芦屋の友人宅でお茶事

茶道で親しくしている妻の友人Kさんからのご招待で、お茶事に行って参りました。
芦屋市のマンションに住むKさん。
もともと茶室としても使用されていた和室を本格的にリフォームされ、そのお披露目としてご招待いただく。

ベランダに設えた蹲(つくばい)で清めてお茶室に入る。

珪藻土の壁が美しい。
色合いも素晴らしい。

懐石の席では「室内一椀清」のお軸。
懐石料理は、旬の食材を活かしながらの調理と素敵な器。
大変美味しく戴く。

お濃茶の席では、それぞれに物語のある立派なお道具。

マンションの5階ベランダから見る風景は、通常の茶室とは全く違った気分にしてくれる。

亭主とそのパートナーとのご趣味は海外旅行。
南米のペルーとボリビア国境にあるチチカカ湖に浮かぶウロス島に住む民族の絵画、中東、アフリカなどの旅の際に入手した雑器や生活道具を「見立てて」使うセンスもなかなかのもの。

心のこもった亭主の心遣いを感じる素敵なお茶事を体験しました。

Bill Charlap “Street Of Dreams”

Bill Charlap “Street Of Dreams”

Bill Charlap (p)
Peter Washington (b)
Kenny Washington (ds)

  1. 1. The Duke
  2. 2. Day Dream
  3. 3. You’re All The World to Me
  4. 4. I’ll Know
  5. 5. Your Host
  6. 6. Out of Nowhere
  7. 7. What Are You Doing The Rest of Your Life?
  8. 8. Street of Dreams

Recorded on May 24-25,2021

ビル・チャーラップ。私にはこれまであまり馴染みのないピアニストだった。YouTube Musicであれこれ他の人のプレイリストや動画を見ていて、どこかで出会い、お気に入り👍マークをつけたのがこのチャーラップ。

洗練されて地味ではあるが、余分な音を削ぎ落としたある意味完璧な演奏。
オスカー・ピータソンと対極的な完璧さ、かな。
この手のジャズ・ピアノ演奏はこれまであまり聴いてこなかった。
返って、新鮮な演奏として気に入る。

ビル・チャーラップの両親はミュージシャン(父はブロードウェイの作曲家、母はベニー・グッドマン楽団の歌手)。音楽的環境に超恵まれてジャズの道へ。

このアルバムを知った出会いの曲は2. Day Dream(音声)。
こちらの曲も1. The Duke (音声)も。

バッグ ハンガー〜これがなかなかいい

ハンガーはハンガーでも、今回はカバンのハンガー。
Amazonでいろいろと探して、目的に合うかどうかわからないけどエイヤーで購入。

パッケージはApple製品を意識したのか、なかなか凝っている。
なかなかいいではないか。

事の起こりは、書斎の模様替え。
デスク周りを広くしてフリーにするためバッグを載せていた台をなくしたい。
さて、バッグをどう脇に置くのか思案する。

その答えがバッグハンガー。
バッグの掛け外しもササっとできてスムーズ。

バッグの取っ手が滑り落ちないようにギザギザがついている。
デスクに密着するように接触部にラバーが貼ってある。
カラビナは外でネットやパイプバーのようなものに吊るす時に使用。

なかなかの優れモノ。
MUGENBOバッグハンガー

こんなハンガー作ってみました〜猫ハンガー

ちゃんとそう見えますでしょうか?

2月22日は猫の日。(だ、そうです)
ニャン、ニャン、ニャン。

ということで猫のハンガー作ってみました。

2月22日は猫の日ということで、「洋服が好き、猫も好き」という人のためのジャケットハンガーを試作しました。今年はスモークブラウンカラーの落ち着いた色味のハンガーで、さらに本物の猫らしい耳を目指しました。ニャオ😺

