『わけあって絶滅しました。』丸山貴史・著

絶滅は、どんな生き物にも平等に訪れます。ということは、今、この本を読んでいるあなたの背後にも絶滅の魔の手がせまっているかもしれないのです。
でも、わたしたち人間には、絶滅に立ち向かうための「武器」があります。
それは、学んで考えること。いろんな生き物が絶滅したわけを知っておけば、これからの地球で生き残っていく方法を思いつくかもしれません。

『わけあって絶滅しました。』丸山貴史・著 今泉忠明・監修
(「だけどやっぱり絶滅したくない」 p12より)

というわけで、この本を読むことにしました、、、、
なんてことはないんですが、絶滅した生き物のイラストに惹かれて気がつけば購入していました。(笑)

滅びたってことなのに、どこかホノボノしてて、悲壮感というよりも精一杯生きたよ!って感じがいいですね。

「絶滅理由ランキング」が面白い。
1位 = 理不尽な環境の変化→火山爆発、隕石、温暖化、寒冷化など
2位 = ライバルの出現→より速く、より頭が良く、より省エネなど。
3位 = 人間のせい→狩り尽くす、環境を変えてしまうなど。

「絶滅の4パターン」も面白い。

1. 油断して→どんな生き物にも、いい時代はある。だけど永遠じゃあない。気をぬいた瞬間、絶滅はもうすぐそこにいる。

2. やりすぎて→生き物は、どんどんしかしていく。その真価が正しいかどうかは、だれにもわからない。ただ、色々極端になると生きにくくなる可能性大。

3. 不器用で→息をしたり、ご飯を食べたり、眠ったり。生きているだけで充分がんばっているんだから、不器用だっていいじゃない。絶滅するかもしれないけどね。

4. 不運にも→今、地球上にいる生き物はたまたま生き残ってここにいる。逆にいうと、絶滅した生き物は、たまたまほろんでしまっただけ。

なんか企業経営にも当てはまりそう。

『ベートヴェンを聴けば世界史がわかる』片山杜秀・著

フランス革命のあと、元々はルイ14世が宮廷の音楽家たちを養成するために造った王立声楽・朗読学校が改編され、1795年に広く市民社会で活躍する音楽家も育てる音楽院となります。それはこれまで王に近い階級だけが独占していた音楽への道を、広く開放するものでした。その意味では、1793年に開館され、民衆にも美術品を公開したルーブル美術館と同様、市民への「高級芸術」の開放だったのです。王のための芸術が、市民のための芸術に変じたのです。
『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』片山杜秀・著(p176)

音楽(クラシック音楽)の歴史を理解するキーワードを駆使しながら、ヨーロッパ史を中心に歴史を辿る。

モノフォニー(単旋律)=中世、グレゴリオ聖歌、声楽(アカペラ)、一つのメロディをみんなで、教会音楽、神の権威と秩序

ポリフォニー(多声音楽)=12世紀ごろ、器楽音楽・伴奏、十字軍、イスラム文化、ローマ教会の弱体

コラール(賛美歌)=16世紀、宗教改革、ルター(聖書のドイツ語翻訳、作曲)、独唱・独奏、個人の祈り、単純化へのプロセス、やがて自由主義・民主主義へ

オペラ=16世紀、古代ギリシャ演劇の復活、コロス、現世、世俗

ロマン派=大都市、革命、戦争、王侯貴族から市民へ、産業革命、成熟した近代市民、娯楽、高級芸術、音楽学校=アカデミズム

ワーグナー=民族主義、近代+土着→国民楽派、普仏戦争、総合芸術

20世紀音楽=洗練→楽器・音色の均質化、ピアノの発達、典雅や微妙なニュアンス、教養ある市民、超人志→ニーチェ、霊的、近代科学、世紀末、無調音楽、幻想、死、前衛音楽、リズムの破壊

