ピアノの児嶋一江さん、ヴァイオリンの高木和弘さんのデュオ・コンサートに行く。
会場は大阪本町にある「三木楽器 開成館」の2階ピアノサロン。
児嶋さんとは、あるご縁があって知り合いもう20年以上になる。当時のいろんな思い出もあり、久しぶりにコンサートに足を運んだ。
デュオ・コンサートの主題は「Romance」。
「ロマンス」とはロマンチック(恋物語のような)なものだけでない。
(辞書を引いてみると「もともと中世の騎士物語。伝奇的空想的な要素を持つ物語。形式の自由な完備な小楽曲」とある。)
作曲者はそれぞれ異なる民族、時代などにより様々なロマンスがある。
児嶋さんと高木さんで曲間にそんな解説もしながらコンサートが進む。
特に初めて聴く、K.シマノフスキ:ロマンス作品23、E.ショーソン:詩曲作品25は衝撃を受ける。最後のラヴェル:ツィガーヌも迫力満点の演奏で心を揺さぶられました。
「この演奏聴いていなかったら、人生かなり損してたな」と思うほど素晴らしい演奏でした。
演奏中の写真が撮れない(常にそうですが)のが残念。
コンサートの後の打ち上げ(?)に誘われて梅田北新地の小料理屋さんへ。
約20数年ぶりというのに、当時と変わらない児嶋さん。今後のコンサートの予定、ドイツやウィーンの音楽仲間のお話、海外からの演奏者の入国ビザの問題など、次から次へ話題は尽きない。
ヴァイオリンの高木さんご夫妻、児嶋さんの相愛大学音楽学部教授時代の同僚、某大学の教授、某新聞社の文化芸術分野の編集者さんなど多士済済のメンバーが集まってワイワイガヤガヤ。日本酒の一升瓶が1本、2本と空いていく。皆さん酒豪揃い。私は運転があるのでノンアルコール。(トホホ- -;;)
豊岡の話題になると「任せておくれ」と私が饒舌になる。音楽祭のこと、但馬コネクションのこと、自宅ドーモ・キニャーナのこと(児嶋さんが頻りに私の家の思い出を語る)などお話する。夏には大挙して豊岡、我が家へ来てくれることになりました。楽しい企画ができるかもしれない。