ハートアイビー〜名前のとおりだね

ハートアイビー(ヘデラ科)
原産地:北アフリカ、ヨーロッパ・アジアなど広く分布する
一般的にアイビーと呼ばれているが、学名のヘデラ(hedera)の呼び名も広く使われる。

調べると、寒さ・暑さに強く、日当たり・陰にも耐える、とあるので観葉植物初心者の私にとってありがたい。

小さくて可愛い葉は、私の好み。道端のどこにでも生えているという、こういうのもなかなか好感が持てる。

自宅が完成した頃、緑を増やしたいと思って裏の円山川の川原からツルニチニチソウを採ってきて2階のガーデンに植えたが最後、増えて増えて困ったことがあったが、さてハートアイビーはどうかな。鉢植えに留めておくべきか。

冬の快適はここから〜薪ストーブ DOVRE 700SL

燃え盛る焔(炎)!

幾何学模様の装飾がある扉の薪ストーブをよく見かける。
でも、せっかくの焔を邪魔物なしにストレートに見たいので、透明ガラスの扉にこだわった。

炎を眺めていると時間の経つのも忘れる。
ぼーっとして眺めているとストレスも忘れてしまう。
飽きないのである。

我が家の薪ストーブは、ベルギーのドブレ社 DOVRE 700SL
「ドブレ社のトラディショナルシリーズの金字塔」との解説があるが、
まさに実感するところ。

構造は至ってシンプル。
下の丸いハンドルを開閉して、ストーブ下部から一次燃焼空気が入る。
ストーブ背面上部から内部に二次燃焼空気が入る。
上部右側のレバーを左右に動かし、エアーカーテン給気調整をする。このエアカーテンは扉上部から入った空気はガラス扉を下向きに伝いながら移動するので、ガラスの曇りを防ぐ。さらに酸素の吸入を調整するので、内部の燃焼度をコントロールする。

これら全て、燃やす木材の種類、大きさ、投入する量によって、経験しながらジャストな燃焼を得る。アナログ操作の極め付きと言っていいだろう。

久住章さん監修により左官工事が続く

昨年10月に始めたドーモ・キニャーナ3階の改築工事が、いよいよ大詰めを迎えている。何の工事かは完成してからとして、左官の久住章さんの監修による左官工事が佳境を迎えている。

地元の若手左官屋Nさんが久住さんの指導・アドバイスを受けながら、丁寧に左官塗りが進む。

現在は下地塗りを繰り返しているのだが、来月に向けて仕上げに混ぜる予定材料を久住さんにチェックしてもらう。

30年前にドーモ・キニャーナの土壁や土でできた囲炉裏を久住さんにやっていただきました。30年経ってまた久住さんに監修をお願いできるのは本当に幸せなこと。但馬地元の若手左官職人さんに久住さんの左官スピリットと技が伝播することを願ってやまない。

カラーハンティング(Color Hunting)〜ドーモ・キニャーナ

ドーモ・キニャーナの改装設計を依頼しているガラージュから「カラーハンティングしていいですか?」って聞かれて「いいですよ、どうぞ!」って即答。そして数日後に見せてもらったのがこれ。

ドーモ・キニャーナの土と木の色調を一覧表としてフィードバック。
各フロアの写真とその土壁、木の壁、床、家具建具を「色」の視点でまとめたもの。

濃い茶色の板壁、ナチュラルな色の土壁、強烈なブルーなど、さまざまな色が混じり合っているが、全体として色のトーンに統一感があって、落ち着いた色調になっている。

ドーモ・キニャーナを構成する素材は、基礎となる駆体(鉄筋コンクリート)を除けば、「土」と「木」と「ガラス」の3種類のみ。自然素材(ガラスを石と見なす)だけでできていることによる快適性と美しさは抜群です。

雪の朝

朝7時。
凛とした空気。
くっきりとした進美寺。

定点観測(書斎の窓の外)している温度計はマイナス4.5度。
大きい氷柱(つらら)が垂れ下がる。

今シーズン最大寒波〜本格的な降雪

「この冬最大の寒波」と連日のニュース・トップはこれ。
朝は晴れていたけど、午後3時ごろから冷たい風が強くなり雪が降り始める。
1時間もしないうちに街中が雪に覆われる。
雪が降る時、積もる時ってこんなもの。