大まかにキーワードを拾ってみました。それぞれの歴史・時代を背景に、いろんな作曲家、作品が浮かんできますね。そんなことを思い浮かべながら聴くのもまた楽しみです。

新春に「鮎のヒラキ」〜これも但馬の恵み

正月明けの日曜日、お蕎麦を食べに「ドライブイン山里」(豊岡市竹野町)へ。
ここのお蕎麦は知る人ぞ知る絶品なのです。
蕎麦のつなぎは自然薯(じねんじょ)だけ。

お蕎麦だけでは物足りない時は、こちらも絶品「栃餅のぜんざい」もお薦めだ。

栃の実の灰汁抜きに使う灰を提供させていただいていることもあり、とても親しくさせていただいている。灰はもちろん木製ハンガーの製造中に出る「おが屑」をボイラーで燃やしてでる純度100%のブナの灰。広葉樹(トチ)の実の灰汁抜きには広葉樹(ブナ)の灰が一番なのだ。

帰り際に、お土産にいただいた「鮎のヒラキ」。

季節はずれ(?)の頂き物。いや冬の時期に食べる保存食かも。
いずれにせよ「四季豊かな但馬に生まれて良かった」と感じる
「天からの恵み」なのだ。

山里の井上さんは、川の漁の達人。
自らご自宅横を流れる竹野川に行き、アユを捕り、秋には川ガニ漁。
秋限定の「川ガニ釜飯」(2006年11月6日「KOH’s VIEW」より)
も絶品。

愛のア、夢のユ、開くのヒ。
愛も、夢も開く「鮎のヒラキ」は正月にピッタリだ。(^ ^)v

ドライブイン山里
兵庫県豊岡市竹野町森本460番地
TEL 0796 (48) 0310
定休日  毎水曜日
営業時間 10:00~19:30

新茶会〜淡交会但馬支部

裏千家淡交会但馬支部の新茶会に出席。
会場は豊岡市民プラザ。
濃茶席でお濃茶をいただく。

新春の茶会での主菓子は「花びら餅」。

濃茶の後は、昼食会場へ。
新春のお祝いにと、和太鼓が披露された。
心身に響く和太鼓。
初春に相応しい溌剌とした演奏に感動しました。

演奏は「和太鼓集団 養父太鼓 鼓彩」のみなさん。
隣町の養父市の子どもたちを中心に活動している養父太鼓。
これまで知らなかったが、もう10年前に結成し、地域のイベントや老人福祉施設などで演奏活動をしているそうだ。
「日本太鼓ジュニアコンクール」で兵庫県大会でなんども優勝、全国大会でも入賞と素晴らしい成績も残している。

話は、新年茶会に戻りますが、もっと茶会に相応しい会場がないものかと考えてみる必要もありそうだ。雪降るこの時期、ということで豊岡市市街地の便利な場所という設定であろうが、もう少し神社、お寺、公民館など、各地に赴いても良いのではないだろうか。
至り尽せりの茶席でなくても、新年を祝う質素で厳かな茶もいいのではないだろうか。

冬の円山川に思う

自宅裏の円山川。
四季折々、様々な表情を見せてくれる。

真夏には透き通って、目を凝らすと泳ぐ魚や川底の石まで見せてくれる。
大雨の後は、茶色い濁流が勢いよく流れる。
台風が襲来すると、川向こうの岩が隠れるまで増水し、牙を剥く。

今は冬。
静かで穏やかな表情だ。

右側の河原からカヌーで川を下る。
朝来市生野町円山集落を源流として、北に流れ、豊岡市津居山で日本海に注ぎ込む。
全長68kmだから、ちょうどこの地点は真ん中、中流域だ。

しばらくカヌーは遠ざかっていたが、今年は再開してみよう。
2004年の台風23号後、中流域から下流域へと大規模の堤防工事が行われ、円山川の様子も大きく変化しているだろう。ラムサール条約に再指定された河川工事も見ものだ。

同じ地点から下流を眺める。

竹やぶの向こうにチラリと見える赤い屋根が豊岡市商工会館。今年春からは劇場へと改造が開始する。

カンツバキ〜灰色風景に桃紅色がよく目立つ

カンツバキ(ツバキ科)
サザンカの園芸品種と認められているが、異説もある。若い枝や葉柄、葉の裏面などに毛があるが、サザンカより少ない。葉は長さ2.5〜6cmの長楕円形で、先端はとがり、基部はくさび型形。表面は濃緑色で光沢があり、ふちには鋭い鋸歯がある。遅咲きで12月〜2月に開花する。花は桃紅色の八重で直径7〜9cm。花弁は14〜18個で大小あり、先端は浅く裂け、ふちは波うつ。
『日本の樹木』山渓カラー名鑑

