2025年元旦

明けましておめでとうございます。
雪のない穏やかな天気で元旦を迎える。

家族揃ってお雑煮をいただく。
炉はちょっとお休みしてもらって、お屠蘇と重箱を並べる。

床には「ヒカゲノカズラ」を飾る。
なかなか手に入らないヒカゲノカズラは、昨年「口切りの茶事」にお呼びした滋賀県の方(妻の知人)から送られてきた貴重な縁起物。

ヒカゲノカズラは「古事記」で語られている。天岩戸にお隠れになった天照大神を外にお出しするきっかけとなった舞を踊るアメノウズメノミコトが身につけていたのがヒカゲノカズラ。関西の「掛蓬莱」というお飾りはヒカゲノカズラをベースにしたもので、長寿を祈願するものとされている。

午後は恒例の新年会。
妻が料理したお節やちらし寿司が並ぶ。
囲炉裏では、みんなでついたお餅を焼きながら。(鶏肉がメイン?)

シェアハウス「江原101」の学生たちや但馬コネクションの仲間やその家族、近所の子供たちも集まって賑やかな新年会。CATの学生たちはこの春に卒業する4年生が中心。それぞれの進路に向かって豊岡を離れていく。でもみんな江原を気に入ってくれているのが嬉しい。

世界は戦争や紛争が続き、悲惨な事件・事故が発生、地球温暖化による自然災害も多発している。そんな現実に直面しながらも、それぞれがそれぞれの目標に向かって突き進めるように祈りながら新年を祝いました。

年末恒例のお餅つき(学生パワーがすごい)

我が家でずっと続けてきた年末のお餅つき。
シェアハウスのCAT学生も加わって3年目。

今年はご近所の家族も加わって賑やかに。

ひと臼目は、みんなで丸めてお正月のお雑煮に。

みんなでやるとあっという間に丸め完了。

ふた臼目は、山形風「つきたて餅」。

待ち受ける薬味(?)は、

納豆、大根おろし、ずんだ(枝豆をすりつぶして作る緑色のペースト)、
きな粉、胡麻、胡桃、それに鶏肉と白菜、ごぼうの入った温かいお汁。

こちらもあっという間に平らげてしまいました。

今年も家族やご近所さんや学生たちと無事に年末を迎えたことに感謝。

ガラス戸に映った空

はっ? ドキッ!
外階段を登る時に見上げると青空と白い雲。
こんなにくっきりと映るんだ。

壁に囲まれた細い階段の向こうに見えるからより感動的。

今月6回目の茶事は夕暮れに

11月の「口切りの茶事」で始まった我が家の晩秋の茶事。
新茶を収めた「ルソンの壷」が今回の茶事の主役。
妻が亭主となり、ドーモ・キニャーナの個性的な空間を使って、友人を招いて数回行う。

京都からの客、大阪芦屋方面から、鳥取から、と妻が普段親しくお付き合いしている茶の湯仲間に声をかける。さらに、稽古をしている社中の仲間。

今日は、シェアハウスに住んでいる妻に茶を習っている芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生が客に。夕方から始まるので「夕ざりの茶事」風にして行う。

カメラの感度のせいで明るく写っているが、辺りはかなり暗くなっている。
学生の客たちはお茶事は初めてなので、待合で少し茶事の流れを説明している。
学生たちは、妻の指導よろしく自分で着付けした着物。

若いから?演劇やっているから?
ともかく、お点前も着付けも覚えが早いと妻は感心している。

今月だけで6回のお茶事も今回が最後。
終わったのは夜の10時過ぎ。
妻の茶の湯好きは半端ない。

師走のお茶事(天空編)

「天空の茶室」
昨年のリノベーションで構想した3階で抹茶を一服差し上げるの「秋編」が実現。
春の茶会では山桜を眺めながら
今回は初冬の茶会となる。

正午から始まったお茶事は、1階の和室で懐石料理、なかだちの後は濃茶。
話が弾み、3階へは夕暮れ間近だ。

膝もとからは、2階の土壁が見える。

ホームコンサート2024

今年は “Someday My Prince Will Come”。
ビル・エバンスに挑戦。
とんでもないチャレンジングな選曲だったけど、「テーマ」→「アドリブ」2コーラス→「テーマ」で弾き終える。アドリブパートはシンプル(音を減らして)にアレンジしてなんとか、なんとか。(ピアノ先生のお導きのお陰。大感謝!)

N夫妻、Tくん、妻、CAT学生、O氏、そしてN先生とM先生夫妻、Birthday Songもありました。

写真が少ないのと、超プライベートなので解説なしですみません。

今年も薪ストーブ開始(2024年)

今年の秋は暖かく(秋があったのか?というぐらい)寒さの到来が遅れる。昨日から大陸の寒波が入ってきて、ようやく(別に早くきて欲しかったではないですが)冬の気配。

ハンガーの木屑に着火。乾燥したブナ材なのであっという間に火が点く。
扉を閉めるとストーブ内の空気が回り始める。

薪ストーブの周囲は、アルミの耐熱パネル(特注品)でガード。
今年で16年目の薪ストーブ。(DOVRE 700SL ベルギー製)
冬の快適はここから〜薪ストーブ DOVRE 700SL

さあ、寒波やって来い!

交流の空間〜ドーモ・キニャーナのホール(大広間)

1992年竣工(築32年)。
「ホール」と呼んでいるが、何かの専用にしているわけでもなく。友達と集まってワイワイしたり、茶の湯の稽古場になったり、ミニコンサートしたり、何かの打ち合わせをしたり。

でも考えてみると、家族以外の誰かと会ったり、交流したり、何かをしている空間なのです。「大広間」と言った方が良さそう。

ピアノの向こう側の空間は「光庭」と名付けて呼んでいます。
屋根には穴があり、そこから1階まで「縦の光」が差し込み、雨も雪も降る。

「あいまいな内と外」は、設計した象設計集団が大切にしている建築コンセプト。
ガラス窓と扉には庭が映り、内と外が混じり合う。

土壁と光と影

午前の陽が当たる。
びっくりするようなこんな影が土壁にくっきりとできる。

土壁がより美しく感じる瞬間。
色が朝昼夕と刻々と変わる土壁の不思議。

ガラス窓と椅子と観葉植物。