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小説家・森見登美彦の『四畳半神話大系』を芸観大(芸術文化観光専門職大学)の学生が舞台化。
会場:豊岡市民プラザ。
主催:但馬旅人生活拠点。
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「新設大学一期生がぢ学生の苦悩を描く」
「本物の学生による笑って泣ける学生劇」
「当時私たちは、ピカピカの芸観大一回生であった」
学生演劇 『四畳半神話大系』チラシより
芸観大の学生8名(男子4名、女子4名)で繰り広げる四畳半の現実と幻想の世界。脚本・演出そして主役の「私」まで全てをやった尾崎元海さんが素晴らしい。3時間(休憩15分)の超大作をずっと舞台で演じ切る。膨大なセリフを機関銃のように吐き出し、舞台を上り下りする。そのクリエイティブでエネルギッシュな演出と演技に圧倒さる。
他の登場者7名の演技も素晴らしい。1期生から3期生まで混じっていると後で確認をしたが、それぞれ(たぶん)猛稽古した成果が出ている。演技に引き込まれていく。
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芸観大の創設以来、キャンパスやこの市民プラザでやる学生の演劇を観てきたが、私が思うには今回の演劇はここまでの一つの到達点のような気がする。脚本・演出、舞台制作、役者は、それぞれ異なるが、この3年間の彼らの表現したい欲求、創造性、パワーの質、量とも上がってきているのは確実。これからも楽しみにしたい。