ウォーキングコースの桜並木の間に咲く。

冬の灰色の風景に真紅の彩りを与えてくれる。
よく目立つ。

初春(冬)のウォーキングコース

冬のウォーキングコース。

雪がハッキリと見えるところが神鍋スキー場。奥神鍋、万場、手前の稜線で見えないが、アップ神鍋がある。右側のお椀伏せた山が大岡山。

平地には雪はなく、ここまでは暖冬と言っていいだろう。

ウォーキングコースから北を眺める。
見えているのは山の南斜面なので、雪は見られない。

最後は、西の方向に向かって歩き、向こうに見える上ノ郷(かみのごう)橋がゴール。

夕方に歩くと、夕陽が沈むのと競争しながらゴールに向かう。
夕焼け空を見ながら、ゴールする達成感は格別だ。

さて、今年はどんな夕焼けが見られるかな。
楽しみに歩こう。

『洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑』〜聴き逃してきたロック探し

2015年夏にApple Musicがスタートして以来、私の音楽環境がガラリと変わった。

レコードからCDへ。そしてiTunesがスタートしてからは、インターネットからダウロードして音楽を楽しんだ。その時点でCDの購入はストップ。そしてさらに進んで、現在はApple Musicで音楽を聴く。

厳密には無料ではないが、定額でほとんど探している過去のアルバム、そして現在の音楽を手に入れることができる。クラシックは、お目当のオーケストラや演奏者のアルバムを入手するのはまだ困難だが、ロック、ジャズ、ポップスはほとんど全てのアルバムが手に入る。

となると、これまで聴き逃してきた音楽、バンド、曲、アルバムを遡って聴きたくなるもんだ。

過去の「未聴音楽の再発見」にと、この『洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑』が役に立つ。片っ端から全て聴くのはどだい無理なのだから、これで当たりをつけて、その時代の未聴のロックを聴く。

『洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 Vol.1  1955-1970』

『洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 Vol.2  1971-1977』

『洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 Vol.3  1978-1985』

ミュージックCDの楽しみ

1960〜1970年代はレコードで、1980年代からはCDで、ジャズ、ロック、クラシックとずっと聴き続けてきた音楽。

正確に数えたことはないけど、レコードは1500枚以上、CDも1000枚近くあると思う。もっとも、人生の節目、節目で、引越しなどの際に、中古店に持ち込んだり、2004年の台風23号の浸水でレコードが破損廃棄したりして、何百枚かは減っている。それでも1000枚を越すレコードとCDは現在もある。

レコードは、現在プレーヤーがないので蔵に仕舞ってあるが、CDはあっちに行ったり、こっちに移動したり、置き場所を変えながら、現在は私の部屋の天井下に収まっている。

iPodが登場した時には、レコードをデジタル化してiPodに入れて、毎日聴いていた。1000枚以上あるレコードをデジタル化するには、休日に懐かしいレコードに針を落としながら、ライナーノーツを読みながら、1枚1枚、デジタル録音していく。楽しい時間なのだが、全部楽しむには膨大な時間が必要。

そしてCD。
お気に入りのCDから順番にiMacに入れながら聴こう。

それぞれのCDを買った頃の時代や自分の思い出をフラッシュバックしながら聴くのもなかなかいいもんだ。

2019年仕事始め

本社オフィスのスタート準備

今日は仕事始めの日。

曜日の関係で、いつもより2日遅い。
それだけみんな正月休みをゆっくりと過ごせたかな。

営業部の朝礼

本社と岩中工場の全員が集合して、新年の挨拶の後、セクションごとの朝礼。

営業部は、この5年で若手が数名入社し、東京の青山ショールームの営業も含めて、とても活発だ。ハンガーのEC販売、海外からのオーダーも順調に伸び、英語でのやりとりも急増。

より多くの人にNAKATA HANGERをお届けし、ファッション関連、ホテル関連の業務用ハンガーもより貢献できるように、今年も充実した1年にしていこう。