超・お薦め!コンポスター〜自然の循環を体現

もう5年ぐらいなろうだろうか。我が家の生ゴミは全て庭のコンポスターに捨てている。薦めてくれたのは、庭師のKさん。「放り込むだけで、生ゴミは微生物が分解して土になっていく。こんなに気持ちいいことはない。」と。

ホームセンターなどにバケツの形をしたプラ製の物を見かけるが、Kさんは、わざわざ唐津陶器の壺の底をカットしてコンポスターを作ってくれた。逆さにすると、カットした底がちょうど蓋になる。陶器だと庭の雰囲気にもよく似合う。

生ゴミを放り込むだけでも良いが、魚の骨や肉片などが混じっているとその上にサラサラと薄っすらと土を掛けておけばより分解を速める効果があり、悪臭も防ぐ。(隣のバケツに土)

コンポスター(ひっくり返した陶器の壺)の中は、50〜60cm程度の穴を掘り(スコップで初回のみ)、そこに生ゴミを捨てていく。穴のサイズ(体積)にもよるが、おおよそ1ヶ月半〜2ヶ月で一杯になる(地面の高さまで埋まる)。

一杯になると、本体と蓋の隙間をガムテープで塞ぎ、アリなどの侵入を防ぐ。そして次のコンポスターを使用する。我が家の庭には4つのコンポスターがあり、ローテーションしている。ガムテープをしたコンポスターの土(生ゴミは全て土になっている)を掻き出し、穴を空にして再使用する。ガムテープしてから約5ヶ月経っているので、中は完璧な土になっている。悪臭もしない。自然(微生物)の力は偉大です。

卵は割った半分の殻そのままでは土に還る時間がかかるので、グシャグシャとしてから入れると良い。

一杯になったコンポスターから掻き出した土は、ひとまず庭の草や落ち葉を捨てる囲いの中に捨てる。これがまた草や落ち葉の分解を助けてくれます。

この囲いは3年ぐらいすると草葉は土になり、畑の土に混ぜる。

まさに、目の前で自然の循環を体現している。
どなたにも超・お薦めです。

少し慣れてきたぞ〜土と鉢の植替え3つ

カンガルー・アイビーの植替え。
黄色に枯れた葉が少し目立つようになってきた。
昨年暮れに購入した一連の観葉植物の鉢と土の入れ替えをひと通り行う計画もあと一息。

枯れた葉を取り除き、ひと回り大きい鉢に植替え完了。

観葉植物を育てる初心者でしたが、いくつかやるうちにだんだん慣れてきた。予定より短時間でできたので、ついでにもう二つ完了。ホヤ・ラクノーサ(手前)とオリヅルラン(向う側)。

土・鉢の入れ替え未完了は、あとエバーフレッシュとポトスの2種類だ。

「ベルガモット」と呼ぼうか「タイマツソウ」と呼ぼうか

ベルガモット(英名)。
紅茶「アールグレイ」は、茶葉にベルガモットの香りを付けたもの。

調べてみると「香りがベルガモットに似ているから、このハーブもそう呼ばれている」との解説がある。ということは本家本元のベルガモットって何?となりますね。

ベルガモットは「ミカン科ミカン属の常緑高木樹。柑橘類で主産地はイタリア」。
なんだミカンの一種なんだ。ベルガモット・オレンジなのだ。

で、話をこの花に戻すと、

ベルガモットと呼ばれるこの花は「シソ科の多年草本、原産地は北米」。
ベルガモット(柑橘)を精油した香りに似ている。強い香りに魅かれて蜂が好むのでビーバーム(bee balm)とも呼ばれている。

ちなみに和名は「タイマツバナ」。
花の咲き方が松明(たいまつ)に似ているからその名がつくそうだ。

じゃあ結局、最初から「タイマツソウ」と覚えた方が良いのかも。

それにしても、香りが似てる、花の咲き方が似てる、で、「似てる」だけでいろいろと呼ばれるのもちょっと気の毒ですよね。

2階の庭に咲くこの花(どっちで呼ぼう??)とは、しばらくの間毎日お付き合い。
雨あがりの午後に、横のテーブルで大好きなアールグレイ飲もうかな。

ユウスゲ〜夏の思い出になりそうだ

ユウスゲ(ユリ科)
たそがれに咲きそろい、淡い花色と合わせて、印象深い。夏の高原の旅の思い出を作る花。単にキスゲとも呼ばれるが、昼先のニッコウキスゲとは別種に分類。軽井沢あたりではアサマキスゲの名も。そこではほとんど姿を消し、両陛下が皇居で栽培された株の種子を採取、復元を助けておられる。
『花おりおり その五』  湯浅浩史・著