円山川方向を見ると屋根は真っ白に。
午後5時で積雪はまだ5cm〜10cm。

夜10時。

フットライトが半分ぐらい埋まる。

午後11時。

結構降るが、これは想定内と言ったところ。

植物園というか、なんというか

昨年10月から取り掛かったドーモ・キニャーナの3階改築工事もかなり進む。まだ、途中段階だが、一部のスペースは完成する。日当たりの良い空間ができた。

築30年間、この画像の空間は「屋外」。
屋根には大きな穴があり、雨、雪、風が降り抜けてゆく。

今回の改築で両サイドの窓と戸にガラスを入れ「室内」にする。すると、2階天井の空間との間にあったガラスが不要となり、上半分のガラスを取り除く。2階と3階が繋がり空気の動きが活発になって心地よくなる。

もともと造り付けてあった棚を利用して”観葉植物園”を再スタートしようと決める。

2022年、私の「今年の漢字」は「建」

今年、築30年を迎えた自宅(ドーモ・キニャーナ)。10月には30周年記念の集い
建築は象設計集団に設計を依頼し、5年をかけて1992年に完成。ゲストをお招きし、毎月約50名が集った但馬コネクションの8年間。多くの友人に泥出しを助けてもらった2004年台風23号の水害。ともかく、楽しい時も苦しい時も家族、友人に囲まれ、たくさんの人が集まることができた30年が無事に過ぎる。それらを可能にしてくれたドーモ・キニャーナにも感謝しなければならない。

8月に完成したシェアハウス「江原_101」。芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちが住む。近所の古い民家を大改築。共有スペースをたっぷりとり、学生仲間や地域住民とも交流できる空間(土間)も作る。

建てることもあれば解体撤去もある。8月、近所の築50年以上経った3階建てのビル(元・呉服店)を撤去。巨大な四角い建築物だったので、昔の街並みが少し蘇った気がする。

ガレージの増築工事は9月に完成。

最後は自宅(ドーモ・キニャーナ)の改築工事。現在も続く。
古いものを大切にし、新しい価値を創造する。周囲の環境にも配慮する、そんな建築にしたいと思った2022年でした。

忘れてはいけない、もう一つの「建」。
今年は、孫のKくんとも、たくさんの時間を過ごす。サイクリング、ライトトラップ(昆虫採集)、ピアノ、ウォーキング、いろんなことができました。これが一番の嬉しいことかな。次はドーモ・キニャーナの40年をKくんと迎えることが目標だ。

今年の餅つきは学生たちと

「今年は楽しよう」などと思ったわけではないけど。
シャアハウス「江原_101」のCAT学生たちと餅つき。
群馬、山梨、沖縄出身の学生たち。
それぞれの故郷には、それぞれのお餅つきがある。せっかく豊岡で学び住んでいるので、地元のお餅つきを経験してもらいたい。

途中から近所のHさん親子も合流して、搗あがったばかりのアツアツを丸めて丸餅に。

二臼目は、搗たてのお餅をちぎってその場で食べる。東北・関東では恒例のようだが、関西(少なくとも我が家)では、こんな食べ方をしないが、妻は山形出身なので、すっかりと我が家の餅つきの定番となっている。これがなんとも言えず美味しいのである。

ちぎったお餅をポンポンとそれぞれの具(?)の中に放り込むとみんな奪うように手をだす。これがまたなんとも楽しく、美味しさを増幅してくれる。

木のお皿に取り揃えると、まるでケーキ。

最後は善哉。
美味しいお餅がつけました。
いよいよ明日は大晦日。

光の庭〜土の壁と光

穴の空いた屋根から光が差し込む。
地面から見上げると1階、2階、3階の窓が見える。
屋根からの陽光を各フロアにボーッと優しく届けるための「光の庭」。

土の大壁は、左官の久住章さん制作。風雨に晒され100年ぐらい経った表情にしようと塗ったもの。実際に30年経っても、その土壁の美しさは増すばかり。時間を超えた存在感がとても心地よい。

2022/08/26ブログにも紹介
「光の庭」〜雨も雪も降り落ちてくる