コウノトリの郷公園で催された「鶴見茶屋」。
昔は、コウノトリは鶴と呼ばれ、
出石の山では鶴見客相手の茶店の写真が残っている。
3回目を迎えたが、この茶会を始めるきっかけもあった。
2015年秋、羽箒研究家の下坂玉起さんが、ここで野点(野外で茶の湯)を楽しんでいたのがヒントになって始まった。
豊岡名物、一柳堂「鹿まんじゅう」の特注品。
鶴見茶屋限定の「コウノトリまんじゅう」。
中の餡は同じ、懐かしい味です。
お茶を点てるのは、兵庫県立豊岡高校茶道部の生徒たち。
訊ねると、現在の部員は26名。うち8名が男子だそうだ。
ものおじせず、堂々と、気持ちを込めてお茶を点ててくれる姿が清々しい。
先日の淡交会但馬支部の懇親茶会でいただいた高校生の薄茶といい、若者が点てるお茶の姿に心洗われる思いがしました。
溢れる緑、そよ吹く風、カタカタカタと鳴らすコウノトリのクラッタリング。
いただいた一服の茶が最高。
「茶の湯」を楽しいと感じる、新たな気づきのひとときでした。
豊高茶道部、コウノトリ文化館の皆様に感謝。