アンサンブル・ウィーン東京 at 稽古堂

アンサンブル・ウィーン東京の演奏会、(稽古堂イブニングコンサート)

ルードヴィッヒ・ミュラー(ヴァイオリン)、中澤きみ子(ヴァイオリン)、坂口昴平(ヴィオラ)、マイケル・ウィリアムズ(チェロ)。

ウィーン・東京は第1回より不動のメンバーで参加し、祭典を代表するカルテット。

今回の演奏曲目
感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
テルツェット Op.74 B.148(ドヴォルザーク)
弦楽四重奏曲第76番 ニ短調 『五度』(ハイドン)

5月31日は中澤きみ子さんの誕生日。プログラムの演奏曲の終了後、ピアノの碓井俊樹さんが演奏者の後ろ側にそっと登場し、Happy Birthdayを演奏。会場みんなの大合唱できみ子さんのお祝いをしました。きみ子さん「いい年になりました」とご挨拶。数々の演奏会、多くの演奏家との共演を経て、人生経験豊かな深みのある演奏は、聴衆の心に響く。まだまだお元気で若々しいきみ子さん。おんぷの祭典はこれからも続きます。毎回演奏を楽しみにしています。

第9回 おんぷの祭典、始まる

今年で9回目を迎えた「おんぷの祭典」(正式名称:子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭)が始まりました。

2013年に中澤宗幸さんと出会う。代々木にある(株)日本ヴァイオリンの工房にノーアポで飛び込む。運良く、北京から帰国したてのご本人にお会いすることができました。音楽談義はあっという間に2時間以上に及び、宗幸さんの音楽に対するご経験、弦楽器の修復・チューニングを通じて世界の一流演奏家と接した時のお話など、興味深いお話ばかり。

「これからの時代は一流の音楽家こそ街へ出て音楽を奏で、街角に音楽流れ、市民が親しむ」この宗幸さんの一言に心が揺れました。そして、但馬コネクションにゲストとしてお迎えし、中澤宗幸さんのお話を但馬の仲間と一緒に聴いたところから、トントンと事が進み、1年も経たずに第1回目の「おんぷの祭典」が始まりました。中澤さんの音楽に対する思いとそれに共感する熱き仲間の思いが響き合った。

コロナ禍で3年間の縮小版コンサートを余儀なくされたが、4年ぶりに客席をフルに並べ、稽古堂イブニングコンサートが開催できました。開演前の画像なので、空席が見えますが、本番が始まるともちろん満席。9年間で「おんぷの祭典」を楽しみにしていてくださる市民の方が増えてきたことを実感。

これから6日間、豊岡のあちこちで音楽が流れる。

猿!?

外出先で、スマホに息子からメッセージで写真が届く。
チェックしたら「猿?」。
息子家族はどこに出かけているんだろう?
(これは日曜日の出来事)

なんと我が家のジュンベリーの木ではないか!
豊作のジュンベリーの実を食べに来た?
ヒトとサルの奪い合いが勃発したのかも。

我が家で猿を見るのは、もちろん初めて。
普段、堤防の広場で草を食べる鹿はたびたび見るが、猿はない。
記念(?)すべき記録してアップしておこう。

【余談】フサフサの綺麗な毛のお猿さん。よく見ると意外と可愛い。

収穫の時が来た

先月アップした記事「梅梅梅」から1ヶ月。
熟したのを待って(本当に熟しているのだろうか?)収穫の時が来た。

地面から手の届くところの梅の実収穫。
高いところの梅の実は、まだこの倍以上ある。
我が家にはハシゴがない。今後必要になりそうだ。

こちらは「まだ5月だよ、ジュンベリー」のジュンベリー(ザイフリボク)。
十分熟した実ともう少しの実とが混ざり合っているので、収穫するのに一手間がいる。

ジュンベリーはジャムにする。
水で洗うためにボールに入れる。
オッと、周りに反射して美しい。

ついでに、畑のレタスも収穫。
こちらはサラダにして速攻でいただく。

収穫の日でした。

母の3回忌

母・美智子(享年98才)の3回忌の法事を行なう。

自宅の仏壇で、和尚さんに唱和しながらお経を唱えたのち、江原のお墓に行きお花と線香を供える。私が知る祖父母、父母みんながここに眠る。さらに、私にとり幻の叔父二人。父の戦死した弟2人が眠る。1945年太平洋戦争の敗戦直前に東南アジアで死亡。それを思うだけで胸が痛む。遺骨は戻っては来なかったけど、父と一緒に眠る。お墓参りをすると、その当時の祖父母の心中を推し量り、戦争を身近に感じる。

お墓参りの後は、菩提寺の三昧院で先祖代々への供養。普段ほとんど訪ねることはないぶん、久しぶりにお参りすると本堂の佇まいに身が引き締まる。落ち着いた気持ちの良い気分になる。

これまでにも、三昧院にお参り時に、何度か拝見したことのある写真。実は、私の祖母・操子(右から2番目)は、この三昧院が実家。その左横が妹(富美代)で、教育者・東井義雄さんの妻となる。中央後ろに立つ男性が若き頃の東井義雄さん(と思う)。東井義雄さんとは親戚関係になるが、生前あまりお会いすることができなかったのが悔やまれる。

