3階の色の共演は

猛暑が続く日々。
日課のストレッチは今春に改修を終えた3階のベランダで。
マットを引いて寝転がって天井を見上げるとこんな感じ。

新たに取り付けた窓枠。思い切った「黄色」にしたのが正解。10年、20年、30年するとどのように色褪せてくるのか経験済みだから。塗りたての鮮やかな黄色も気に入っている。

こちらは同じく3階ベランダの南側。
新たに取り付けたガラスの庇を通して青空が見えるのが嬉しい。

こちらは大きなガラス戸を設置。
ガラス戸を滑らす大きな枠は少し青みがかった深みある「緑色」。
こちらも気に入っている。

「黄色」と「緑」の共演。
真ん中の天井は、新築した31年前のもの。
経年変化でパイン材が赤みがかった色になっている。

なんかいい感じの色の組み合わせ、
「木」という自然素材の良さをつくづく感じます。

オレガノ〜年々陣地を増やしながら

オレガノは、ヨーロッパ地中海沿岸が原産。和名は花薄荷(ハナハッカ)という。イタリア料理によく使われるハーブ。

オレガノは多年草。一昨年に植えた苗が昨年、今年と陣地を増やしながら成長してきた。もともと(実際には根絶やししたはずなのだが)のミントと入り混じりながら生えている。ミントをなんとかしないといけない。

日高夏祭り〜今年はベランダから

毎年7月第4日曜日は日高夏祭り。
昨年は、CATの学生や地域づくり協力隊や劇団青年団の人たちと大勢で広場でBBQしながら花火を楽しんだ。

今年は学生たちは地域のお祭りに参加することもあって、ごくごく親しい友人たちと我が家で花火を楽しむことにする。花火は日が落ちた8時から。それまでに腹ごしらえ。
本日は成吉思汗(ジンギスカン)。北海道から届いた贈り物。計ったように本日受け取る。

夜8時、ジャストで花火が打ち上げられる。
さあ、花火大会の幕開け。

半年かけて完成させた3階ベランダからの花火鑑賞。(今年は絶対にこれを狙っていた)

花火の火の粉なのか、星なのか。
真夏の夜の饗宴。

花火の後は、音楽談義。
一昨日亡くなったジャズ・シンガーのトニー・ベネットの歌を聴きながら追悼。

3階ベランダで家族と良き仲間と「真夏の夜の夢」が実現しました。

The Tony Bennett / Bill Evans Album

The Tony Bennett / Bill Evans Album(音声)

  1. 1. Young And Foolish
    2. The Touch Of Your Lips
    3. Some Other Time
    4. When In Rome
    5. We’ll Be Together Again
    6. My Foolish Heart
    7. Waltz For Debby
    8. But Beautiful
    9. Days Of Wine And Roses
  2. Recorded in 1975

トニー・ベネットが亡くなった。(2023年7月21日。96才)

好きな男性ジャズ歌手と言えば、いの一番にトニー・ベネットの名前を挙げていた。ちょっとシワがれた声だが、曲の盛り上がりでは艶やかに歌うトニー。ハッタリというか誤魔化しではなく、真摯に唄う姿が似合う。(ライブは行ったことないですが)

こんなトニーとビルの再会ライブ映像もありますね。
Bill Evans Tony Bennett Together Again

晩年のレディ・ガガやダイアナ・クラールとのデュエットアルバムも良いですね。あの二人を相手にしてチャーミングに謳いあげるなんて。

そうそう、2008年のビリー・ジョエルのニューヨークのシアスタジアムでの ” New York State of Mind “ も最高ですね。(音声)

大好きなビル・エバンスとのデュエット盤を聴きながら追悼しよう。
安らかにトニー・ベネット。

“NIGHT TRAIN” Oscar Peterson

  1. “NIGHT TRAIN” Oscar Peterson

Oscar Peterson   :p
Ray Brown     :b
Ed Thigpen    :ds

  1. 1. Night Train
    2. C Jam Blues
    3. Georgia on My Mind
    4. Bags’ Groove
    5. Moten Swing
    6. Easy Does It
    7. Honey Dripper
    8. Things Ain’t What They Used to Be
    9. I Got It Bad (and That Ain’t Good)
    10.Band Call
  2. 11.Hymn to Freedom(音声)
  3. Recorded in 1962

