岩手から帰るとすぐに今度は富山へ。
目的は「SCOT SUMMER SEASON 2024」(利賀村の演劇フェスティバル)。演出家/鈴木忠志の劇団SCOT公演の観劇。
毎年通って今年で5回目かな。(昨年は夏に行けなかったので年末に吉祥寺で)
これまでは自宅(兵庫県豊岡市)から車で北陸自動車道走って砺波インターで降りて利賀村への険しい山道を登っていったが、今回は北陸新幹線が敦賀まで伸びたので新幹線での利便性を実感してみようとJR乗り継いで富山へ来る。
富山市でまず目に入るのがトラム(路面電車)。市内の交通手段として、豊岡にもトラムがあったらなあ、といつも思う。
富山城址公園。現在お堀は水を抜いて工事中のようだ。
富山城天守閣(1954年富山県産業大博覧会の記念建築として建設)の中に「富山市郷土博物館」がある。発掘調査が進む富山城址の関連資料などが展示されている。
元亀3年(1572年)頃の日本。よく知っている戦国時代の勢力図を見ながら、当時の富山城を想像してみるのも興味深い。
越後の上杉謙信が南下を狙い、武田信玄が信濃・甲斐・駿河を納めながらさらに拡大を図る。遠江・三河の独川家康、尾張・美濃・伊勢・伊賀を制覇する織田信長。越前・越中では一向一揆が起こる。まさに「戦国の世」がよくわかるパネルだ。
その真っ只中にある富山城で当時を想像してみるのが面白い。
富山国際会議場前の停車場でトラムを待つ。(ヨーロッパの都市をイメージする)。
富山名物の「白えび料理」を求めて夜の富山を徘徊するが、残念ながらゲットできず。人気店はみんな満席。予約なしでは入れない。ますます食べたくなるのでさらに探す。ここならと入った居酒屋でビール頼んで、メニュー見ると「白えび」のメニュー無し。(>_<)
盛岡市といい、富山市と言い、地方都市が魅力的だ。人口でいうと30〜40万人。地方としては大きい(県庁所在地でもある)。
人口10万人を切る市街地のあり方を模索しなければならない、と思いつつちょっとモヤモヤとしながら駅前のホテルに戻る。