「とくまるゼミナール」〜NAKATA HANGER 参加

「とくまるゼミナール」は、「まちのプロに習う」をキャッチフレーズに、お店のオーナーやスタッフが講師になり、プロならではの専門的知識や技術を無料で教示する取組み。

江原駅前商店街が中心になって数年前から開催しているゼミナール。商店が中心になって、アイロンの掛け方、布団の選び方など、お料理講習などがあり、なかなか面白い取組みだなあ、と思っていました。

パンフレットによると、なんと今回は30講座もある。「作る」「体験」「学ぶ」「キレイ・癒し」の4つの分野で開催される。

中田工芸(株)は初参加で、「学ぶ」分野で協力させていただきます。「作る」でハンガーを作るもありですが、そう簡単ではないので、インターネット活用についてのセミナーを開きます。

考えてみますと、ネット販売の黎明期2000年前後に開始したのが「Hanger-Network」と言うサイト。本屋さんで html 言語で自前のサイトを制作する解説本を買ってきて、私自らが立ち上げました。(めちゃくちゃ懐かしい)
リニューアルした時のブログ記事

ユーザー様の反応は好評で、ネットでハンガーが売れるんだ、と言う強く実感したものでした。これが現在の弊社のNAKATA HANGERに繋がっている。

話はそれましたが、8月22日と8月29日にセミナーを開催します。
興味のある方はご連絡ください。

豊岡室内合奏団演奏会 feat.大江 慧(vc)

名古屋から帰り、そのまま「豊岡室内合奏団演奏会 2023」へ。(豊岡市民プラザ)

チェリストの大江 慧さんがハイドンのチェロ協奏曲で客演するということで、名古屋の予定を変更して駆けつけました。もちろん兼ねてより一度、地元の室内合奏団の演奏も聴きたいと思っていました。

豊岡にはいくつかの音楽愛好家による楽団やグループがあります。合奏団、吹奏楽、ジャズバンド、自主的に音楽会、発表会を開いている演奏家など。しかし実際に演奏会に出向くことが少なく、今回はいい機会となりました。

「豊岡で子どもたちが世界と出会う音楽祭」(おんぷの祭典)は来年10回目を迎え、クラシック音楽ファンが少しずつ増えてているように思う。2026年には豊岡市新文化会館がオープンする予定。音楽溢れる豊岡、音楽で盛り上がる豊岡になりたいですね。

新文化会館は市民の声、専門家の意見も取りれ「建物」は完成する予定(とても期待しています)。でも、さらに大切なのはその運営組織。一流演奏家によるコンサートはもちろんのこと、地元の音楽愛好家が企画した演奏会や発表会、年間通じてジャンルを問わず音楽が身近に楽しめるそんな運営ができたらいいですね。

指揮:大江 昇さん、チェロ:大江 慧さんの親子共演。

いよいよプログラム最後の曲「チェロ協奏曲第1番 ハ長調」(ハイドン作曲)。
現在、桐朋学園大学院在学中の大江 慧ちゃん(家族ぐるみのお付き合い。応援の気持ちを込めてあえて「ちゃん」^ ^ )。大阪の 住友生命いずみホール での卒業演奏会、そして今回の演奏会とも、慧ちゃんの朗々として流れるようなチェロの演奏を楽しみました。

チケット購入しましたか?〜豊岡演劇祭2023

『豊岡演劇祭祭2023』が近づいてきました。
もうチケット購入しましたか?

「豊岡演劇祭第0回」から始まりコロナ禍のため、縮小開催したり、中止になったりと波瀾万丈なすべり出しになりました。
まさにこれぞ「劇的なるもの」とも言えますね。

公式プログラムは全18演目。「ディレクターズプログラム」(フェスティバル・ディレクター平田オリザ氏のセレクト)、「フェスティバル・プロデュース」(舞台芸術の可能性を拡張する)が中心となる。

公募から選出されたフリンジ・プログラムが約70団体。

回を重ねるにつれてプログラムも見やすくなりました。

チケットも「豊岡演劇祭2023」のWebサイトから、簡単に購入できるようになりました。
(これまでは、プログラムチェック、チケット購入が複雑で分かりにくい点がありましたが、かなり改善されてきました)

私が注目する(楽しみにしている)演目は、

『弱法師』(作・演出 市原左都子)
『音楽と言葉の旅「ふるさと」』(作・演出 平田オリザ 庄司紗矢香(ヴァイオリン))
『土佐源氏』(独演劇:坂本長利 93歳)

まだ観たことのない劇団も多数。
知らないからこそ初めての観劇体験ができるという楽しみもありますね。フリンジではこれまで観たことのない劇団や、斬新な感覚の芝居などとの出会いが楽しみです。

