Museum SAN〜”Youth”「 青春」安藤忠雄展

Museum SAN(ミュージアム サン)。
S=space、A=art、N=natureの略。SANは、韓国語で「山」を意味する。

ソウルから車で約1時間半、江原道(カンウォンド)西部にある原州(ウォンジュ)の山中にある。2013年5月オープン。設計は建築家・安藤忠雄。総面積は約2万1千500坪と、韓国の美術館の中でも最大規模。

現在開催されている「安藤忠雄展/青春」を見学。(2023年7月まで)

安藤忠雄の青いりんご「永遠の青春」がここにも。兵庫県立美術館と「こども本の森」中之島にもある。米国の詩人サミュエル・ウルマンの「青春」という詩から由来している。

ウォーターガーデンには、アメリカの彫刻家アレクサンダー・リーバーマンの作品、赤いオブジェ「Archway」が設置されてる。

花畑には、彫刻家マーク・ディ・スベロのオブジェ。鳥をモチーフとした作品。風を受けて向きが変わる。

外壁は、京畿道(キョンギド)・坡州(パジュ)産の石。

本館をぐるりと水で囲むウォーターガーデン。水面に山や木々が映り、より美しい佇まいを生みだす。

ストーンガーデンは、慶州(キョンジュ)の古墳を模したもの。所々には、アート作品が展示されている。

安藤忠雄さんとしても、最大規模の建築になるだろう。ソウルから離れた郊外の山々が静かになだらかに連なる。

こんな場所にある壮大なミュージアム。
今回の韓国の旅は、改めて韓国財閥の力を感じる。ブローバルにビジネスを展開し、その利益を、コンサートホール、会議場、美術館などの文化的な施設に莫大な資金を投入する。現在の日本企業では考えられない規模の文化への投資である。

韓国に行けば、ぜひ立ち寄る価値のある施設です。

こちらのサイトも参考になります。(写真多し)

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