『地域の新しい移動のしくみ 豊岡ミーティング』

2月13日、江原河畔劇場にて開催された『地域の新しい移動のしくみ 豊岡ミーティング』に参加。
副題に「福祉×観光×交通」とあるので、地域の最大の関心事の一つ。
会場は満席、大勢の人が参加しました。

左より 進行/渡辺瑞帆  発表者/北嶋史誉・小柴徳明・秋山一平 氏

但馬地域では自家用車での移動がほとんどであり、公共交通機関の電車・バス・タクシーなどの経営は圧迫しその維持が危ぶまれる。高齢者の増加(免許返納も含めて)、福祉介護などでの移動手段に大きな課題を抱えている。

この現状を踏まえて、デイサービス、介護施設と病院との移動などの介護タクシーに、日常の買い物、通院、通園などの移動をサポートする仕組みができないか、という試みが始まっている。

最先端の取り組みをされている市町村のキーマンをお招きしてその実例を学び、但馬に活かせないかという意見交換会となりました。

招待者は北嶋史誉氏(群馬県前橋市/ソーシャルムーバー株式会社代表)、小柴徳名氏(富山県黒部市/一般社団法人SMARTふくしラボプロジェクトマネージャー)。そして豊岡ミーティング主催者でもある秋山一平氏(豊岡市/株式会社アンズケア代表)の3名のプレゼンで始まる。

第二部は、招待発表者に加えて、関心の高い地元住民も交えてのパネルディスカッション。

前田敦司氏(NPO法人かんなべ自然学校理事長、豊岡市市議会議員)、西田紫乃(INCREW代表理事)、志賀玲子氏(城崎国際アートセンター館長)の3氏。

それぞれの仕事、立場での現状を踏まえて、質疑応答が行われる。

タイトルにあるように福祉に留まらず、観光および一般交通までを視野に意見交換しましょう、との目標でありましたが、時間や参加者の制約でそこまで進めなかったのが少し残念でした。

地域の人口減少と高齢化を考えるとマイカー以外の全般的な移動手段はどうなるのだろう?年々来場者の増加する豊岡演劇祭の観客の会場移動(豊岡市の旧1市5町)はどうするのか?など、自分も含めた近未来の移動手段は、喫緊の重要課題。主催者の一般社団法人「新しいひろば」には、この課題の継続的な試行錯誤と市民への啓蒙を期待しています。

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