第5次行財政改革の大綱が策定されました。
「行政コスト削減と公共サービス向上との両立」を目指す。
私は第1次〜第4次行革委員(第2次からは副委員長)を務めた関係で、その経緯も知り、改革が充分にできず忸怩たる思いもあります。第5次行革に期待するとともに、第4次までの取り組みが今後の行革に役立つのであれば幸いです。
豊岡市行革は2005年に1市5町が合併して現在の豊岡市になった翌年にスタート。
第1次は、合併により膨らんだ職員定数削減、補助金の削減。
第2次は、事務事業評価(市職員の職務内容をチェック。重複した職務、なくてもよい職務などの重要度評価)による事業削減。
第3次は、成果重視(効果の大きい項目を見つけ実践する)。
第4次は、持続可能な行政サービスのあり方を示す。歳入として、ふるさと納税の推進、玄武洞有料化など。歳出として、民間委託(学校給食など)、ICT活用による事務の効率化、職員の意識改革に取り組む。
しかし、その成果は中途半端で、明確な到達すべき目標も示されずに終わった感がある。
「コスト削減」と「サービス向上」は永遠の課題。
ぜひ、一歩でも、二歩でも前へ進んで行ってもらいたい。
そうなるように一市民として問題意識を持って協力していきたい。
「コスト」「サービス」は、現状の数値(実態)を少しでも小さくしたり、大きくしたりする工夫と努力の視点と、そもそも必要なものか、なくてもいいのではないか、違う方法があるのではないかというイノベーションの視点が必要。
行財政改革の根本は、後者にあると思う。
思い切った提案、実行、実施を期待したいところです。