちと

「今年は楽しよう」などと思ったわけではないけど。
シャアハウス「江原_101」のCAT学生たちと餅つき。
群馬、山梨、沖縄出身の学生たち。
それぞれの故郷には、それぞれのお餅つきがある。せっかく豊岡で学び住んでいるので、地元のお餅つきを経験してもらいたい。

途中から近所のHさん親子も合流して、搗あがったばかりのアツアツを丸めて丸餅に。

二臼目は、搗たてのお餅をちぎってその場で食べる。東北・関東では恒例のようだが、関西(少なくとも我が家)では、こんな食べ方をしないが、妻は山形出身なので、すっかりと我が家の餅つきの定番となっている。これがなんとも言えず美味しいのである。

ちぎったお餅をポンポンとそれぞれの具(?)の中に放り込むとみんな奪うように手をだす。これがまたなんとも楽しく、美味しさを増幅してくれる。

木のお皿に取り揃えると、まるでケーキ。

最後は善哉。
美味しいお餅がつけました。
いよいよ明日は大晦日。

光の庭〜土の壁と光

穴の空いた屋根から光が差し込む。
地面から見上げると1階、2階、3階の窓が見える。
屋根からの陽光を各フロアにボーッと優しく届けるための「光の庭」。

土の大壁は、左官の久住章さん制作。風雨に晒され100年ぐらい経った表情にしようと塗ったもの。実際に30年経っても、その土壁の美しさは増すばかり。時間を超えた存在感がとても心地よい。

2022/08/26ブログにも紹介
「光の庭」〜雨も雪も降り落ちてくる

土壁〜差し込む朝日

土壁に差し込む朝日。
おや?なんだ?
3階改築に伴い撤去する寸前の足場の陰。

土壁の表面にある髭のような文様。但馬地方の木造家屋の中塗りの土壁。この後、仕上げ塗りをするための土ののりをよくするための仕掛け。「すさ」と言う。藁屑、糸屑などを使う。ドーモ・キニャーナ設計では仕上げ塗りをする予定だったが、この「すさ」の文様が美しいので、中塗りでストップ。過度に飾らない素朴な味が気に入っている。

フルート 三上明子さんを偲ぶ

ドーモ・キニャーナでの三上明子さん

昨日、フルート・コンサートを聴きながら、今年9月24日に急逝された三上明子さんのことを思い出す。

三上明子さんは、私の義理の妹と高校時代の同級生。絵画と音楽と分野は違えど仲の良い友人同士。そんなご縁で、私の自宅(ドーモ・キニャーナ)で、三上さんのコンサートを開催した。(1996〜1997年ごろ。記録を調べないといけない)

三上さんは、東京芸術大学を経て、20世紀最大のフルート奏者の一人マルセル・モイーズにも師事し、日本を代表するフルート奏者。多くの後進の育成に励まれていました。

ロシアから来日し、東京など全国でコンサートをしているオペラ歌手を伴っての演奏会。

会場準備や演奏者への気遣いや、自宅だったので余計に緊張していた私に対して、気さくに声をかけていただき、飄々とされている姿が印象的。フルートを演奏する立ち姿を写真で振り返ると、三上さんの声や表情、当時のことが懐かしく甦ってくる。

あまりにも早い旅立ちですが、安らかにお眠りください。
合掌。

工事中!〜ドーモ・キニャーナ

10月よりリフォーム工事が続く。
「光庭」に組み立てられた「足場」。

リフォームといっても難工事である。
土壁に気遣いながら、大工、屋根、建具、家具などを一新する。

土壁は、左官の久住章さん作。
「出来たその時から100年前の表情」がテーマで30年前に完成。
我が家の大切な土壁。

完成はもう少し先ですが、今回のリフォームの目的の一つは「自然を取り込む」(裏山と円山川を望む)。内と外の曖昧(あいまい)さを残しつつ、快適性をより向上させること。