NAKATA HANGER SNS より

猫が好きでもそうでなくても、なんか使ってみたい。
そんな気がしますがいかがでしょうか。

『全ロック史』 西崎 憲・著

一般的な本三冊分ほどの分量になるので気の長い読書になるだろう。あるいは短い旅のようなものになるかもしれない。そして旅が人間を少し変える可能性があるように、本書もあるいはあなたを少し変えるかもしれない。いずれにせよ本書はロックミュージックについて書かれた本であるが、同時にロックミュージックに魅力を覚えたあなたについて書かれた本でもある。
『全ロック史』 西崎 憲・著
(「はじめに」より p10)

500ページの分厚い本。確かに三冊分、いやそれ以上あるのが実感。
夜寝る前にベッドに潜り込んでちょっとずつ読む。
2ヶ月ぐらいかかっただろうか。
睡魔がすぐにやってくる性分となんせ本が重いので。^ ^;;

19世紀後半から20世紀初頭のアメリカの大衆音楽から「旅」は始まる。ロックの始まりに直結したのはブルースとカントリーミュージック。そこに第一次世界大戦前後に黒人たちが南部から北部へ移動し、多数を対象にした路上やクラブでの演奏、電化した楽器を使う。「都市」がロックの萌芽となる。

ロックの最初の形は、ロックンロール。ビル・ヘイリー、チャック・ベイリー、エルビス・プレスリーへと繋がる。

ブルースやロックンロールが1950年代にイギリスへ渡り、1950年代にジョン・レノン(後にビートルズ)、グラハム・ナッシュ(後にホリーズ)、ジミー・ページ(後にレッドツェッペリン)たちがバンドを結成。(まだまだたくさんのロックミュージシャンも)
ここから、ビートルズ、ローリングストーンズ、フーへと繋がる。ギターのエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ページ、、、、(ああ、全盛時代の幕開けですね)

アメリカは1960年代にイギリスから逆輸入のような形で、ボブ・ディラン(エレキギター)、ジミ・ヘンドリックス、ビーチ・ボーイズが活躍。

などなどなど、こんなの書いていたら何百行にもなってしまう。
どうしよう??

私が付箋をつけたところのミュージシャンだけ紹介(名前だけだけど)していきますね。

・グラムロック〜マーク・ボラン(T・レックス)、デヴィッド・ボーイ、ロキシー・ミュージック
・パンクロック〜ニューヨーク・ドールズ、パティ・スミス、セックス・ピストロズ 
・現代音楽〜ジョン・ケージ、シュトックハウゼン、ブーレーズ
・ミニマルミュージック〜テリー・ライリー、スティーブ・ライヒ、ブライアン・イーノ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、マイク・オールドフィールド
・分野不能のバンド(??)〜クィーン
・ヘヴィーメタル〜ヴァンヘイレン、ガンズ・アンド・ローゼズ
ソフトロック〜キャロル・キング、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、ジャーニー

ロックのジャンルは厳密な分け方は理解していませんので、筆者の著述通り。
後半はジャンルにも、時代とロックの繋がりにも、バンドにも、全ていけない。( ; ; )

ハード・コア、プログレッシブメタル、マッド・チェスター、シューゲイジング、、、まだまだあるある。ジャンル名そのものを初めて目にする。地図のない世界に入り込んだよう。(これが筆者が言う旅でしょうか)

最終番に「ロックと人種・階級・ジェンダー」「ロックと経済」、最後の章は「ロックとは何か」で締めくくられているが『全ロック』を一括りにするのは不可能。

筆者も最後のページで「結論のないのが結論のようなもの」と記述し、認めている。

聴き込んだバンドもいっぱいあるが、全て知っていたわけではないので、紹介されているアルバムで気になったものを聴いてみようと思う。
(今日のブログも何を書きたいのか、伝えたいのか、分からないものになってしまいました。そもそもその混沌がロックですね。)

