「おんぷの祭典 グランドコンサート第5番(合唱付き)」(No.5)

主催者による画像です。3段目右端が私。

6月9日グランドコンサート。第5回おんぷの祭典の出演者全員+特別編成のたえの演奏家、そして地元市民による合唱団、子どもピアニストたちが勢揃い。

最後を飾る(?)のは、この祭典のために結成された「おんぷの祭典合唱団」による「ふるさとの四季」(抜粋)。

歌っている(初体験)とその出来映えがわからない。あとで会場の皆さんの反応は好評だったのでこの企画の成功を実感できました。きっと弦楽器、管楽器の演奏が続いた後の肉声だったのもあるでしょう。

7人のジュニア・ピアニストが交替でソリストを務めたモーツァルトの「ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415」にも盛大な拍手。私も客席で聴いていましたが、一所懸命弾くジュニアたちの姿に感動。ジュニアたちの将来に素晴らしい体験として残ることだと思います。

シュバシコウ・カルテット

コンサート後のシンフォニック・パーティ(打ち上げ)では、サプライズで中貝豊岡市長より「感謝状」の贈呈。弦楽四重奏のシュバシコウ・カルテットの皆さんも大喜び!

こうのとり・クインテット

こちらは、木管五重奏のこうのとり・クインテット。嬉しさのあまり、みんな羽ばたいていらっしゃいました。

この後、プレゼントが当たるくじ引き、そして(恒例の?)みんなでフォークダンスで盛り上がりに、盛り上がって、パーティは終了しました。

出演者の皆さん、本当にありがとうございました。(^o^)/

豊岡市民会館文化ホール

「おんぷの祭典」メイン会場の豊岡市民会館文化ホール。1100人収容。1971年に竣工(築47年)。

現在、耐震構造、建物の老朽化、その他設備の問題で、新・市民ホール建設の方針が示されている。

1市5町の合併(2005年)より13年。旧・市町のそれぞれにあったホール、体育館、公民館などの施設の再編成時期を迎えている。

ハード(建築、設備)も大切ですが、ソフト(人材育成・企画力)の面を忘れないように議論していきたいですね。

おんぷな一日(おんぷNo.5)

午後は、日高西中学校(豊岡市日高町)での「学校訪問コンサート」。
全校生約120名の前で、演奏する「アンサンブル・ウィーン東京」。

ルードヴィッヒ・ミュラー(ヴァイオリン)、中澤きみ子(ヴァイオリン)、坂口昴平(ヴィオラ)、マイケル・ウィリアムズ(チェロ)

演奏曲目、楽器の説明をしながら、クラシック音楽を身近に楽しんで、とのメッセージ。ここで中澤きみ子さんが使用しているヴァイオリンは、「津波ヴァイオリン。2011年の東日本大震災の瓦れきから作られたもの。その悲しみを想い、復活を願って弾き継がれているお話を伝える。

ヴァイオリン 須山暢大 氏

夕方は、場所を日高町文化体育館に移して、こちらは「街角コンサート」。
ステージ上にピアノを囲むように会場を設置。
想定したよりも、良い音響でホッと。

出演は、シュバシコウ・カルテットとピアノの碓井俊樹さん。

最後の曲では「もっと楽器の近くで聴いて」と碓井さん。
子どもたちも大人もピアノとカルテットの周りに集合。

こんな碓井さんの図らいが、子どもたちの音楽原体験となって、やがて音楽ファンになっていくんでしょう。

ベーゼンドルファーを弾く碓井俊樹 氏

実は、文化体育館のピアノは、私の父が31年前(1987年)に寄贈させていただいたもの。こんな形で「役に立つ」とは、私もちょっぴり感慨深い。

豊岡市民会館ホール

夜は、翌日の「グランドコンサート」の本番に備えてリハーサル。

今回の目玉は、このコンサートのために特別に「おんぷの祭典混声合唱団」を結成。約80名の人が歌う。男性が足りないと、私もメンバーに。盛り上げていこうと威勢のいいこと言ってしまった、言い出しっぺとして断ることもできず。

指揮は、我ら「おんぷの祭典実行委員」のメンバー。プロの奏者を前に緊張気味。ピアノの伴奏で練習を重ねてきたが、管弦楽での音合わせはこれが初めて。

何もかにも初めての私は、緊張というよりも、ステージから見える景色を楽しむ。さて、本番は?

