ヒュウガミズキ〜なぜヒュウガ?

ヒュウガミズキ(マンサク科)
マンサク科の花木で早春に咲く。最初の発見地は丹後の大江山山系の杉山。シーボルトが弟子の二宮敬作と共に見いだしたと伝わる。それにしてはなぜ「ヒュウガ」か。日向でも近年発見されたというが、少ない。丹波にも産し、麓次郎氏はかつてその地を治めた明智日向守光秀にあやかったかとも。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

葉が出る前のヒョロヒョロっとした細い幹に咲く可憐な黄色い花が美しい。早春に「まず咲く」マンサクに少しを遅れをとって咲くヒュウガミズキ。同じマンサク科とあるから納得だ。

「花おりおり」の解説が面白い。最初の発見地は丹後なのになぜ「ヒュウガ(日向)?」。そこに明智光秀が出てきてビックリだ。丹後の大江山というから意外と近い場所、同じ気象条件だから定着しているのだろうか。グッと親しみが湧いてきた。

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