Keith Jarrett “Answer Me”

Keith Jarrett “Answer Me”(音声)

Keith Jarrett : p
Answer Me (4:30)
Recorded on Mar.7,2016 at Budapest,Hungary

私のブログでは、アルバムタイトル、ミュージシャン、曲名、録音日の順でフォームを決めて紹介していますが、こんなにシンプルなのは初めて。

2020年5月8日、キース・ジャレットが自分の75歳の誕生日に未発表トラック「アンサー・ミー」この1曲だけをリリース。キース自身への贈り物としたのかな。
(迂闊にもこの曲知らずにスルーしていた。)

2016年7月3日、ハンガリー、ブダペストのベラ・バルトーク国立コンサート・ホールでライヴ録音。逆算するとキース71歳の時の演奏ですね。
(この年3月に私は台湾で九死に一生の大事故に遭遇。あの頃か、と思うとこの曲がさらに染みてくる)

この曲の正式名は” Answer Me,My Love”(私の愛に応えて)。
なんか最近、バラードばかり聴いているような気がしている。

『ディア・ディア』〜劇団遊学生が今年もやってきた!

劇団遊学生 2023年度公演
『ディア・ディア』
開 演 : 2023年9月10日[11:00 / 18:00]
          9月11日[19:30]
場 所 : 立光寺 (豊岡市日高町江原)

今年もやって来た劇団遊学生。
東大と慶應の「すずかんゼミ」の現役学生たちが集まり、演劇公演を行なっている。
昨年9月にも、出石の柳行李職人の話をモチーフに芥川龍之介「地獄編」を改作した遊学生版『地獄編』を上演し、大好評を得ました。

『地獄変』〜劇団「遊学生」江原(立光寺)公演
『地獄変』(立光寺公演)3日間満席で盛況裏に終了

演劇表現の情熱は先輩から後輩に受け継がれ、今年もオリジナル作品『ディア・ディア』を上演する。
「不思議な魔法を使って、宛先のない手紙を配達する郵便屋さんの物語」
さてさて、どんな物語が演じられるのでしょう。

3公演とも、まだ若干席があります。

日蓮宗「立光寺」さんの立派な本堂での上演。
寺院の空間で繰り広げられるお芝居の味わいはまた格別です。
興味のある方、ご都合の良い方、立光寺さんに出かけてみてください。

※「すずかんゼミ」= 鈴木寛教授が指導する東大、慶大のゼミ
鈴木寛
日本の教育者、社会学者、元政治家。本名は「すずき ひろし」。 現職は、東京大学公共政  策大学院教授、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。
(Wikipediaより)

朝7時〜シラサギの出勤?

朝7時。
裏山の向こうから朝日が差し込み始める。
麓を流れる円山川の上流方面から下流に向かって編隊を組んで飛んでいくのはシラサギ。

←左が下流   右が上流→

毎朝、ほぼ同じ時間に通過する。
出勤時間。
行き先はどこだろう?

ちなみに、午後5時ごろには、下流から上流に向かって編隊が行く。
帰宅の時間。
お疲れ様です。

『茶碗』〜茶を飲む器の変遷と多様性

野村美術館開館40周年記念シンポジウム(会場:京都国際交流会館)に参加。
テーマは『「茶碗」〜茶を飲む器の変遷と多様性〜』。

開館40周年と書籍『茶の湯の茶碗』(全5巻)の完結を記念して開催される。登壇者は、各巻の責任編集者。コーディネーターは、野村美術館の谷晃 館長。ただ、第五巻の「楽茶碗」の楽 直入氏は創作活動のため欠席。

まず最初に、谷館長からこのシンポジウムに至るまでの経緯と、登壇者は「まさにこれからの茶碗研究の第一線で活躍することが期待され、今後を担う若手研究者であると紹介される。

第一巻から「唐物(曜変を含む様々な唐物天目)」。「高麗(雲鶴、三島、粉引、井戸、高麗、伊羅保など紹介」。「和物I(桃山期を代表する瀬戸、美濃、唐津などの国焼茶碗を紹介)」。「和物II(仁清、乾山などの京焼、諸国茶陶窯を紹介)」。「楽茶碗(楽家の歴代、田中宗慶、大樋焼などを紹介)」。全部で五巻。各館6930円(税込)。

私的な話題ですが、第一巻「唐物茶碗」の責任編集者の徳留大輔氏(出光美術館学芸課長)と久しぶりの再会。(実は登壇者であるのを知らずびっくり)

2011年に、谷 晃館長の「お茶のルーツを訪ねる雲南省の旅」でご一緒しました。昆明(コンメイ)→西双版納(シーサンパンナ)→大理(ターリ)の茶馬古道を訪ねる。ツインの同部屋だったので、よく話、よく飲み、いろいろと美術品(当時は山口県立萩美術館の学芸員)のことを教えていただいた。

当時のブログ記事(2011年)
昆明
西双版納
大理

懐かしい。
今度、出光美術館にぜひ寄ってみよう。

小さな世界都市 豊岡の挑戦〜地域活性学会

地域活性学会の研究大会(豊岡市)市民公開講座プログラムに参加。

(調べてみると)
地域活性学会とは、2008年に全国大学地域再生ネットワークが主催となり、内閣府が後援して「地域再生フォーラム」を開催するところから始まる。大学研究者、国・地方自治体の職員、NPO、産業界などのメンバーで構成。社会、政策課題である地位活性化をアカデミズムの立場で支援するのが目的で創設される。

