再開! 但馬コネクション

丸3年の中断を経て、但馬コネクションが再開されました。

2019年12月のジャズライブを最後に、コロナ対策で中断を余儀なくされていましたが、コロナ対策分類も変わろうとしている中、再開を決断。

会場はシェアハウス「江原_101」に移す。古い民家をリフォームして昨年8月にオープン。CATの学生たちが住み、共有スペース「スタジオ」を利用する。約50人は収容できる空間。

コロナ前まで、61回を重ねてきたセッションでは、第2部は「ワイン片手に語り合う」形式で交流を重ねてきたが、再開後は、午後のティータイムをイメージして、手作りのケーキ、クッキーとお茶をいただきながら交流、意見交換をする形式。

3年ぶりなので「久しぶり!」と声を交わす人たち、「初めまして」と挨拶する人たち。地域では、この3年の間に劇団青年団が江原河畔劇場のオープンと同時に引っ越してきたり、2021年には芸術文化観光専門職大学が開学したり。

中断していた但馬コネクション再開は、地域の新しい顔合わせ、交流が生まれる場としての役割も果たせそうだ。

U2 “Songs of Surrender”

U2の新作アルバム “Songs of Surrender” 3月17日リリース。
アイルランドの祝日、聖パトリックの日。

1980年のデビュー以来、14枚のアルバムをリリース。
全てのアルバムを何十回と聴き、コンサートにも行った。

そしてこの新作は40曲を厳選し、新たな解釈で新録音したもの。
オリジナル・バージョンを削ぎ落とした形で演奏している。

聴き慣れた曲、素朴なアレンジ。40年経っても素晴らしい曲。
若き日の演奏とはまた違った味のあるエッジ、ボノに引き込まれる。

曲ごとに、あの時自分は何に夢中だったのか。
何を思っていたのか蘇ってくる。

不滅のバンド。

(音声)
One
Where The Street Have No Name
Every Breaking Wave
Walk On
With Or Without You
Sunday Bloody Sunday

芽吹きとサクラの春の宵

芽ぶくカエデと花開くサクラ

昨日は、快晴、最高気温26℃の春爛漫。
今宵は、雨あがりの芽吹きが美しい。

サクラ咲く。

一昨日の3月21日に咲き始めた庭のソメイヨシノ。
こんなに早く咲くのは驚きだ。
記録としてアップしておこう。

🎵こぶし咲くあの丘 北国の〜Spring has come.

快晴!
気温はぐんぐん上がってすでに23℃超え。
川からの風を受けて気持ちいい。

よーく見ると、山に白いものが。

コブシの花だ。
サクラの開花よりも、ちょっとお先にと言ったタイミングで山に咲く。

白樺 青空 南風
コブシ咲くあの丘
あの丘 北国の ああ北国の春
季節は都会ではわからないだろうと
届いたおふくろの、、、、

と、ついつい口ずさんでしまう。
そんな、のどかな暖かい日。
Spring has come.

『非時香果』〜フレンチ・レストラン開店

非時香果』。
ときじくのかくのこのみ」と読む。

本日3月21日、城崎温泉にてオープンしました。

非時香果(フレンチ・レストラン)
兵庫県豊岡市城崎町湯島255番地
tel : 050-3188-0082
mail : t.kakunokonomi@kinosaki.co

初日第1番(夜の営業で)の予約を入れ、さっそく行きました。

ここまで入れ込むのは、シェフのタツロー君は幼い頃より知っている。親しい家族の長男で、小学生の頃からうちに来て英語を勉強したり、裏の円山川で魚釣りをしたり。

彼は神戸のフレンチレストランで修業をし、その後フレンチの経験を積みながら独立。
東京・銀座で修業していたレストラン、独立して昨年まで営業していた大阪・天満橋のレストランも行ったことがある。

そして今回、故郷の豊岡市で念願(かな?)のレストランを開店。但馬の豊富な海山川の食材を活かしたフレンチを楽しみにしています。

ぜひ、行ってみてください。

非時香菓」(ときじくのかくのこのみ)って?

