オリヅルラン〜吊り鉢が似合う

オリヅルラン(ユリ科)
雰囲気のある名に、吊り鉢が似合う。葉の集まりから四方にランナー(走出枝)がのび、その先に咲く子株は、折り鶴のよう。子株を地面に降ろせば、容易に根づき、ふえる。栽培はやさしく、室内で育てられる。花はランナーの先に咲く。ランと名がつくがユリ科で、南アフリカ原産。明治に渡来。
『花おりおり その二』 (湯浅浩史・著)

観葉植物ではよく見かけるオリヅルラン。

『花おりおり』の解説にある通り、吊り鉢がよく似合う。
シュシュっと伸びる葉がフワッと垂れ下がるように成長し、クルクルと鉢を巻いていく。逆に、吊るさないとどうなるのか?と思う。原産が南アフリア、渡来したのが明治、というのは意外だが、また違うイメージが湧いてくる。

嫌味がなく、爽やかな印象が好きだ。
昨年の12月から育てているが、「折り鶴」の名の由来の子株がまだ出てこない。これからなのだろうか?

映えるススキ

広場のタカノハススキ。
猛暑の中、ススキの季節がやってきた。

背景によってススキの表情が変わるが面白い。

ススキって映えますね。

イワダレソウ〜グランドカバーに適している

イワダレソウ(クマツヅラ科)
今、この植物が意外な場所で活用されだした。それは都会のビルの屋上。岩垂れ草の名のように、本来の生育地は暖地の海岸の岩場や砂地。暑い砂上をはって茂る能力が屋上緑化に向く。しかも、海浜植物では少ない浅根性で、荷重上厚く土壌を使えない既存のビルにはぴったり。ただ強い耐寒性はない。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著

ずばり「グランドカバーに適し、雑草が生えてくるのを抑えてくれる」。この言葉に関心を持つ。ただ、それを知って購入したり、意図的に植えたわけではないのですが、広場の土を入れ替えた時に、その土に種か苗がくっついていたのかもしれない。

さらに詳しく調べると、いろいろと注意も必要なことがわかってきました。

イワダレソウはクマツヅラ科・イワダレソウ属に分類される日本産の植物です。元々のイワダレソウは、海の浜の砂場に似た所に這いながら育ちます。日本では、伊豆半島から南西諸島の海岸側にかけて分布しています。

クラピアは、宇都宮大学の教授であった倉持仁志さんにより日本産のイワダレソウを用いて品種改良したのが「クラピア」です。クラピアの生長っぷりは芝生の約10倍にも昇ります。そのためグランドカバーに利用される機会が多いです。

外来種もありヒメイワダレソウと呼ばれています。ヒメイワダレソウは東南アジアからペルーの亜熱帯地域に自生しています。世界中では約200種類もの品種があることが確認されています。ヒメイワダレソウは野生化が警戒されている品種で、生態系被害防止外来種リストに指定されました。その理由にはヒメイワダレソウが日本の生態系の被害を及ぼす危険性があるとしたからです。

引用元:Green Snap 「イワダレソウの花言葉|種類や意味、花の特徴は?」より

外来種のヒメイワダレソウは日本の生態系に被害を及ぼす危険性があるので、外来種か日本産かをしっかり区別することが大切。

品種改良した「クラピア」はOKなので、こちらを探してみる価値はありそう。芝生の10倍のスピードで広がる、というのは、広場の草刈りに奔走している現状には有効そうだ。

真夏のサルスベリ

真夏。
庭の木々はより鬱蒼と葉がしげり、日陰は薄暗くなる。
花をつける樹木はない。
こんな真夏に咲くのがサルスベリ。

真夏の空の下で。

繁る葉から逃れるように外へと向かってサルスベリの花は咲く。

もう待ったなし〜庭と広場の水遣り

これ何だかわかりますでしょうか。
スプリンクラー(散水機のノズル)。
今春植えた芝生にとって初めての夏。

これだけ雨降らずの日照りが続くと本格的に散水が必要。
庭師さんが来てくれてセット完了。

庭の中も。
全部で6カ所に設置。

「虹が出た」なんて喜んでいる場合ではない。

さあ、8月が始まった

自宅「広場」のケヤキに留まるアブラゼミ

アブラゼミ
ちょいと調べてみると

カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目(同翅亜目)セミ科

名前の由来は、翅が油紙を連想させるため名付けられたという説や、鳴き声が油を熱したときに撥ねる音に似ているため、「油蝉(アブラゼミ)」と名付けられた説などがある。

へーぇ?カメムシの仲間なんだ。
「半翅目」は「はんしもく」と読む。
ヨコバイというのは言い得て妙である。確かにセミをじっと観察していると、ヒトの気配を感じると横向きに移動しながら警戒する。

「翅」は「はね」と読む。
鳥や虫のはねのこと。
私は油紙説に一票。


頭も身体も「猛暑」に身構える日々。
豊岡市(有線放送や拡声器で)も、不要不急の外出は控えるようにとアナウンス。

さあ、8月が始まった。

白いサルスベリ、茶色くなった芝生

白い花。
この木はなんだか分かりますか?
(答えはタイトルに書いてしまってますが)

青空バックに鮮やかに、そして涼しく感じる白いサルスベリ。

裏山をバックに、ちょっといい写真が撮れたのでアップ。

白い花のサルスベリに喜んでいる場合ではない。

この春に植えた広場の芝生が茶色に。
水遣りしなくては枯れてしまう。
猛暑に雨降らず。

オレガノ〜年々陣地を増やしながら

オレガノは、ヨーロッパ地中海沿岸が原産。和名は花薄荷(ハナハッカ)という。イタリア料理によく使われるハーブ。

オレガノは多年草。一昨年に植えた苗が昨年、今年と陣地を増やしながら成長してきた。もともと(実際には根絶やししたはずなのだが)のミントと入り混じりながら生えている。ミントをなんとかしないといけない。