高槻ジャズ・ストリート2日目

2日目。
快晴で暑い、演奏は熱い、ボランティアの心は厚い。

野見神社ではニューヨークから高槻のためにやってきたシンガーが唄う。小学校の校庭ではFM局がプロデュースするステージが延々と繰り広げられている。お目当ての一人、ピアニスト山中千尋さんの演奏をせめて立ち見でと思ってやってきたが、立ち見すらできない。会場は超満員。遠くで汽笛を、、ではなくピアノ演奏を聴きながら、、次の会場に向かう。

阪急高槻市駅高架下広場のステージでは、我らがNandee(vo)。彼女の歌を聴かないと帰れない。菅涼子(fl、vo)との強力なフロント。ノリノリの演奏が続く。

普段は何でもない高架下のスペースが舞台。信号の向こうから聴き入っている歩行者。夕日に照らされていたビルにやがてネオンが灯る。東京からやってきた初顔合わせのベースとの共演。最後の曲にはアルトサックスが飛び入り演奏。ああ、すべてジャズだ。

夕方6時を回っても商店街は行き交うファンで混雑。店頭では、生ビール、ウィスキー、焼き鳥など販売、歩きながら飲んで、食べて。

商店街の中程にある「JK Cafe」。店内の通路でも当然ながらジャズの演奏。カウンター、ソファー、それぞれの場所で飲みながら聴いている。ここのオーナーであり経営者の北川潤一郎氏が、そもそもの高槻ジャズの仕掛け人。昨年、神鍋高原でNandeeから紹介してもらい、初めて高槻でご挨拶することができました。高槻で数店舗のカフェ、バーを経営しながら、高槻まちづくり株式会社を設立し代表を務めていらっしゃる。演奏聴くため3店舗に入ったがどのお店も抜群のセンス。こういう人が居て、このジャズ・ストリート。納得して帰路に。今度、ここまでの25年間のご苦労や喜び、まちづくりの秘訣など、お聞きしてみたい。

誘ってくれたNandeeに感謝しつつ、高槻を後にする。

ジャズを浴びる「高槻ジャズ・ストリート」

以前から「凄いよ」「街中ジャズで溢れてる」「ジャズマンが大挙してやってくる」「日本一のジャズフェスだよ」などなど、何人かのジャズファンから聞いていた高槻ジャズ・ストリートへ初めて行く。なんせ高槻は初めてなので土地勘ゼロ。JR高槻駅で降りるともう街角からドラムやベースの音が聞こえてくる。ガイドブック見ながらのぶっつけ本番街歩き開始。

高槻ジャズ・ストリートのガイドブックで全容を把握。

1999年に始まる。今年が25回目。毎年GWの2日間。10万人以上の観客。プロ・アマ合わせて800組のバンドが集まり、75ステージで演奏される。何と言っても最大の特徴は、すべての準備、資金集め、出演交渉、当日の運営は市民によるボランティアで行われ、出演者もノーギャラで駆けつける。理想的、凄いの一言。

こちらは阪急高槻市駅高架下広場のステージ。事前にプログラム見て行こうと決めていたバンド。三木俊彦さんは初めて知る(聴く)サックスですが、ベースとドラムとピアノレスでのトリオ演奏。迫力に満ちたフレーズの連続で圧倒される。一発でファンになってしまう。中村恵介バンドのお目当ては、ピアノの魚返明未さん。昨年から追っかけしてた「魚返明未&井上銘」のデュオのピアニスト。もちろん、クインテットの演奏もリズム隊も含めて素晴らしい演奏。興奮冷めやらぬでした。

今日の最後はピアニスト菊池ひみこさん(高槻城公園芸術文化劇場南館太陽ファルマテックホールでコンサート)。今年3月にオープンした、ステージと客席全てが木でできている素敵なホール。ソロでの演奏は、昼間に聴いた演奏とはまた違ったジャズを味わうことができた。演奏後、昨年末に但馬空港ロビーでの演奏でお会いして以来のご挨拶。