「夏の高原の旅の思い出を作る花」。
ああ、そんな旅をしてみたい。高原の「旅」とまではいかなくてもハイキングをしてみたい。考えてみれば、これまでの人生で「山歩き」「登山」などあまりしたことがない。憧れてしまう。高原でユウスゲを見ている自分を想像してみよう。筒状のシンプルな姿はとても印象的。納得。

と言うことで、私の庭の植栽の範疇にもともとユウスゲは無かった(単に知らなかった)。ある時、家のメンテナンスを時々お願いしている建具屋さんのHさんからご自宅のユウスゲ一株をいただいのが、このユウスゲ。順調に我が家でも根づいてくれたようだ。

我が家の「ガーデンの夏の思い出」に間違いなくなりそうだ。

草刈り、途中ビール

「そろそろ草刈りしなくては」「今週は韓国行きや来客で忙しいから」「今日の予定は余裕があるからと思っていたのに雨降ってくるし」などと言っているうちに、ドンドン伸びて来た広場の雑草。

「今日こそやるぞ!」と着手。

我が家の草刈機は電動式。
約30分持つか持たないか。
半分ほどできたところで電池切れ。
バッテリーのチャージ中、私もビールで充電。(^ ^)v

草刈りする前とあまり変わってないように見えるが、一通り、草刈機を掛ける。
この広場は「子どもの遊び場」を想定しているので、手入れの行き届いた芝生コートにしたり、庭のような植栽予定もない。地面を這うような草で一面を覆うような広場にするのが目標なので、刈る草も4〜5センチ残しながら刈っていきます。

中央部に芝生を植えたのは、背丈がグングン伸びるイネ科のような雑草の繁殖を避けるためだが、答えは2、3年待たなければならない。

果たして、このやり方で草地のあそび場ができるのだろうか。と一抹の不安も感じながら草刈りしている。

緑濃く

鬱蒼とした緑。
もやっとした山。
どんよりした空気。

庭の木々。
薄い緑を濃くしている最中か。

夏至を越し梅雨はまだ続く。

カラテア・オルナータ〜色気が戻ってきた

いきなり失礼します。^ ^;

カラテア・オルナータの葉っぱ。
一冬過ごす間にピンクの色がどんどん薄れてしまう。
春の到来を待って土を入れ替えカンフル剤も少し施す。
どうやら色気復活作戦の成果が出てきたようだ。

それぞれの葉の筋が、少しずつピンクがかって来たのがわかる。
一番若い左側の葉も、なんとなくピンク筋になる気配がしませんか。

ホタルブクロ〜広場の淵にそっと

ホタルブクロ(キキョウ科)
かつて子どもたちは、野の花で上手に遊んだ。ホタルの出没する水辺近くに咲くこの花は、獲物を入れる格好の器。白花なら幻想的に光った。また、子どもらは、ふくらんだ蕾をたたいて楽しんだ。その音からカッポ、カッポンハナの名も。珍しく雄しべが先に熟し、あとで雌しべがのびる。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

念のため、植物同定アプリで写真撮ると「ツリガネソウ」(釣鐘草)と出てくる。
なるほどと思い調べてみると、チョウチンバナ(提灯花)、トッカンバナ、と出てくる。
トッカンバナは、上の解説のカッポンハナと同様の理由からだろう。

ちょっと調べるだけでも面白い。

そうそう、蛍狩りに行かなくては。

「伝える」は「蔦える」

裏庭の塀を覆うツタ。

年々、その範囲を広げていく。
しっかり繋がるための「伝える」は「蔦える」なのかも。

瑞々しい葉が重なりを避けるように開いている。
お互いを尊重しながら平等に陽に当たるように。

何か伝わってくるものがある今日のツタ。

猿!?

外出先で、スマホに息子からメッセージで写真が届く。
チェックしたら「猿?」。
息子家族はどこに出かけているんだろう?
(これは日曜日の出来事)

なんと我が家のジュンベリーの木ではないか!
豊作のジュンベリーの実を食べに来た?
ヒトとサルの奪い合いが勃発したのかも。

我が家で猿を見るのは、もちろん初めて。
普段、堤防の広場で草を食べる鹿はたびたび見るが、猿はない。
記念(?)すべき記録してアップしておこう。

【余談】フサフサの綺麗な毛のお猿さん。よく見ると意外と可愛い。