豊岡市民の参加は意外と少なく、全国からお見えになった大学関係者、行政職員の方が多数。

記念講演は、平田オリザさんが登壇。「小さな世界都市 豊岡の可能性〜芸術文化と観光の観点から〜」と題して講演。ご自身のこれまでの作品を紹介し、どうして豊岡が演劇に関わるようになったかの経緯を説明される。(ここは、何度聴いても面白い)

但馬には自然(海山川)、温泉、食、地場産業などコンテンツは揃っている。あとは、インバウンドなどにいかに認知され、回遊してもらい長期滞在を実現するのか。ナイトアミューズメントとして演劇や文化が寄与する。世界的演劇祭のアヴィニョン、映画祭のカンヌとほぼ同じ人口規模の豊岡市は、大きな可能性を秘めている。

パネルディスカッションのテーマは「ローカルとグローバル、環境と経済、演劇と日常」。
登壇者は、卯野裕也君(かばん産業)、西村総一郎君(城崎温泉)、渡辺瑞帆さん(演劇、建築家)、宮垣健生君(金融機関)など、地元の経済、文化活動の先頭を走る30〜40代の若手。

印象に残ったのは、100年のスパンで自身の企業や地域を考え、世界の潮流を鋭く捉え、その変化に対応するには、どうしたら良いのか、という思考性。とても頼もしく、期待し、応援していきたいと思いながら拍手をおくりました。

1日遅れのスーパー

うっすらと満月見える瞬間ありました

8月31日はスーパームーン。
一緒に見ようと友人からご招待いただいていた。
31日は天気予報は曇りなので、事前に1日延期して9月1日に。
が、残念ながらこの日も薄曇り。
「昨日よりマシだよね」と言いながらしばらく夜空を見上げる。
今夜も、無〜雲ではなくて無〜運。
無〜ン (T_T)

ムーンは残念でしたが、スーパー・ディナーが待っていた。
本格的な中華料理。これまでにもいただいたことがありますが、
今回も「美味しい」を通り越して、スーパー・ハピネスとなりました。

映えるススキ

広場のタカノハススキ。
猛暑の中、ススキの季節がやってきた。

背景によってススキの表情が変わるが面白い。

ススキって映えますね。

秋の満月昇る位置確認〜2日早いけど記録として

自宅3階より 8/29 18:50 

満月(厳密には2日前)がどこから昇ってくるのか、記録として残しておこう。
季節によって、満月が山から顔を出す位置は変化する。
冬季は、山の頂上より左側から顔を出す。

この直前には、稜線の木々の枝の隙間が明るくなる。
昇り出るお月さんを静かに眺める。
ちょっとづつ移動していくのがわかる。
心安らぐ(いや、心ざわつく?)、そんな満月なのだ。

沈む太陽、昇る月

豊岡市日高町府市場 円山川堤防 18;20

沈む太陽を眺めるために堤防へ(豊岡市日高町府市場付近の円山川左岸)。
ウォーキングコースの一つなので、この時間、この辺りの夕暮れが美しいのを知っている。

沈む瞬間、西の空を真っ赤に染め上げる。
黒ずんでくる山の稜線を眺めると何とも言えない気分になる。

同じ時間に振り向いて東を眺めると、まだ青空が残っている。
ぽっかりと浮かぶ雲が赤く染まっている。
その先の山の上にはお月さんが昇る。

そうだ、明後日はスーパームーンの満月だ。

イワダレソウ〜グランドカバーに適している

イワダレソウ(クマツヅラ科)
今、この植物が意外な場所で活用されだした。それは都会のビルの屋上。岩垂れ草の名のように、本来の生育地は暖地の海岸の岩場や砂地。暑い砂上をはって茂る能力が屋上緑化に向く。しかも、海浜植物では少ない浅根性で、荷重上厚く土壌を使えない既存のビルにはぴったり。ただ強い耐寒性はない。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著

ずばり「グランドカバーに適し、雑草が生えてくるのを抑えてくれる」。この言葉に関心を持つ。ただ、それを知って購入したり、意図的に植えたわけではないのですが、広場の土を入れ替えた時に、その土に種か苗がくっついていたのかもしれない。

さらに詳しく調べると、いろいろと注意も必要なことがわかってきました。

イワダレソウはクマツヅラ科・イワダレソウ属に分類される日本産の植物です。元々のイワダレソウは、海の浜の砂場に似た所に這いながら育ちます。日本では、伊豆半島から南西諸島の海岸側にかけて分布しています。

クラピアは、宇都宮大学の教授であった倉持仁志さんにより日本産のイワダレソウを用いて品種改良したのが「クラピア」です。クラピアの生長っぷりは芝生の約10倍にも昇ります。そのためグランドカバーに利用される機会が多いです。

外来種もありヒメイワダレソウと呼ばれています。ヒメイワダレソウは東南アジアからペルーの亜熱帯地域に自生しています。世界中では約200種類もの品種があることが確認されています。ヒメイワダレソウは野生化が警戒されている品種で、生態系被害防止外来種リストに指定されました。その理由にはヒメイワダレソウが日本の生態系の被害を及ぼす危険性があるとしたからです。

引用元:Green Snap 「イワダレソウの花言葉|種類や意味、花の特徴は?」より

外来種のヒメイワダレソウは日本の生態系に被害を及ぼす危険性があるので、外来種か日本産かをしっかり区別することが大切。

品種改良した「クラピア」はOKなので、こちらを探してみる価値はありそう。芝生の10倍のスピードで広がる、というのは、広場の草刈りに奔走している現状には有効そうだ。