この高槻ジャズに誘ってくれたのは、ボーカリストのNandee。彼女は出演者でもあるので、出演者オンリーの打ち上げ会場に入れるのはありがたい。お昼に聴いた演奏者たちが勢揃い。当然ながら魚返明未さんの顔も見えたので、ワイン片手にお話ができたのはとてもラッキーだ。「豊岡にもぜひ」とお声がけ。東京芸大出身の魚返さん。平田オリザさんのことを話すと「大学時代に講義を受けた」とお互いにびっくり。なんともこれも何かのご縁と思う。

終電時間(ホテルは新大阪)までもう少しあったので、駅近くのバーへ。ここでもガンガンやっている。夜は朝まで続くそうだ。

強烈なジャズ漬けの1日が終わる。
高槻に誘っていただき、そして一緒に歩き、聴き、食べ、飲んだ Nandeeに感謝。

Bob James “Feel Like Making Live!”

Bob James ” Feel Like Making Live!”(音声)

Bob James : Piano, Keyboads
Michael Palazzolo : Bass
Billy Kilson : Drums

  1. 1. Angela
  2. 2. Rocket Man
  3. 3.Maputo
  4. 4.Topside
  5. 5. Misty
  6. 6. Avalabop
  7. 7. Nautilus
  8. 8. Downtown
  9. 9. Niles A Head
  10. 10. Feel Like Making Love/Night Crawler
  11. 11. Submarine
  12. 12. Mister Magic
  13. 13. Westchester Lady
  14. Released on Jan.28,2022

トリオ演奏でのボブ・ジェームス。

私の学生時代は、ジャズ・フュージョンとしてアルバムを連発(”One” “Two” “Three”)。(思えば、単純なタイトルですね)CTIレーベルとの契約など、アダルト・コンテンポラリーの先端を行く。当時、ボブをあまり追っかけてはいなかったけど、“Three”だけは、とても気に入って夜な夜な友人と飲む時は、いつもこれだった。”Women of Ireland”がお気に入り。

3階改修工事が終わり、今、夕暮れどきミュージックのプレイリストを作成中。フュージョン、コンテンポラリー辺りを聴き直しているところ。

“Rocket Man” “Topside” “Misty” “Niles A Head” “Feel Like Making Love / Night Crawler”をチェック。

蛇足ながら、Feel Like Making のLoveが Liveってオシャレですね。

新しい期の始まり

第69期が始まる。
会社を法人化してから67年(1度決算日を変更)。
ハンガー製造を始めてから77年。
本社屋は1985年竣工なので築38年。

午後から、新年度開始の会議。
前年度決算の速報値を確認し、1年を振り返る。

時間はあっという間に夕刻。
長年幹部として会社に貢献し、定年を迎えた幹部の慰労を兼ね、合わせて新しい1年の目標達成を誓い、一献を傾ける。

植え替え初心者の奮闘 第2弾

今日は、アジアンタム。

購入して以来、緑を美しく保ちながら順調に育っていたアジアンタム。ある日突然、葉の多くが茶色の変色して枯れ始める。どうして?と疑問に思うが初心者の私には理由がわからない。

理由はともかく、アジアンタムも春を待ちに待っての植え替え開始。

例によってまずはYouTubeで「アジアンタム植え替え」で検索。

観葉植物用の腐葉土だけではダメで、鹿沼土と赤玉土を1:1:1で混ぜる、と解説。急きょ、ホームセンターへ行き購入。(混ぜる器(?)、古い土を捨てるバケツ、作業手袋、、あれないこれない、ですったもんだ。)

なんとか植え替え完了。
葉っぱを落とした茎も少しは残すように、との解説。

再び、イキイキとした薄い緑色の葉がいっぱいになるのを期待しながら。
ま、なんとか明るいうちに植え替え完了。
植え替え三昧の週末でした。

植え替え初心者の奮闘開始

やっとこの日を迎えました。
観葉植物の植え替えだ。

3階改修工事の進捗に合わせて、12月に念願(?)の観葉植物を購入。「冬場は寒さ対策をしながら水遣りを控えて、植え替えは春まで待て」の解説。
(買ってきたままのプラの鉢から移してあげたいと思いつつ)

