『非時香果』〜フレンチ・レストラン開店

非時香果』。
ときじくのかくのこのみ」と読む。

本日3月21日、城崎温泉にてオープンしました。

非時香果(フレンチ・レストラン)
兵庫県豊岡市城崎町湯島255番地
tel : 050-3188-0082
mail : t.kakunokonomi@kinosaki.co

初日第1番(夜の営業で)の予約を入れ、さっそく行きました。

ここまで入れ込むのは、シェフのタツロー君は幼い頃より知っている。親しい家族の長男で、小学生の頃からうちに来て英語を勉強したり、裏の円山川で魚釣りをしたり。

彼は神戸のフレンチレストランで修業をし、その後フレンチの経験を積みながら独立。
東京・銀座で修業していたレストラン、独立して昨年まで営業していた大阪・天満橋のレストランも行ったことがある。

そして今回、故郷の豊岡市で念願(かな?)のレストランを開店。但馬の豊富な海山川の食材を活かしたフレンチを楽しみにしています。

ぜひ、行ってみてください。

非時香菓」(ときじくのかくのこのみ)って?

新羅(しらぎ)国の王子、天日槍(あめのひぼこ)伝説に登場。
垂仁天皇が田道間守(たじまもり)を常世国(とこよのくに)に遣わし,不老長寿の果実である橘を探して持ち帰るように命じた。

この「橘」のことを「非時香果」という。
「時を選ばず(非)に香る果実」
長く枝にあり、香りの消えない果実、つまり橘(たちばな)。
日本原産の唯一の柑橘類と言われている。

私たち(妻も)のワイン好きでよく飲むのを知ってもらっているのか、お皿毎にその料理にあったシェフお薦めのワインを出していただき、(ヤバいぐらい)すっかりご馳走になってしまいました。感謝!

橘の香り、不老長寿でいたいと思いながら。
最後のデザートまで美味しくいただきました。
地元食材を活かした美味しいフレンチを楽しみにしています。
がんばれー、タツローシェフ!

ボクハン〜それにしても妙な

ボクハンツバキ(ツバキ科)
一目で見分けられるツバキ。小輪だが二色のコントラストが鮮やか。外側は濃い紅色、中心に雄しべが白く弁化した短い花弁が端正に重なり合う。この特殊な咲き方は唐子咲きと呼ばれる。卜伴の名以外に京都をはじめ関西では月光とも。京都では大徳寺真珠庵や大仙院、宝鏡寺などで知られる。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

ボクハン。漢字で書くと「卜伴」。

花の形状といい、名前の響きといい、漢字の文字といい、なんとも妙だ。

植えたはずもない紅い椿を庭の隅っこで発見した時、中心にある雄しべがモジャモジャとしていて「なんだこりゃあ」と驚いたのを覚えている。(2006年4月のブログ)
さっそく辞典やネットで調べ、判明しました。おそらくどこかで植えていらっしゃるご近所から、鳥が種を運んで来たのだろう。

それから15年以上経って、庭の大改造に伴って、こちらの広場に植え替えて3年ほど、元気を取り戻して、今年はたくさんの蕾をつけている。

アッという間に咲いた シデコブシ

シデコブシ(モクレン科)
変わった名は神道の四手に基づく。しめ縄や玉串に下げる紙と、本種の垂れ気味の花びらが結びつけられた。花弁と萼は区別しにくく、両方合わせて花びらは十二〜十八枚。同属のコブシは全国に分布するが、本種は東海地方の丘陵にのみ自生。湿地の周辺に林をなす。花色は白から濃いピンクまで。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

モクレンかなと勝手に思っていたが、根本の植えた時に一緒に埋めた樹種名の札を見ると「コブシ」と書いてある。がコブシって白い花だったはず、とネットで調べる。これはシデコブシというのが結論になった。

花おりおりによると、自生しているのは東海地方の丘陵のみ、との解説。こうして植物を調べていくのもなかなか面白い。

ヒュウガミズキ〜なぜヒュウガ?