古い写真なので、何年に撮影されたものか明確でない。(持ち主もわからない)。おそらく戦前か戦後間もない頃で、場所は三昧院の前の道ではないかと思います。現在は、円山川の防水堤(コンクリートの壁面)になっているが、当時は桜並木だったそうだ。電柱の向こうあたりに日高町役場(現・江原河畔劇場)の建物がある。
(年月、場所は私の憶測。)どなたか分かる方、正誤のほど、連絡をいただければありがたい。

『価値循環が日本を動かす』デトロイ トトーマツ グループ

では、人口減の中でも市場の機会になり得る「増える」あるいは「掘り起こせる」要素とは何だろうか。本書で注目するのは「グローバル成長との連動」「リアル空間の活用・再発見」「仮想空間の拡大」「時間の蓄積が生み出す資産」という「4つの機会だ。
価値循環が日本を動かす』 デトロイト トーマツ グループ
(第2章 「価値循環がもたらす成長のダイナミズム」より (p50)

副題は「人口減少を乗り越える新成長戦略」。確かに日本の「失われた30年」と言われている低成長の原因の本質は、人口増=経済成長の成功体験を払拭する、新たな成長戦略が見えてこないことにあると考えます。

「グローバル」については、世界全体は人口増加中。経済成長している国もある。それらとリンクさせる。単なる輸出だけでなく、投資や人材を受け入れる、インバウンド増など。

「リアル空間」については、人口減は国土利用の空間が増大する可能性がある。森林・海の資源を活かす。

「仮想空間」については、デジタル技術を使って仮想空間内での経済活動が活発になったり、リアルと仮想空間の双方向でビジネスを展開していく。

「時間の蓄積」については、日本の歴史、文化、技術、伝統や知恵という資産を活かす。知的財産、社会資本、教育、アニメなど。

これらの「機会」を「ヒト・モノ・カネ・データ」の4つのリソースを掛け合わせて、新たな需要を生み出し、成長していくシナリオを描かなくてはならない。

本書の後半の「観光データ・マーケティング」の項目では、城崎温泉が紹介されている。数十件の旅館が宿泊予約客の予約日程、人数、金額、居住地などの情報を共有し、地域全体で活用する取り組み。

私は「グローバル」と「時間の蓄積」に注目して、会社経営や地域活性化を実現していきたいと考えます。

突然の公演が素晴らしかった。会場は「江原_101」

突然の案内には「4月に制作を決意した作品の完成の目処が立ったので公演日程をお知らせします」とある。芸術文化観光専門職大学(CAT)のミズキ君から。公演場所はシェアハウス「江原_101」。作品タイトルは『帰依と忘却』。

開演時間までの間に、来た人からマッチを擦って線香に火をつけ立てる。準備されたノートに名前を記入する。

席の座布団に座る。目の前にあるのは、天地ヒックり返したガラスの水槽。プロジェクターが水槽に向けてスタンバイ。19:00開演。観客で立てた線香を逆さの水槽の中に入れ、煙が水槽の中に充満して行くのを見ながら劇は始まる。

作・演出・出演は、ミズキ君。映像に撮った全裸のミズキ自身が水槽の中の煙に映り出される。(事前に、実際にこの水槽に身体を折り畳み全裸で撮った映像)手前と奥のガラスに反射する光と煙に映り出される全裸の身体が絡み合い、ちゃんと聞き取れない音量にしたミズキ君のセリフが聞こえてくる。お経のようでもある。

何かが加わるわけでもなく、ただ静かに静かに45分間、なんとも不思議な時間が流れる。最後に水槽から出る映像のミズキ君が映って公演は終わる。

4月に亡くなったミズキ君の祖母の帰依、そして母への感謝をモチーフにしたという。シュールでアバンギャルドな作品だ。頭で理解するものではなく「何を感じるか」。
ひょっとしたら「突然の案内状が届く」ところから作品が始まっていたのではないか。

私にとって、とても興味深く、好きな公演でした。
なかなかやるぞ。

元気復活ヤマボウシ

ヤマボウシの白い花が一斉に咲いている。

庭のヤマボウシは周囲の高い木と建物の陰にり、年々弱ってきているのが気になっていた。今年春の天候の所為か、元気いっぱいに花が咲いた。

背高く成長した庭のヤマボウシは、花が咲いてもなかなか下から見上げてもよく見えなかった。満開の花の重みなのか(?)、撓むように少し横に、少し下向きに咲いてくれた。

先っぽ見ると「アレレっ?」
少しピンクがかっている。

まだ復調していないのか?
それとも、ピンク色の花になるDNAを持っていたのか?
来年からも意識して観察しよう。

カエデ茂り、シカ草食べる夕暮れ

庭のカエデの葉が日中の日差しを求めて広がる。

夜の7時を回ってもまだこの明るさ。

今日もいっぱい陽光を浴びたのだろう。

カエデの向こうに目をやると堤防外の広場に鹿が見える。

円山川沿いにある江原地区のお墓。
一段崖を降りたところのササ薮には6頭の鹿のファミリーが住んでいる。
冬場になると家族全員が出てきて広場の草を食べている光景が見られる。
今は夏、食べ物はいくらでもある。
気晴らしに1頭だけ出てきたのかな。