ヒガンバナ〜意味深な花

ヒガンバナ(ヒガンバナ科)
北地を除けば、ヒガンバナは日本の秋を強烈に演出するが、これは自然分布ではない。原産地は中国。田の畔や土手に多いのは、野ネズミが穴を開けるのを毒性のある球根で防いだからだろう。『万葉集』の壹師花を本種とする説があるが、花は「灼然」(白い)と形容され、ヒガンバナではない。根拠とされた山口県の方言「いちしばな」は一時花の意。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

秋分の日はとっくに越しているのだが、突然、畑のある庭にニョキニョキっと(見ていたわけではないですが)出現。昨日までなかったのに、今日見るとアレ?って感じです。

「花おりおり」にもあるように、秋を強烈に演出するヒガンバナ。我が家の庭にもこの彩りが欲しいと思い、2〜3年前に移植したのが、今年初めて芽を出してくれた。(驚喜!驚きと喜びだ)

昔、母が「庭に植えると家が火事になるからダメよ」と言ってのを思い出す。この真っ赤な紅色がそう言われる所以だろう。「球根には毒がある」「別名、曼珠沙華。仏教用語で見る者に悪を忘れさせるはたらきがある」「米が不作の年など、非常食として植えていた」などなど、意味深い花なんだと認識していました。

江原駅西側の小さな土地(コミュニティの場所として)

JR山陰本線江原駅西出口を出るとすぐのところに、三角形の小さな土地がある。もう40年ぐらい前、駅西側の道路新設のために提供した土地の残り。わずか20坪もないぐらいの会社名義の土地。これまでは、近所でボランティア活動しているKさんにフラワーガーデンとして手入れし、管理していただいていました。

食品スーパー「ガンピー穀物倉庫」の駐車場だったところへ、日本赤十字社血液センターの豊岡出張所が引越ししてくるタイミングで、ガーデンを閉じることになりました。

今後の予定も、Kさんがいろいろと考え、市民のコミュニティの場所としての企画があるようなので、引き続きお願いし、楽しみにしています。豊岡演劇祭のフリンジや、地元の行事などに使っていただくのも良さそうです。

淡交会但馬支部の茶会(豊岡地区主催)

月初めの日曜日は淡交会但馬支部の幹事会。豊岡市民プラザで行なう。私は但馬支部の副支部長として出席。今回は、幹事会と同時に同じフロアの一室で茶会が催されている。

今回の茶会では、釜、茶碗の一部を使っていただくことになる。
窯は、名越三昌(古浄味)の尾垂釜。茶碗は16〜17世紀の井戸茶碗。現代の陶芸家の茶碗など数点使っていただく。

「BISTRO YEBISU」〜 幸せな時間を過そう

久しぶりの東京での新規開拓の美味しいレストラン。きっかけは、豊岡演劇祭の直前に公演した東大・慶大生による劇団「遊学生」の一員の学生がアルバイトしているので、行ってみようということになりました。ちょうど、四国香川県三豊町→豊岡公演が終わり、久しぶりにアルバイトに出る日でもあった。

お店はカウンター席、照明を少し落としてテーブルには蝋燭を灯す。
紹介してくれたアルバイトのOさん。オーナーシェフご夫妻にも気に入られて、生き生きと働いている姿が印象的。

そんな所為もあってか写真がうまく撮れてませんが、どのお料理も繊細な盛り付けと奥深いジーンとくる味。「美味しい」を通り越して「幸せ」を感じる絶品のお料理です。

何よりも素敵なシェフとマダムのお二人です

Bistro YEBIS
渋谷区東3-15-8
TEL&FAX 03-6427-3789
【電車】
JR恵比寿駅西口、日比谷線恵比寿駅より徒歩6分
【バス】
渋谷駅東口バスターミナル、田町行き 「東3丁目」停留所下車、徒歩2分

魚返明未&井上銘 at 新宿ピットイン

ああ、ピットイン!
ついに何十年ぶりかで新宿ピットインでライブが聴ける。

とうとうホンモノの「追っ掛け」になってしまったようだ。

昨年4月のKIWA(東京天王洲アイル)でのライブ、7月のMister Kelly’s(大阪梅田)でのライブ、秋のコットンクラブは行けなかったけど、今回はライブハウスの老舗「新宿ピットイン」のライブに押しかけた。

始まりを待つ。ワンドリンク付きでビールを注文。

演奏中は写真撮れないので、アンコール時にパチリ。
アルバム「魚返明未&井上銘」からの曲をメインに、まだできたばかりの新曲も含めて熱い演奏が続く。一番の盛り上がりはアルバムの代表曲 “サイクリングロード”。井上銘のギターにシンセを加えて新鮮な響きをもたらす。どんどん進化(オリジナル演奏にこだわらないで)している。今、一番気に入っているデュオです。

こんなセッティングでした。

ジャズのライブは新宿ピットイン(PIT INN)

学生時代にジャズを聴き始める。
ライブ聴くのは新宿ピットイン、レコード聴くのはジャズ喫茶「ディグ」(DIG)
(書くだけで懐かしい)

当時のピットインは新宿伊勢丹本店裏側の込み入った場所にあったが、今のピットインも夜にはネオン眩しい新宿3丁目の飲食店街にある。(ジャズらしい?)