ヒュウガミズキ(マンサク科)
マンサク科の花木で早春に咲く。最初の発見地は丹後の大江山山系の杉山。シーボルトが弟子の二宮敬作と共に見いだしたと伝わる。それにしてはなぜ「ヒュウガ」か。日向でも近年発見されたというが、少ない。丹波にも産し、麓次郎氏はかつてその地を治めた明智日向守光秀にあやかったかとも。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

葉が出る前のヒョロヒョロっとした細い幹に咲く可憐な黄色い花が美しい。早春に「まず咲く」マンサクに少しを遅れをとって咲くヒュウガミズキ。同じマンサク科とあるから納得だ。

「花おりおり」の解説が面白い。最初の発見地は丹後なのになぜ「ヒュウガ(日向)?」。そこに明智光秀が出てきてビックリだ。丹後の大江山というから意外と近い場所、同じ気象条件だから定着しているのだろうか。グッと親しみが湧いてきた。

NAKATA HANGER in London(再録)

NAKATA HANGER のイギリス/ロンドンでの展示会。
詳しくは ” NAKATA Art Display in London”

展示会は、Arterton London の企画、協力のもとに実現しました。

オープニング・パーティには、ファッション関係者、サヴィル・ロウのテーラー・ショップの経営者、メディア関係者など、約200名が来場。

ファッション・センス抜群の来場者。

NAKATA HANGERをどのように評価していただいたのか気になるところ。
これからも顧客ユーザーの声に耳を傾けながら、より価値のあるものを提供していかなければと強く思うイベントでした。

「世界一のハンガー屋」に〜繊研新聞より

3月15日の「繊研新聞」(アパレル業界紙)に掲載していただきました。
2023年1月のロンドン・サヴィル・ロウでのNAKATA HANGER展示会についての記事。

NAKATA HANGERは、ハンガーを「洋服の帰る場所」(A Home for Your Clothes)と名付け、洋服を大切にケア、保管するための道具として位置付けています。

世界のファッション好きな人々から注目をいただいています。

▼繊研新聞(https://senken.co.jp/)2023年3月15日付
「世界一のハンガー屋」に
https://senken.co.jp/posts/nakata-hanger-230315

中田工芸(株)の創業者(中田敏雄)は、かつて「うちのハンガーを欧米に輸出したいという夢がある。実現したらハンガーの里帰りだ」とよく言っていた。

二代目(私)は、入社するといの一番に世界中のハンガー屋を調べ(ジェトロに依頼)、リストにある約300社に手紙を出した。返事のあった10数社のうち、ドイツ、フランス、イタリアのハンガー屋を、持てるだけの目一杯のハンガーをキャリーバッグに詰めて訪問した。成果は乏しかったが、ヨーロッパにあるハンガー・メーカーの経営者と出会ったのは貴重な経験だった。

そして三代目社長がロンドンへ。しかも「背広」の語源と言われる世界のファッション/スーツのメッカ「サヴィル・ロウ」(Savile Row)で展示会(NAKATA Art Display in London)を開くことができました。

三代の夢の実現、いや、物語が始まる。

夕暮れの日置橋

夕暮れ、ブラリと自転車で散歩。(この言い方、変ですね)
自宅から円山川下流に向かって数分。
日置橋のたもとから河原に下りる。

沈む夕陽が橋にかかる。
橋の下から、妙見山から神鍋高原に連なる峰が見える。

いよいよ沈む太陽。

正面(写真中央)が、JR江原駅、江原河畔劇場辺り。
その右に伸びる家並みが日置(ひおき)地区。
(私の祖父時代は「へき」と呼んでいた)

この角度(日置橋の上)から見る景色は新鮮だ。

ユキヤナギ〜今年は早いぞ

ユキヤナギが咲き始めた。
いつもの年よりも半月以上、早くやってきた。

名前から連想する訳ではないけれど、
クリスマスリースを思い浮かべてしまった。

青空〜春を待つ

気持ちいい、青空。

赤い屋根の江原河畔劇場。
その真上の平な山に但馬空港。

円山川を上流方向(南向き)に眺める。
進美寺の山が見える。

蛇行する円山川。

着陸態勢に入った伊丹→但馬空港便。

「河畔の集い2023」〜移住者と地元住民の交流の場

江原河畔劇場(豊岡市日高町)で、但馬地域へ移住された方たち同士の情報交換、活動の様子をプレゼンする交流会が開催された。主催は豊岡市だが、呼びかけ対象は但馬3市2町に移住された方たち。地元近隣の住民たちにも案内して交流するイベント。

劇場前駐車場では、5台のキッチンカーが集結し、カレーやホットドッグ、クレープにおはぎまで食べられる。地場産業カバンづくりに従事する移住者のモノづくり体験、劇場内では、地方へ移住した人の成功事例、体験の講演会も行われた。

劇場2階では、コミュニケーション力を身につけるのを目的としたワークショップも開催されている。

こうした催しを通じて「演劇」が人と人の出会いや交流を促進する役目を果たすのが、演劇のまちづくりにつながっていくことを実感したイベントでした。