「今更」というとオスカー・ピーターソンに失礼だが、普段ジャズを聴いているとあまりにも当たり前に名前も演奏も耳にする。1950年代以来「ピアノの帝王」とも呼ばれる代表的なジャズピアニスト。特にトリオ演奏で「これぞジャズ」と言わんばかりの(手数の多い)演奏スタイル。私はどちらかというと敬遠してきたかも。ハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレットなどの時代の先端(?)をいくスタイルに惹かれてきた。

で「今更」の話に戻ると、最後の曲” Hymn to Freedom” に閃く(トキメク)。このアルバムは特に入れ込むことなく、何度も聴いていたが、「” Hymn to Freedom”って曲知ってる?」の友人の一言で「えっ?」と気づき「よしこれ弾けたらいいな」と決心。果たしてどうなるやら?

元気!〜トキワシノブ

トキワシノブ(シノブ科)
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈15~30cm、横幅15~35cm
苔玉が流行りだして一気にポピュラーになる。シダ植物らしい切れ込みの多い葉が涼しげで、フサフサな根も見所のひとつ。

瑞々しい。
新しい葉がどんどん伸びる。

お互いに競うように陽を求めて。

我が家の観葉植物の中でも、異彩を放つトキワシノブ。

夕暮れ時の窓にトキメク

ブラインドを下ろした西向きの窓。
夕暮れ時のシルエットが美しい。
(なんでこんなに照明器具があるだろう??)

我が家のスィートスポットの一つとして心に留めてきた。
(家族にも言ってない)

こんな何でもない日常の夕暮れ時の瞬間に、心トキメキます。

『膚』(はだえ) 岩田奎句集 

ありきたりの身体感覚を彼は言語にしない。
自らの体も心も凌駕する言葉を、力強く選び取る力が
岩田奎にはある、天才とは呼びたくない。
俳壇は今、畏るべき青年をたしかに得たのである。
櫂未知子(表紙 帯 より)

『膚』 岩田奎句集

岩田奎くん。(あえて君と呼ばせてもらお方)

岩田君との出会いは、芸術文化観光専門職大学の学生たちと一緒に、どこに住もうか彼らが悩んでいる時に、私に声がかかった2021年ごろだろう。岩田君は(当時)東大生で、豊岡の演劇のまちづくりに興味を持ち、半年ほど豊岡に引っ越してきて住んでいた。そこで学生同士が出会い、一緒に住もうということになったらしい。

その後、大学を卒業し、大手広告会社に就職して豊岡を離れても、住民票は置いておきたいと、現在もシャアハウス「江原_101」にある。

そんな岩田君だが、彼は俳壇の芥川賞と言われている「角川俳句賞」を史上最年少で受賞。一躍に登場する。そして、記念すべき句集『膚』が出版された。

櫂未知子氏の帯にもあるように、「体も心も凌駕する言葉」で句集は綴られている。(私にはその何たるかを説明することは到底無理。手にとって読んでいただくしかない)

そんな岩田奎君を9月の但馬コネクションのゲストに迎える。それまでに、少しでも彼の句に接し、その何かを感じようと思う。


Roger Waters ” THE LOCKDOWN SESSIONS “

Roger Waters ” THE LOCKDOWN SESSIONS “

1 Mother
2 Two Suns in the Sunset
3 Vera
4 The Gunner’s Dream
5 The Bravery of Being Out of Range
6 Comfortably Numb 2022

Recorded in 2022

元・ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズの新作アルバム。コロナ禍のロックダウン中に自宅で録音した曲と、北米ツアー中に録音した音源を収録してリリース。

1曲目の“Mother”(音声)は、何度聴いても、久しぶりに聴いても、いつ聴いても、ピンク・フロイドを聴いていたあの頃に一気に引きもどされる。静かに口ずさむように歌うロジャー。どこにこんなに引き込むパワーがあるのだろう。

唯一のコンサート録音の” Comfortably Numb 2022 ” (音声)も聴きものだ。

ああ、久しぶりのピンク・フロイドだ。