新宿ピットイン
〒160-0022
新宿区新宿2-12-4アコード新宿 B1
TEL:03-3354-2024

久しぶりの東京

コロナ禍ですっかり東京へ仕事やプライベートで行くペースがダウンしてしまった。
この青山から六本木を望む風景が沁みる。画像左のビル(クレーンの手前辺り)が我が社のショールームがあるツインビル。毎月、東京に来て、そこのデスクで仕事をしたのが、懐かしくなってしまった。

東急ハンズだったビルの看板が「HANDS」に変わっている。2022年にホームセンターのカインズに買収され社名(商号)から「東急」が外れて「ハンズ」に変更。時代はどんどん進んでいくのを実感。

Apple丸の内

いつも利用していたApple銀座店は、現在改装工事で新橋近くで仮店舗。なので、今回は丸の内のAppleショップへ。2019年にオープンした旗艦店

最近、使っているiMac、MacBookの調子が悪くなり、そろそろ更新しようかと訪ねる。現在の症状をスタッフに伝えてアドバイスを聞く。アップルのスタッフはいつも丁寧に対応してくれる、それもアップル人気を支えているのだろう。

「みんなのけんちく学校」プロジェクトを豊岡で検討

鎌倉の一般社団法人「木和堂」さんが鎌倉で実施している「鎌倉 みんなのけんちく学校」を関心のある全国の自治体に広めようと、豊岡でできないかと検討を始める。

「けんちく学校」の目的は、「森の恵み、木の良さを見て、嗅いで、触って体験する」「職人の技と知恵を知り学ぶ」「自分の手を使ったものづくりの面白さに気づく」こと。

林業、製材、設計、大工、左官、建具などのそれぞれの職人が講師となって、子どもたちと共に体験を通して伝えていくのが大きな特徴。

鎌倉から木和堂のお二人も来られて、鎌倉での活動を紹介していただく。これまでの3回(年間に8回のワークショップを行なう)の実績と課題などを聞き、豊岡での可能性を探る。

個人的に親しくしていただいている市役所職員と地域活動で子どもたちの学びと遊びを提供しているKさん、地元で民家再生を手がけているIさんなど、多様なバックグランドを持った友人、知人と相談を始めました。

相談会場となった「里やま工房」の池口さんとは30年来の知人。こんなテーマで再会できるのも嬉しい。初めて訪問した「里やま工房」からの風景もなかなか素晴らしい。

「けんちく学校」開校に向けて頑張りたい。

U-35の準備が進行中

シェアハウス「江原_101」の建物の構造模型。
建築家集団「ガラージュ」が10月に開催される「U-35 Architects exhibition」で展示するもの。「U-35」は35歳以下の若手建築家の登竜門。100を超える応募、推薦の中から7組が選ばれ、その場を与えられる。

ドーモ・キニャーナの改修工事の一部を原寸大で製作したもの。

これらの展示物も含め、ガラージュの本番でのプレゼンテーションも楽しみになってきました。

永楽館歌舞伎が戻ってきた

コロナ禍で中断していた永楽館歌舞伎が4年ぶりに再開されました。
コロナ影響で日程調整が困難。片岡愛之助さんの日程に合わせて、今回は9月になりました。
待ちに待ったファンが連日詰めかけ、全ての公演はチケット完売。

この永楽館の空間が良い。
「お帰りなさい、愛之助さん」の気持ちで開演を待つ観客。

今年の演目は、
一、菅原伝授手習鏡(車引)
二、お目見得 口上
三、釣 女 (常磐津連中)

抹茶を一服。
歌舞伎の休憩、自席でいただくのもなかなかおつなもの。

お水(これはこれで美味しい)はペットボトル。
折りたためる茶杓。
コンパクト収納の茶筅。
道具も大事!

なんやかやと永楽館歌舞伎は面白い。
愛之助さんも「ライフワーク」として永楽館での歌舞伎を続けていくと宣言。
なんとか、これからも続けてもらいたいものです。