新羅(しらぎ)国の王子、天日槍(あめのひぼこ)伝説に登場。
垂仁天皇が田道間守(たじまもり)を常世国(とこよのくに)に遣わし,不老長寿の果実である橘を探して持ち帰るように命じた。

この「橘」のことを「非時香果」という。
「時を選ばず(非)に香る果実」
長く枝にあり、香りの消えない果実、つまり橘(たちばな)。
日本原産の唯一の柑橘類と言われている。

私たち(妻も)のワイン好きでよく飲むのを知ってもらっているのか、お皿毎にその料理にあったシェフお薦めのワインを出していただき、(ヤバいぐらい)すっかりご馳走になってしまいました。感謝!

橘の香り、不老長寿でいたいと思いながら。
最後のデザートまで美味しくいただきました。
地元食材を活かした美味しいフレンチを楽しみにしています。
がんばれー、タツローシェフ!

ボクハン〜それにしても妙な

ボクハンツバキ(ツバキ科)
一目で見分けられるツバキ。小輪だが二色のコントラストが鮮やか。外側は濃い紅色、中心に雄しべが白く弁化した短い花弁が端正に重なり合う。この特殊な咲き方は唐子咲きと呼ばれる。卜伴の名以外に京都をはじめ関西では月光とも。京都では大徳寺真珠庵や大仙院、宝鏡寺などで知られる。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

ボクハン。漢字で書くと「卜伴」。

花の形状といい、名前の響きといい、漢字の文字といい、なんとも妙だ。

植えたはずもない紅い椿を庭の隅っこで発見した時、中心にある雄しべがモジャモジャとしていて「なんだこりゃあ」と驚いたのを覚えている。(2006年4月のブログ)
さっそく辞典やネットで調べ、判明しました。おそらくどこかで植えていらっしゃるご近所から、鳥が種を運んで来たのだろう。

それから15年以上経って、庭の大改造に伴って、こちらの広場に植え替えて3年ほど、元気を取り戻して、今年はたくさんの蕾をつけている。

アッという間に咲いた シデコブシ

シデコブシ(モクレン科)
変わった名は神道の四手に基づく。しめ縄や玉串に下げる紙と、本種の垂れ気味の花びらが結びつけられた。花弁と萼は区別しにくく、両方合わせて花びらは十二〜十八枚。同属のコブシは全国に分布するが、本種は東海地方の丘陵にのみ自生。湿地の周辺に林をなす。花色は白から濃いピンクまで。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

モクレンかなと勝手に思っていたが、根本の植えた時に一緒に埋めた樹種名の札を見ると「コブシ」と書いてある。がコブシって白い花だったはず、とネットで調べる。これはシデコブシというのが結論になった。

花おりおりによると、自生しているのは東海地方の丘陵のみ、との解説。こうして植物を調べていくのもなかなか面白い。

ヒュウガミズキ〜なぜヒュウガ?

ヒュウガミズキ(マンサク科)
マンサク科の花木で早春に咲く。最初の発見地は丹後の大江山山系の杉山。シーボルトが弟子の二宮敬作と共に見いだしたと伝わる。それにしてはなぜ「ヒュウガ」か。日向でも近年発見されたというが、少ない。丹波にも産し、麓次郎氏はかつてその地を治めた明智日向守光秀にあやかったかとも。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

葉が出る前のヒョロヒョロっとした細い幹に咲く可憐な黄色い花が美しい。早春に「まず咲く」マンサクに少しを遅れをとって咲くヒュウガミズキ。同じマンサク科とあるから納得だ。

「花おりおり」の解説が面白い。最初の発見地は丹後なのになぜ「ヒュウガ(日向)?」。そこに明智光秀が出てきてビックリだ。丹後の大江山というから意外と近い場所、同じ気象条件だから定着しているのだろうか。グッと親しみが湧いてきた。