夕焼けとブナの木

夕方5時を少し回ったところ。
広場から東の空を見ると秋の雲が薄紅色に染まる。

広場から北の空を眺める。
ススキは満開(というのでしょうか?)。
門の両脇に生えるのはブナの木。
右側のブナは、北海道のガルトネルブナ林から許可を得ていただいた苗木。
左側のブナは、青森と秋田の県境にあるブナ林に生えていたブナ。
どちらも1992年ごろにハンガーの材料ブナを訪ねて行った時にいただいたもの。その時には10〜20cmぐらいの苗木は、今や6mを超える。
30年の年月を思う。

シュウメイギク〜今や秋の主役か

シュウメイギク(キンポウゲ科)
秋明菊。源さんは中国で、漢名由来を思わせるが、中国では秋牡丹が使われる。一体誰が思いついたのだろうか。美しく、響きのよい名で人気が高い。英名はジャパニーズアネモネ。菊でも牡丹でもなく、実は秋咲きのアネモネ。貴船菊とも呼ばれ、京都の貴船神社では、十月九日の菊花祭に奉覧する。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著

解説のとおり、夏が終わり冷やっとする季節、木々の葉が夏の強烈な陽光を浴びた疲れを癒すように鎮まりゆく庭の中を、明るく照らしてくれる。

最初はそんなに目立ったわけではないけど、だんだん増えて、今や秋の2階ガーデンの主役となる。

蕾もまた可愛い。
まだまだこれからもいっぱい咲くぞ。

家族全員集合の3連休

3連休。
東京に住んでいる息子家族も久しぶりに集合。
昨年生まれた孫は初めての江原の自宅へ。

家族全員揃っての夕食もほどほどに、孫たちはレゴに夢中。
まっ、これでいいのでしょう。
それにしても、男の子ばかりだ。

“ACOUSTIC WEATHER REPORT 2” クリヤ・マコト

“ACOUSTIC WEATHER REPORT 2” クリヤ・マコト

クリヤ・マコト : p
納浩一 : b
則竹裕之 : ds

1. River People
2. Donna Lee
3. Black Market
4. Lusitanos
5. Barbary Coast
6. Man in The Green Shirt
7. Badia – Three Views Of A Secret
8. Between The Thighs
9. Deep Insight
10. Deep Insight (reprise

Recorded on Jul. 22-23 , 2019、Sep.18, 2018

連続で ”ACOUSTIC WEATHER REPORT 2” です。

ここ10数年、活躍しているジャズミュージシャンや新作アルバムなど、あまりチェックしていなかった。レコード、CD、そしてダウンロードしたジャズアルバムを基にして、自身のアーカイブ作りに熱中。と言うこともあったのか、不覚にもジャズピアニストのクリヤ・マコトの名を知らなかった。調べてみるとなかなかユニークな経歴と多彩なキャリアでビックリ。

“Acoustic Weather Report”(略:AWR)は2015年に結成。

ピアノのクリヤ・マコトは、神戸生まれ。ウエストヴァージニア州立大学卒業(音大ではない)。在学中から音楽活動を行い、卒業後に本格的にジャズ・ピアニストとして活動を開始。トランペットのドナルド・バードや、ハーモニカのトゥーツ・シールマンスなどと共演、と言うからちょっと変わった経歴。1990年に帰国してからは、日野皓正グループのツアーに参加。(この時代のジャズ情報はほとんど知らなかった)

ベースの納浩一(おさむ・こういち)は、大阪生まれ。京都大学~バークリー音楽大学と言う経歴(これも珍しい)。アコースティックもエレクトリックも両方上手い引っ張りだこの人気ベーシスト。(この辺りも認識不足)

ドラムの則竹裕之は、兵庫県川西市出身。1085年に神戸大学在学中、スカウトされる形でフュージョンバンド“T-SQUARE”に加入。(またまた珍しい経歴)。

なんか私にとって死角というか、認識不足のメンバー。(どうも申し訳ありません)。最新電子楽器をフル活用した1970年代最高峰のフュージョンバンドの「ウェザーリポート」の曲を、生楽器で、しかもトリオでやる試みに度肝を抜かれる。そして、その演奏は単なるカバーではなく、ピアノトリオの新境地を切り開らかんとするエキサイティングな演奏。

しばらくは”AWR”、”AWR2″を繰り返し聴きそうだ。

“ACOUSTIC WEATHER REPORT” クリヤ・マコト

“ACOUSTIC WEATHER REPORT” クリヤ・マコト

クリヤ・マコト : p
納浩一 : b
則竹裕之 :ds

1. Cannon Ball
2. Elegant People
3. Havona
4. A Remark You Made
5. Palladium
6. Teen Town
7. Young And Fine
8. Birdland
9. View The World

Recorded on Jun. 2&13 , 2016

ウェザーリポートのアルバム(レコード、CDとで)は全て所持。1978年の中野サンプラザでの伝説のコンサート(PA の不具合で開演が2時間遅れ。誰1人として帰るものはいない。始まりを告げるラヴェルのボレロが流れ、終わると同時にジャコのベースが唸る。いきなり観客総立ち。熱気のコンサート)にも行った。大のウェザーリポートのファンなのです。

