新文化会館(豊岡市)に希望すること

新文化会館市民説明会(豊岡市)より

豊岡市の新文化会館の整備計画が進行中。

音楽ファンの一人として大いに期待しています。どうしても建物や設備(音響、ステージ、客席、楽屋など)に関心が行きますが、それを運営する組織(仕組み)も大切にしていただきたいと思っています。

1980〜1990年代に「箱物行政」と言われる時代がありました。地方自治体が隣にもあるから我が町にもと類似施設を造り、有効に活用されないまま運営に行き詰まってしまう、と言うケースが全国各地で頻発。身近な例としても実感するところ多しです。

より大切なのは、建物完成後の会館(劇場)運営ですね。

新文化会館市民説明会(豊岡市)より

平田オリザさんの「地域文化コーディネーター育成講座」(豊岡市民プラザ主催)に参加したときのお話が、その後いつも記憶にあり、大切なことだと思う。

もう11年前になりますが、講座の内容と思いをブログに書きました。

”劇場の館長は専門家(それを愛している人)がやるべき。世に名高いワースト3の劇場の共通点は、受け付、管理人がひどい(事務的、無関心、管理優先、出向任期で交替)。みんなで創り上げる環境が大切。まさに劇場は生きものなんだ。”
KOH’s VIEW【「文化の地産地消」〜 平田オリザ in 豊岡】 2012年6月18日

今年度(2023年度)は、まさに「管理運営計画」が策定されようとしている。ぜひ、運営組織をしっかりとした方針でやっていただきたい。

最後は私の思いで締めくくりました。

“「地方には付加価値を生む人材が不足」(オリザさん)との指摘を超えていきたいものだ。”  と。

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