終了すると夜の9時前。
そんなこんなのおんぷな一日となりました。

ヘンリさんのフィンランディア(おんぷNo.5)

会場:アールベルアンジェ豊岡

おんぷの祭典もいよいよ佳境に。
プレミアムコンサートが開催された。

「アンサンブル・ウィーン東京」、おんぷ祭典の為に結成された「シュバシコウ・カルテット」(弦楽四重奏)、「こうのとり・クインテット」(木管五重奏)が登場する。

そして、第1回おんぷの祭典以来、5年ぶり登場のヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)です。

ヘンリは、第1回目の後、右手の病に罹り、一度はピアノ演奏を断念、指揮者としての活動や左手だけのピアノ演奏などをしていたそうだ。リハビリの結果、今回の再登場となった。

左より、中澤宗幸氏、ヘンリ・シーグフリードソン氏、中澤きみ子氏

ヘンリの演奏曲目は、シベリウスの「フィンランディア」。
彼の生まれ故郷のフィンランドを代表する作曲家であり、曲である。

激励のメッセージを送ったり、彼から「また豊岡で」との想いの手紙を受け取ったり、この間の交流が実った瞬間でした。

フィンランド人の第2の国歌とも言われる「フィンランディア」をどんな想いで弾いたのでしょうか。

情感のこもった力強い演奏に感動。

♬そうさ100%勇気 〜 子どもたちのためのコンサート(おんぷNo.5)

シュバシコウ・カルテット(須山暢大violin 川又明日香violin 鈴村大樹viola 加藤文枝cello)

🎵そうさ100%勇気
もうがんばるしかないさ〜🎶
この世界中の元気を抱きしめながら

🎶夢はでかくなけりゃつまらないだろう
胸をたたいて冒険しよう🎵

豊岡市民プラザの会場に、赤ちゃん、子どもたち、お母さんたちが集合!!!

碓井俊樹 piano

ピアノ囲んじゃえ〜!

ピアノの碓井俊樹さんから子どもたちへの熱いメッセージ!

「第5回 おんぷの祭典」始まる!〜音楽の都・豊岡をめざして

「第5回 おんぷの祭典」(兵庫県豊岡市)が始まりました。

初日の夜は、サロンコンサート(城崎温泉・招月庭にて)。これから始まる演奏を楽しみに、ワインと食事をいただく。1年ぶりに再会する演奏家たちとは「戻ってきました」「お帰りなさい」との挨拶が飛び交う。

食事が終わり、ロビーを会場として演奏が始まる。
ヴァイオリニスト中澤きみ子さんの「シャコンヌ」(ヴィタリー作曲)
ヴァイオリニスト中村太地さんの「ツィゴイネルワイゼン」(サラサーテ作曲)
最後の曲は
「弦楽八重奏曲変ホ長調Op20 第1楽章」(メンデルスゾーン作曲)

オクテットの演奏はなかなか聴く機会のない貴重なものでしてた。
「朝靄が晴れて柔らかい朝陽が差し込むように始まる出だしのメロディが好きだ」(妻の感想)

私もこのメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲は、以前からよく聴く好きな曲です。

この音楽祭の正式名称は「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭」。
このコンセプトのもとに、世界で活躍する音楽家たちを招き、子どもも大人も豊岡に居ながらにして、一流の音楽に触れ、楽しむ文化を育んでいこう、というもの。

お薦めコンサート
6/6(火)10:30   子どもたちのためのコンサート
6/7(水)19:00  プレミアムコンサート
6/9(土)14:00  グランドコンサート
※ グランドコンサートには合唱団の一員として(私)登場します)m(_ _)m

他に、街角コンサート(無料)など多数。
詳しくはこちらのサイトで。

1週間、クラシック音楽があちこちで流れます。
ぜひ、楽しもう。

だんだんとすごくなってきた〜「がっせぇアート」チャリティー展

ショッピングタウンペア1F(養父市八鹿町)

「がっせぇ」は、但馬弁で「すごい」。

障害者の活動として、展示会やチャリティー展、カフェ&ギャラリー「オンサルデ」を展開しているNPO法人「がっせぇアート」。
但馬コネクション《No.9》のゲストとして登場していただく)

豊岡市や養父市の会場で定期的に開催されるので、(ほとんど)毎回、行ってみる。「がっせぇアート」を応援するアーティスト達が作品を出品して、その売上金の一部を活動資金に寄付する仕組み。その心意気と作品が毎回、どんどん膨らみ、素晴らしいチャリティー展となっている。

作:鳥山高史

出品者は、友人・知人が多い。

光藤佐(陶芸)、藤本イサム(木彫)、堤木象(染織)、浜野十起子(織り)、茨木朝日(アクセサリー)、松田一戯(木彫)などの作品。まだまだガラス作家、漆芸、現代美術など、素敵な作品が多数。