演劇ファンも初めて観る方も注目の『豊岡演劇祭2023』です。

お騒がせの台風7号

10:31

お盆帰省のシーズン、新幹線は?飛行機は?と何かとお騒がせな台風7号。この3日ほどニュースはそればかり報道。

東京から帰省していた次男家族が予定を変えて早く戻ったり、決して人ごとではないのですが、その台風7号がいよいよ但馬に向けてやってきた。

3階ベランダから定点観測。
時間の経過と水位を記録に残しておこう。

屋根の上のこんもりとした木と向こうの山との間の水面の幅に注目すると、増水の経緯がわかる。

もう一つ上の窓から撮影。
14時には、堤防下の平な地面(私が草刈りしている場所)からもう一段下がったところに生える木の根っこまで増水。1時間半後には、木の枝まで水に浸かっている。

15:31

2004年10月の台風23号で大きな被害を受けた豊岡市。
江原地区は稲葉川と円山川の合流点から下流で家屋浸水。私の自宅も1階に浸水。(半地下だったのでプール状態)
円山川へ注ぎ込む集落を流れる内水が逆流したもの。堤防を超えて溢れたものではないことを経験しているので、堤防を越すのではという懸念はない。

台風23号は、夕方から夜にかけて最接近したので、周囲は真っ暗で視認できる状況ではなく、ただ警報に従うだけでした。今回の再接近は午後〜夕方にかけてなので、その点では落ち着いて過ごすことができた。

インターネットでも防災情報が得られる。
「河川水位」を見るとカメラの設置箇所の写真が、随時更新され増水状況が確認できる。

これは我が家に一番近いところ(江原河畔劇場横)からの画像。円山川を縦(向こうから手前に濁流がやってくる)に撮る。右側のケヤキ林の右側が江原地区。

裏の川(と、我が家では呼んでいる)の様子を、この画像で確認できるのはとてもありがたい。

15:58

16時ごろをピークに水位の上昇は止まり、しばらく同じ水位が続いたが、徐々に下がり始めたのを確認。無事に今回の台風は通り過ぎる。

SNSで友人の写真などを見ると、隣の地区は内水が氾濫したり、北部の香美町の矢田川が氾濫したりと、台風災害が発生しているようだ。

結局、全国どこでも災害に対する対策、備えはしておかなくてはならないことをより実感する台風7号でした。

地方観光の将来は?〜神戸新聞政経懇話会

神戸新聞但馬懇話会の総会と講演会に参加。会場は但馬空港多目的ホール。
メンバーは1市5町の商工会、商工会議所の会員や各市町長、県会議員など、政治・経済関係者。

総会後の講演会。講師は鳥海高太郎 氏(航空・旅行アナリスト)。鳥海氏は、テレビ番組のコメンテーターとしてよく見かける人気アナリスト。自ら国内外を旅しながら、現地からレポートする。曰く「パソコンとWi-Fi(ネット接続)があれば、どこにいても仕事ができる」と。

「城崎温泉」を前提にして、東京・京阪神からの交通機関の現状を一覧。鉄道旅なら姫路城とのセットで、飛行機旅なら鳥取エリアとのセット、車旅なら天橋立とのセットという提案。

但馬在住の私の経験からしても、この提案は賛成(納得)です。我が家に来る外国人(旅している)は結構姫路城を訪ねる。鳥取とは山陰海岸ジオパークや但馬牛、松葉ガニ、蕎麦、田舎料理など、もっともっと自然景観と食で勝負できると思う。丹後半島も知ればなかなか興味深い歴史、集落、産業、食がある。

最高級とまではいかなくても、旅の楽しみは、泊まってみたいホテル・旅館があると最高だ。今夏の和歌山の旅でも実感している。

大岡山からの風景

今日は久しぶりのゴルフ。親しい経営者7名で定期的に集まって情報交換も兼ねて昼のゴルフ、夜の会食を行う。(もう20年以上続いている)

それはさておき、この素晴らしい光景をどうぞ。
大岡ゴルフ倶楽部16番のティグラウンドからの眺め。
右側に少しだけ豊岡市街地が写っています。

南を向くと妙見山から伸びる連峰。

北を向く。
一番高い山が来日山(くるいざん)。
その向こう側ふもとに城崎温泉がある。
右側の山が一番低くなっているところが円山川が日本海に注ぐ河口。
真ん中あたりに左右に走るラインが空と日本海の水平線の境界。
来日山のところだけ少し隠れるが、山の尾根の上に日本海が見える絶景なのです。
(夜はイカ釣り船の漁り火が綺麗)

永楽館案内すれば、そうそう4年ぶりの歌舞伎復活だ

アンティークのハンガーを寄贈しただいた天野豊久氏を案内して永楽館へ。

天野氏は文化服装学院で色彩を専門に教壇に立ってこられた。ファッション関係の仕事でもあり、ご自身も演劇ファンでもあるそうなので、永楽館をご案内しました。

もちろん永楽館の直前には、芸術文化観光専門職大学(CAT)と城崎国際アートセンター(KIAC)にも案内をしました。案内いただいたCATの千賀先生、KIACの志賀館長さまにはお世話になりました。

