「1月行って、2月逃げて、3月去って」と父がよく言っていたが、時間が経つのは早い。今日は1月最後の日。お正月がもうとっくに前のことのようだ。
ここまで雪は少ないが、周辺はまだ灰色の冬の風情。
夏には赤い花が咲くサルスベリも、この時期はツルッツルの裸の幹と枝。
カキツバタ
「1月行って、2月逃げて、3月去って」と父がよく言っていたが、時間が経つのは早い。今日は1月最後の日。お正月がもうとっくに前のことのようだ。
ここまで雪は少ないが、周辺はまだ灰色の冬の風情。
夏には赤い花が咲くサルスベリも、この時期はツルッツルの裸の幹と枝。
自宅裏の円山川。
四季折々、様々な表情を見せてくれる。
真夏には透き通って、目を凝らすと泳ぐ魚や川底の石まで見せてくれる。
大雨の後は、茶色い濁流が勢いよく流れる。
台風が襲来すると、川向こうの岩が隠れるまで増水し、牙を剥く。
今は冬。
静かで穏やかな表情だ。
右側の河原からカヌーで川を下る。
朝来市生野町円山集落を源流として、北に流れ、豊岡市津居山で日本海に注ぎ込む。
全長68kmだから、ちょうどこの地点は真ん中、中流域だ。
しばらくカヌーは遠ざかっていたが、今年は再開してみよう。
2004年の台風23号後、中流域から下流域へと大規模の堤防工事が行われ、円山川の様子も大きく変化しているだろう。ラムサール条約に再指定された河川工事も見ものだ。
同じ地点から下流を眺める。
竹やぶの向こうにチラリと見える赤い屋根が豊岡市商工会館。今年春からは劇場へと改造が開始する。
江原神社横の地点から上流を見たときの眺め。
本流・円山川と稲葉川(いなんばがわ)の合流地点。玄武岩の岸壁にぶち当たって右へ折れ曲がる。
岸壁の上からは見えないが、カヌーで川下りすると、この景観は知る人ぞ知る秘密のスポットである。
同じ位置からレンズを少し引いて眺めるとこうなる。
手前は江原の神社から上流に向かって堤防の土を埋め立てしている。前方に見えるのは、石材会社の工場、そしてその向こうに宵田神社がある。ちなみに、宵田神社は移転(横に移動?)する予定。
振り向いて、同じ位置(江原神社横)から下流を眺める。
堤防の基礎はすでに3年ほど前に完成しているが、さらに下流への延長がまたれる。ショベルカーの向こうに見えるのが江原の墓地。墓地の移転について江原区民が希望者が多いが、これまで全員の合意ができず、遅々として進まなかった。(もう20〜30年間と言ってもいいだろう)。
いよいよ左岸の堤防工事も残すところ、この箇所だけになった。ぜひ、進めていただきたい。
冬型がちょっとずれるとこの天気。
「雪は晴れ」と私の口癖どおり。
三角の裏山とずっと向こうに見える進美寺(しんめいじ)山と円山川を同時に眺めるこの景色は私の宝物。
「夏の緑」と全然違うこの景色。
「但馬の四季」はダイナミックだ。
江原の神社に初詣。
ずっとずっと昔、我が家の初詣は元旦の早朝5時ごろに祖父、祖母、父、弟と私の5人で地区の荒神社へお参りする。その間、母はお雑煮の準備をする。
私が中学生になった頃は、紅白歌合戦を見終り、カウントダウンが終わった直後に、そのままお参りするスタイルに。
そして今、三が日のどこかの時間帯で、家族それぞれで参ったり、家族揃って但馬五社巡り(粟賀神社、養父神社、出石神社、小田井神社、絹巻神社)をしたり。なんかユルクなってきた。(^ ^;;
円山川のほとりにある江原の神社周辺は、現在堤防工事の真っ最中。
上流から(画像奥)から始まった円山川堤防工事は、赤崎、浅倉、岩中、宵田、そして江原地区と北上(手前側)しながら進んでいる。
2004年10月20日の台風23号襲来での水害以来、15年かけての大工事である。この後、江原墓地とその先の内水路の工事が完了すると堤防が完成する。
あともう少し。
江原神社の神様には、早期の残り工事の着手とその完成をお願いしました。
よーく見ると、まだまだアチコチに冬模様がある。
自生の桐の木。この時期になると鈴なりの実をつける。
円山川をバックに、なんか華やかだ。
5分ほどゆっくりと歩いて上流方向へ行く。
よーく見ると、江原の墓地横で絡みあう雑木の中に黒い実を発見。
なんの実だろう?
まるでジャクソン・ポロックの絵のようだ。(^ ^)
なんだかわかりますか?
マンサクです。
毎年、年が明けると、真っ先に咲き始めるマンサク。
よーく見ると、もう花芽の準備がしっかりと進んでいる。
晩秋のススキって穂が風になびく姿がなんとも鄙びて心に残る。近づいて、じっくりと花穂を見るのも、なかなか美しいもんだ。
1本のススキがスクッと立っている。
微かながら南から吹く風に吹かれて円山川をそっと撫でている。
束になったススキの群の合間に見える赤い屋根と白い壁の建物。
来年には、商工会館から劇場へと移り変わっていく。
村役場から町役場へ、町役場から商工会館へとその役目を果たしながら、昭和初期から平成までの時代を乗り越えて立つ姿に、ますます愛着も湧いてくる。
まさか劇場になるなんて夢にも思っていなかった。
ススキの向こうに劇場ができる。
ひさびさに晴れた1日。
日暮れが早いので、いつものコースに行きそびれて、自宅裏ウォーキング。
夕暮れの空に半月。
裏の堤防に自生したキリの枝の間に「半月」。
サルスベリのてっぺんに「半月」
冬の散歩も楽しいもんだ。
朝起きてベランダに出ると、進美寺(しんめいじ)山の頂上が白い。
いよいよ来たぞ!
今冬の初冠雪。
屋根の上の円山川は蒼く静かに佇む。
カモが水面に浮かぶ。
鹿がお墓手前の木の下で草を食む。
静止した風景。
冷たい空気。
静寂。
蒼く静かに佇む日曜日の円山川。
この風景があるからここに住んでいる、と言いたくなる朝のひと時。
めずらしく釣り人がいる。
いつも数羽の鴨が静水に浮かんでいるのに、今はいない。
向こう岸が川面に映る。
透明度が増すと川底を見せたり、大雨の後は濁流になったり。
でも、時にはこんな演出もしてくれる。