そこでこのクリヤ・マコトのピアノトリオの演奏に出会う。「アコースティック?」とタイトルをみた時は、「できるの?」「どんなの?」「期待していいの?」と言う思いが頭をよびる。

単純な曲のカバーではなく、クリヤの編曲も素晴らしい。トリオの演奏も密度の濃い斬新な演奏でびっくり。

どれも聴きごたえがあるが、亡きキャノンボール・アダレーに捧げた1.Cannon Ball、そして私の一番好きな思い出のバラード4.A Remark You Madeをまずは聴いてみていただきたい。

広場草刈り自己メンテは

8月の猛暑と9月の演劇三昧で、とうとう手に負えなくなった雑草。私の草刈り機では、手も足も出ない(汗はいっぱい出るけど)。

この広場は自分でメンテしようと心に決めていたのですが、困った時の「シルバー人材センター」さんにお願いすることに。

こうでないと。

7月の夏祭りにはここでバーベーキューしながら打ち上げ花火を楽しんだ。秋深まるこれからの楽しみは焚き火。読書とコーヒー、時々、インスタントラーメン。子供たちが一緒の時は焼きイモを振る舞う。

広場草刈り自己メンテの理想は、なかなか難しい。

久しぶりの心斎橋

「大丸そごう東入る」。当時のこの通りの呼び名。
今はもう「そごう」はないが、変わらぬ通りの佇まい。ゴジャゴジャっとしたお店と電線、狭い歩道。

「当時」とは、昭和50年代。私は大学を卒業し、京都に本社があるディスプレイ関連会社に就職し、大阪支店勤務となった。この通りにある支店から、毎日毎日この通りを行き来しながら働く。今でも、この通りを歩くと当時のことが蘇ってくる。

この通りにある老舗蕎麦店「浪花そば」。店の構えは当時と全く変わらない。今回もやはり昼食はここにしないといけない。変わらぬ美味しさ。大阪で蕎麦ならここ。ぜひ、行ってみていただきたい。

当時の仕事は、百貨店の店舗設計、什器、マネキン・ボディなどのディスプレイを提案し、実際に搬入搬出を行う営業の仕事。私はこの心斎橋大丸の担当。上部の外装は違うが、この煉瓦調の本店ビルは変わらない。

何年経ってもここに来ると、「当時」のことが記憶に蘇る。

キンモクセイ〜秋の甘〜い香り

キンモクセイ(モクセイ科)
この花の香りと共に秋を思い出す人もいよう。ある日突然、強烈な自己主張を始める。漢名は丹桂。丹は橙黄色の花を表し、桂はカツラではなく、モクセイ類の総称。中国・桂林はそれらの茂る街。日本のキンモクセイは雑株とされ、まず結実しない。ウスギモクセイなどには暗紫色の実がなる。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

青空をバックにオレンジ色が映える。まん丸い枝ぶりに無数に咲く。徐々にと言うよりも満開になって気づく。

裏の畑の塀際にある我が家のキンモクセイ。昔は祖父祖母の住んでいた家の陰になってひっそりと咲いていたが、4年前にその家を撤去してからは陽光をたっぷりと浴びてスクスクとマルク、マルク成長している。

「交通まちづくり」って最重要

神戸新聞但馬懇話会に参加。
テーマは『「交通まちづくり」の新展開〜コンパクトシティ・MaaS・統合的政策』。
講師は宇都宮浄人 氏(関西大学経済学部教授)。

ポイントとして

大都市圏周辺と地方圏の衰退悪循環
「地域衰退」⇆「マイカー依存度高い」⇆「公共交通の衰退」⇆「地域衰退」。
対策として、地域公共交通の魅力向上(守るのではなく攻める)。一定の人口集積があれば悪循環を好循環に変えられる。(豊岡市の規模は充分可能な環境にある)

自動運転期待で思考停止してはいけない
特定区間では可能であっても、レベル5段階(公道を自宅と目的地の移動)は中期的には実現不可能。

欧州における公共交通の官民分担
公共サービス義務(PSO:Public Service Obligation)。官が公共サービスを発注。受注者は公的資金の支援を受け、サービス提供を求められる。

MaaS(Mobility as a Service)
利用可能なアプリで地域住民や旅行者にトリップ単位で複数の移動サービスを最適に組み合わせるサービス。日本ではまだ成功事例はない。アプリ開発競争だけ。(手段が目的となっていないか)

統合的政策(Integrated Policy)
あれもこれもと言う「総合的」ではなく、全体最適を目指す各分野を関連づける「統合的」が大切である。

江原神社の秋の清掃

江原地区の神社。円山川の堤防脇にある。2004年の台風23号でこの一帯は円山川の増水で大きな被害を受けた。激甚地区の築堤計画によって数年前にできた堤防。

江原の住民は荒神社と呼んでいる。しかし最近、正式名称は荒神神社と聞く。調べてみないといけない。宿題としたい。

神社の森は私の幼少の頃と変わらないが、周囲は整備が進んでスッキリと。
なんか霊験が薄くなったような。

ま、それはともかく。
江原の住民で神社を守る。お顔は知っているが、会話することがほとんどない近所の方と言葉を掛けながら箒で掃き、ちりとりで落ち葉を掬う。清々しくて心地よい。