「宇宙品質」って凄い!〜東海バネ工業

日経新聞(2024/2/18付)の1面トップ記事は、
【「H3」打ち上げ再挑戦で成功〜宇宙開発競争に弾み】

昨年の打ち上げは失敗し、日本の宇宙開発が懸念される。
そんな中で、今回は見事に成功。
先日の月面着陸成功も含めて、今、日本の宇宙開発に注目が集まる。

3面の関連記事「日の丸宇宙技術 結集」の中に「東海バネ工業」が目に入る。工場は豊岡にある注目の会社。

前社長の渡辺良機氏とは懇意にさせていただき何度か工場見学もさせていただく。渡辺社長(当時)には但馬コネクションのゲストとしてお迎えし貴重なお話をお聞きしました。

第1段エンジンを切り離すのに使用されているのが東海バネ工業さんのバネと紹介されている。

過酷な環境でも耐えられる材質や加工技術を開発し「宇宙品質」に磨きをかけてきた。

「宇宙品質」にコミットとは凄い。
東海バネ工業さんの挑戦するバイタリティと企業理念に改めて敬服し、大いなる刺激をいただく。

いよいよあと3ヶ月半〜第10回おんぷの祭典

第10回を迎える「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭」(おんぷの祭典)。
アニバーサリーということで予算も増額、多くの市民に楽しんでいただきたいと力も入る。
企画の大詰め会議。日程、出演者、学校訪問・街角・イブニング・サロンのコンサートの基本的なところは決定している。

あとは、コンサートのプログラム、チケットの販売枚数と窓口、キッズコンサート・公開リハーサルの定員数などの詳細を詰める。

今回から芸術文化観光専門職大学の学生3名が新たに加わり、若者へのアピールや広報アイデアなど大いに期待したいところ。また、アートマネージメントを学んでいる学生にとっても良い経験になると思います。今後は、もっともっと実行委員の若返りも図っていきたい。

会議は豊岡市役所の3階庁議室。
カメラとPCを使ってオンライン参加もあり。
音楽監督の碓井俊樹さんはウィーンから参加。世界を飛び回っている碓井さんなので、オンライン出席の時は「今日はどこからですか?」と尋ねて始めるのが恒例になっている。

日程:2024年5月28日(火)〜6月2日(日)
会場:豊岡市民会館、稽古堂、但馬空港、各町の街角コンサート

詳細は4月中旬にポスター、チラシ、インターネットでご案内します。
多くの方のご来場をお待ちしています。

『城嵜霊場縁起』〜市民舞踏団も凄い!

待ちに待った舞踏公演『城嵜霊場縁起』
大駱駝艦・田村一行さんと大駱駝艦舞踏家4名、そしてこのために昨年結成された市民舞踏団14名による公演。2018年に始まり9作目となる公演。私は8作品を観たことになる。但馬風土記と題し、但馬各地の民話、言い伝えを基に田村一行さんが舞踏として再構築していく。

但馬に住んでいる私にとって「知っている」「訪ねたことがある」「当たり前」の風景や物語が全く異なった次元で現れ、非日常の世界へと誘ってくれる。

昨年6月、但馬コネクションのゲストとして田村一行氏をお招きし「但馬を踊る」と題してお話をお聴きしたのを思い出す。公演舞台の撮影ができないのが誠に残念(当然のことですが)。

今回の舞踏の題材となった城崎温泉に伝わる伝説や温泉作法などは温泉寺の小川住職さんからお話を聞いたそうだ。

「市民舞踏団」として動き出した我々は、これからも豊岡の日常のすぐ隣に広がる無限なる別世界への旅を続けねばなりません。その旅の片鱗をお見届けくださることを、どうか今後も楽しみにしてくだされば幸いです。
(豊岡市民プラザ公演プログラムの田村一行氏挨拶文より)

もちろん大いに楽しみにしています。

1回限りの公演はあまりにも勿体ない。
来年の公演には麿赤兒さんも出演かも、との噂も。
「もっともっと多くの市民に舞踏を観てもらいたい」と市民プラザの岩崎さんにも具申。
今から来年が楽しみだ。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 240218_tamura-1.jpg

アップしようかやめておこうか迷ったけど。
大駱駝艦主宰の麿赤兒さんと田村一行さんに挟まれて。
これは一生ものです。