で、話が一気にワープしますが、今年の永楽館歌舞伎は9月に開催されます。

コロナ禍で3年連続で中止でしたが、4年ぶりに復活することになりました。しかも、第3回豊岡演劇祭の開催期間中と重なるので、歌舞伎ファンも演劇ファンも、これは大いに楽しみな、そして忙しい9月になりそうですね。

『ケアとまちづくり、ときどきアート』 

面白そう、美味しそう、楽しそう、そんなポジティブな感情に基づいて、日常生活を送っていたら、「気づいたら、健康になっていた、福祉の役に立っていた」とおいうケアとまちづくりができないだろうか。福祉や医療を言い訳にせず、ポジティブな感情によって支えられる環境と作る。ケアを目的とするのではなく、ポジティブな環境の先にケアがある。そういう状況を作っていくことが今後のケアとまちづくりではないだろうか。
『ケアとまちづくり、ときどきアート』
(4-2「まち全体を健康にする」より p198)

この本は、西智弘氏と守本陽一氏の二人の医師と藤岡聡子氏という介護ベンチャーの創業者の3名の共著。それぞれのキャリアと経験を生かした知見が散りばめられている。

「医療者は病院を出よう!」の合言葉のもと、医療福祉関係者が地域に注目し始めている。また一方で地方創生の名のもとに地域活動やアート活動が盛り上がってきている。

この二つのムーブメントを結びつける最初の一歩を手助けしてくれるヒントが紹介されている。

特に、豊岡市の「だいかい文庫」主宰の守本陽一氏の実践が素晴らしい。YATAI CAFE(屋台を引きながら街中で展開。一杯のコーヒーから市民との交流が生まれる)や「だいかい文庫」(みんなで作る施設図書館。第三の居場所の役割も)。

ワークイノベーション推進会議(豊岡市)総会&懇親会

豊岡市「ワークイノベーション推進会議」の総会と懇親会に参加。会場はアールベルアンジェ。2018年に16事業所が参加して始まったこの会議も現在102事業所に増え、総会にも100名を超える出席者。

私(我が社)も2018年の初回から参加し、5年経ったここまでの経緯を共有し、ジェンダーギャップ解消、女性が活躍できる環境づくりなどをより推進していこうという総会。

基調講演として京都産業大学 伊藤公雄教授より「男性にとってのジェンダーギャップ解消の意義」を聴きました。日本のジェンダーギャップ指数は世界で125位/146カ国という低い位置にいるのは何故か、どのように解決していくのか、の内容。

戦後の日本の高度成長を実現した1960〜1980年代の成功体験から抜け出せていない。集団行動、規律重視、画一的思考などかつての成功要因は、現在のIT革命、多様性重視、付加価値志向に対してマイナスに働いている。講演後ほぼ私と同世代の伊藤教授と懇談した折には、講演の趣旨をまさにリアルタイムで生きてきました、とお互いに意気投合しました。

遠方からもさまざまな方に参加いただく。現在、積極的にジェンダーギャップ解消に取り組む気仙沼市から市長、商工会議所会頭、女性代表など、経済産業省から2名、ジェンダー問題のアドバイザーなど、市外からも多数ご参加いただき、有意義な会議となりました。

明るく元気な会社が集まったかな

「但馬親公会」の総会と講演会に出席。

日本政策金融公庫神戸支店と取引のある但馬の企業が集まったのが但馬親公会。毎年この時期に総会を開き、事業・決算報告と次年度の計画・予算案を議決する。

各市町ごとに商工会や商工会議所があり、集まることがあります。が、オール但馬で企業が集まる機会は少ないので、年2回のこの親公会への参加を楽しみにしている。

総会の後は講演会。

今回は、「日本一明るい経済新聞」編集長の竹原信夫氏。時々、NHKテレビ「おはよう関西」の元気な中小企業コーナーに出演されるのでご存じの方も多いのでは。

まずは何と言ってもご本人が超・明るい方。厳しい会社事情も、竹原氏がお話になるとポジティブな気持ちになる。次から次へ、これまで取材してきた元気な中小企業の経営について紹介がある。斜陽業界、厳しい経営環境も視点を変え、ちょっとの工夫で元気になるお話。

キーワードは「なんでやねん」と疑問を持って解を追求し、常識を破る発想力が大切。「ヨソとちゃうことせなアカン」真似したら安い方が勝つ。1円でも高く買ってもらうにはどうしたら良いか考える(付加価値を高める)。

講演会後の懇親会の冒頭挨拶が私の役割。
「但馬一明るい経営者懇親会」にしようと呼びかける。