私は、ガラス作家の鳥山高史さんの作品を購入。
どう使おうかとワクワクです。

次回のチャリティー展、必見ですよ。

「日本文学盛衰史」トークショー〜高橋源一郎氏を迎えて

城崎文芸館入り口。

城崎温泉(豊岡市)にある城崎文芸館
2016年にリニューアルしたのを契機に、企画展、文学に関するイベントを勢力的に開催している。

今回は、第3回企画展「文学と演劇と城崎温泉」(2018/5/19-2019/3/31)のオープニングイベントとして「高橋源一郎&平田オリザ氏トークショー」があり、参加しました。

左より幅充孝氏、高橋源一郎氏、平田オリザ氏。

夏目漱石、正岡子規、二葉亭四迷、石川啄木、北村透谷ら、明治・近代文学創始者たちの苦悩を綴った「日本文学盛衰史」に纏わるトークショーが繰り広げられる。

小説「日本文学盛衰史」の作者は、作家・高橋源一郎氏。

舞台化するのは、演出家・平田オリザ氏と劇団「青年団」。

対談モデレーターを務めるのは、会場「城崎文芸館」をプロデュースした、
ブックディレクター・幅充孝氏((有)バッハ代表)。

お話は、原作者を中心に、軽快に進む。それぞれプロ中のプロ。内容はとても深く、近現代の文学の流れを説明しつつ、小説とは何か?演劇とは?人間の表現の根源とは?など、面白い発言が次々に飛び出す。

高橋氏の「小説の欠点は終わらなければならない」という哲学的(?)な言葉がとても印象に残る。作家、クリエーターならではの、心の叫びに聴こえました。

「鶴見茶屋」〜豊岡高校茶道部のみんなと楽しむ

コウノトリの郷公園で催された「鶴見茶屋」。

昔は、コウノトリは鶴と呼ばれ、
出石の山では鶴見客相手の茶店の写真が残っている。

3回目を迎えたが、この茶会を始めるきっかけもあった。
2015年秋、羽箒研究家の下坂玉起さんが、ここで野点(野外で茶の湯)を楽しんでいたのがヒントになって始まった。

豊岡名物、一柳堂「鹿まんじゅう」の特注品。
鶴見茶屋限定の「コウノトリまんじゅう」。
中の餡は同じ、懐かしい味です。

お茶を点てるのは、兵庫県立豊岡高校茶道部の生徒たち。

訊ねると、現在の部員は26名。うち8名が男子だそうだ。
ものおじせず、堂々と、気持ちを込めてお茶を点ててくれる姿が清々しい。

先日の淡交会但馬支部の懇親茶会でいただいた高校生の薄茶といい、若者が点てるお茶の姿に心洗われる思いがしました。

溢れる緑、そよ吹く風、カタカタカタと鳴らすコウノトリのクラッタリング。

いただいた一服の茶が最高。
「茶の湯」を楽しいと感じる、新たな気づきのひとときでした。

豊高茶道部、コウノトリ文化館の皆様に感謝。

日本的なグローバル化を目指して

(株)ジャーマン・インターナショナルRuth Marie Jarman
(ルーシーさん)のお話を聴く機会を得た。

テーマは「世界に誇れる日本の美点」。
インバウンドビジネスは最大のチャンスを迎えている。

米国ノースカロライナ州生まれ、ハワイ育ち、日本での生活歴30年。1988年に来日、リクルートに入社後、独立して翻訳、通訳、来日外国人向けの営業などの経験を経て、現在、インバウンド・コンサルティング。

ルーシーさんの次の言葉が、結論であり、最も重要だと認識。

「日本人はHigh Contact Communication(アイコンタクト、阿吽、空気を読む、など)が得意。逆に言うと、言語化(説明すること)が下手。」

日本のグローバル化には、『日本的なものを言語化する』ことをもっと意識し、実践することが大切だ。

【メモより】

・ 城崎温泉(豊岡市)は、最初のハードル(外国人と接する機会、慣れ)は超えている。次のステップ(外国人を獲得する営業)にいることを自覚せよ。

・ 日本に住んでいる外国人は240万人。彼らの口コミの影響は大きい。
− 信頼深い、相手を考える力、治安、清潔感、

・ 2018年1月の成人式、新宿区の新成人は45.7%が外国人。

・ インバウンド:2900万人(2017年実績)→4000万人(2020年目標)→6000万人(2030年予測)→8200万人(デイビッド・アトキンス氏予測)

・ 相互のアイデンティティを大切にし、受け入れる。
違いを嫌がらず、異なる点を楽しむこと。

・ 日本人の英語
− 発音はきれいで、わかりやい
− 通じないことはネイティブ同士でもあること
−   第2言語で英語を話す仲間は世界のマジョリティ
−  正しさよりもハート
−  誰もパーフェクトな英語を期待しない
−  外国人は日本人のアイデアを聞きたい
−  相づちに頼らず、頑張って喋って相手の反応を待つ