工事終了、日程の空き、その日の天気。
条件が揃いました。

まずは、モンステラ。

YouTubeで「植え替え」方法を確認。
ホームセンターで、植え替え道具を一式購入。

購入時はスクっと縦方向に伸びていた茎が春の訪れとともに横に広がり始める。風が吹くと樹脂製の細長いポットだったので倒れる。
と、いうことで「事始め」はモンステラから。

次は、アンスリウム。

これでいいのかな?と不安に思いつつ、
植え替え初心者の作業がこれからしばらく続きます。

決算日は晴れ

決算日。(会社は4月決算)
期末棚卸の日はほとんどいつも快晴。
決算の結果も快晴と行きたいが、そうもいかない。

本社屋横のミツバツツジ。
この日に合わすように毎年満開だ。
ガラス越し(ツツジの向こう側が中2階のミーティングルーム)に満開のツツジを観ていると、決算日だ!と実感。

こちらは岩中工場。
成型課、塗装課、生産管理課のハンガーの生産部門が集結する。

決算日恒例の社員表彰。必ずしも数字には表れない仕事、チーム貢献、ささやかな仕事に取り組む普段の取組みなど、「一隅を照らす光」を思い描いて始めた表彰。幹部も新入社員も関係なく選出される。

表彰の後は、賞与をお渡しして1年間の締めくくりとなります。

梅梅梅

2020年に中之郷の集落(豊岡市)の伐採される予定の梅の木をいただいて移植。何しろ古木なので、本当に根付くのか(ちょっぴりうちの庭に合うのかという迷いも持ちつつ)心配していたけど、春先には艶やかな花を咲かせた

なんと今度は、いっぱいの梅の実だ。(感動)

こんなにたくさん実をつけるもんなんだ。
(梅の木は我が家にはこれまでなかった)

うっすらとしたピンク色と清々しいミドリの実。
見ているだけでうっとりしてくる。

見てるだけでなくもう少し熟れたら収穫。
梅酒?梅シロップ?梅干し?
現時点でそういう経験は全くないし、知識もない。
ちょっと調べないと。

濁流と鳥

昨日からの雨で円山川が増水。静かに流れる普段の姿から一変する。
ある冬の日の同じ江原の円山川

台風襲来の時は右側の岸は、完全に水面下になり川幅はさらに広がる。(さらにその上に堤防があるので、それを超えることはまずあり得ない。濁流が直撃してくる心配はない)

あれ?
濁流をバックに何か青いものが見える。
イソヒヨドリだ。
何を見ながら何を思う?

同じ位置から下流に目を向けると、右に蛇行する濁流。
正面が江原河畔劇場のある日置地区。
さらに川幅は広がり急転回する。

待てよ!
よーく見ると、水鳥が2羽泳いでいる。
おいおい、こんな濁流で何しているの。
(私もこの濁流を眺めている時にふと、カヤックで下ったらスリル満点、面白いだろうな、と危ない衝動に駆られる時がある。絶対にダメですね)

『シン・養生論』 五木寛之・著

私の健康に関する練習は、必ずしも世間でいう健康のためではない。養生という表現の方がぴったりくる一種の趣味である。道楽、といってもいいだろう。
面白いからやる。興味があるからやるので、努力でもなければ、勉強でもない。面倒なトレーニングはやらない、健康は義務ではないからだ。
『シン・養生論』 五木寛之・著
(第1章「常識の壁を超えて」より p59)

” 健康のためでなく、養生なんだ。趣味なんだ。”

なんとも痛快。
さすがに五木寛之、90歳を超えて言い放っているところがいい。
いや、90を超えているから言えると理解した方がよさそうだ。

「自分の生き方は自分の実感で決める」
「気持ちがいい、気持ちが悪い、というのが私の判断基準である」
という行(くだり)がある。

私もどちらかというと「実感派」かも知れない。
決断をしないといけない時に、そのことは自分は「気持ちがいいのか悪いのか」と考える。不確定な未来なので漠然としているが。次に周囲の人も含めて「幸せか、そうでないか」と重ね合わせて考える。

「自分の好きな生き方」「生きてきた経験」「ありたい姿を想像する」
そんなことが混然となって心身を巡っているのだろう。