4月12 日にリニューアル・オープンした東洋陶磁美術館。(大阪市北区中之島)リニューアルしてから初めて行きました。増築部分のガラスに囲まれたエントランスが気持ち良い。
現在、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁 MOCOコレクション」開催中。
(2024.4.12〜9.29)
「シン」は、「新」「真」「心」を現す。
東洋陶磁美術館は、住友グループから寄贈された「安宅コレクション」、韓国陶磁の「李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション」、民藝運動の中心作家の「濱田庄司」作品が館蔵されている。東洋陶磁としての世界第一級のコレクション。
「MOCO」(もこ)。ちょっと変な発音が気になるが、the Museum of Oriental Ceramics Osakaの頭文字をとったもの。
東洋陶磁美術館と言えば、
国宝「油滴天目茶碗」(南宋時代・12〜13世紀、建窯)
ハンズオンコントローラーというシステムがあり、箱の中に手を入れ茶碗を動かすことで、画面に天目茶碗をあたかも持って上から下からぐるりと観ることができる。
国宝「飛青磁花生」(元時代・14世紀、竜泉窯)
これら二つの国宝や重要文化財として指定されている東洋陶磁が多数。
中国、朝鮮半島の青磁の色合いの移り変わりなど、一堂に鑑賞でき、歴史の変遷と合わせてとても興味深い。