珠玉のピアノトリオ  ”TRIO CREMISI”

1月に続いて、ピアノ児嶋一江さんのコンサートに行く。今回はトリオクレミズィ(TRIO CREMISI)という、大阪フィルハーモニーの須山暢大(ヴァイオリン)、近藤浩志(チェロ)とのピアノトリオ。須山さんは「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭」(おんぷの祭典)で、毎年豊岡に来られて演奏。
約25年前に出会い知っている児嶋一江さんと10年前からおんぷの祭典でお付き合いさせていただく須山さん。何か不思議なご縁を感じる。

セットリスト
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 ハ長調 K.548
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調
シューマン :ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品63

室内楽の最も重要かつ名曲も多く人気の演奏形態は、弦楽四重奏とピアノ三重奏曲と言われている。3人の演奏家が、それぞれの作曲家とこの曲を作曲した時のエピソードを語りながら演奏を聴く。

モーツァルト
いっさい推敲修正なしで曲を書き上げる。モーツァルトの楽譜を他の人が写譜するだけでモーツァルトの人生35年を超える時間がかかるのでは。)

ドビュッシー
ドビュッシーはナジェンダ・フォン・メック(チャイコフスキーのパトロンとして有名)の娘のピアノ教師として雇われ、共にバカンス旅行しながら作曲。ドビュッシー18才。ドビュッシーらしからぬ抒情的な(チャイコフスキー的な)曲。没後100年後に楽譜が見つかる。

シューマン
前期ロマン派を代表するようなシューマンの大作。妻クララの誕生日を祝って作曲。4楽章それぞれにシューマンの註釈が付く。優美、抒情的、哀愁、そして白熱のコーダで曲が終わる。

会場の大阪フィルハーモニー会館は、大阪フィルの稽古場。交響楽団で稽古場を持つのは希少なことでは。反響パネルの後ろ側には、稽古時のステージ、一部の楽器、譜面台など演奏に必要な機材が揃っている。

クラシックコンサート後は、児嶋一江さんの親しいお仲間と、韓国お好み焼き屋さんで(この落差がなんとも)乾杯。
韓国風、和風、たくさんのお惣菜がメチャメチャ美味しい。

今回は児嶋さんご友人の楽器店社長さん、大フィルの関係者、お知り合いのピアニスト、そして前回ご一緒した飲み(?)仲間の皆さんと。

前回は天満の小料理屋さんでしたが、またしても、今回も車運転があるから呑めない。7月に児嶋さんが我が家で合宿(?)するので、その時こそは一杯(いっぱい)呑みましょう、と児嶋さんに伝えて先に失礼しました。

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