草ボウボウのちカット

上段の草刈り。もともとササ(ブッシュ)の平地

今日は堤防の草刈り。定期的に自宅の溝掃除や庭の草刈り、落ち葉掃除などをお願いしているシルバー人材センターの方たち総勢5人。天気予報では正午ごろから雨が降り始める。

昨日の記事をご覧あれ。円山川より画像右側の草むらのカット。

下段の草刈り。

背丈が2m以上。6月に入ってからの成長は著しい。もっと早く頼めばよかったかも。

内水(水路)の左側の平地。

もともと鬱蒼とした竹藪だったのを、河川管理の一環で2年前に伐採して平地になる。私の高校時代までは堤防がなく、写っている平地の手前側には私の祖父母が住んでいる家があった。ケヤキの大木、蛇行する円山川、懐かしい風景が出現。

草刈り終えた堤防の平地。

竹藪伐採を契機に、昔の円山川の風景が蘇った。最近では散歩する人、ウォーキングやジョギングする人、お弁当持って散策する人、時には、座り込んで絵を描く(スケッチする)人などを見かけることが多くなった。チラホラと飲食物のゴミを見つけることもある。

ささやかな個人的なボランティア活動なんですが、心地よい環境が少しでも持続し、広がっていくのを想像するのは楽しい。但馬豊岡土木事務所には環境美化活動(草刈)への支援依頼もあるようだが、まずは身近なところ、小さいところから始めてみよう。

大雨のち晴れ

昨日は大雨、増水して濁ったていたが、一夜明けて少しずつ碧(みどり)を取り戻しつつある円山川。青空の下、流れは勢いよく、雨に洗われた緑が美しい。

3年前まで竹藪だった堤防の外側。再び若い竹の芽がいっぱい生えてくる。
明日は、堤防内外の草刈り予定。

復習しようっと、何十年ぶりかの「音楽理論」

ちゃんとした音楽理論書を読む前に読んでおく本

学生時代にジャズと出会い、好きになり、レコード(新宿の「ユニオン」で中古レコード)を買いあさり、ジャズ喫茶(新宿DIG、高田馬場イントロ)に入り浸り、ライブハウス(新宿PIT INN)にも頻繁に行く。

それが高じて、ギターでジャズをやり始め、さらに高じて「ジャズ理論」も学びたくなって六本木のジャズスクールにも2年ほど通った経験がある。

ピアノでジャズを演奏する夢を叶えるために3年前から習い始める。コード(和音)の成り立ちと進行、スケール(音階)など、なんとなく覚えているが、もう一度、しっかりと頭に入れたくて復習を開始。いきなりの理論書は敷居が高いので、まずはこの本で。

「江原」を案内する

江原の寺院

9月に予定されている「豊岡演劇祭2022」に合わせて、自主参加を企画している劇団のメンバーを連れて江原(豊岡市日高町)を案内する。彼らはある東大教授のSゼミを中心に東大・早大・慶大の現役学生の劇団。昨年の演劇祭に照準を合わせして計画してたが、演劇祭そのものがコロナにより中止。1年を待っての今回の企画になった。今年は、当初より江原地区でやりたいとの彼らの意向を受けて、演劇会場として可能性のある場所を案内する。

江原公民館に部屋にかかっている古い写真

寺院に続き、江原公民館を案内する。わざわざ区長に来ていただき、部屋の空間、設備などを説明をお聞きする。学生たちが案内をしていただいている間に、壁に目をやると、旧公民館前で記念撮影している写真が掲げられているのを見つける。1994年とある。私の父、隣近所の当時の長老たちが一堂に会している。懐かしいお顔ばかり。商店街の人たち、お医者さん、お寺さん、県会議員、教員、様々な職業の先人たちがいる。懐かしい顔ぶれの写真に、当時の江原を偲ぶ。

稲と背比べのコウノトリ

神鍋方面からのからの帰り道。すくすく育つ稲の穂先になにやら白いものが突き出たり、消えたり。車を止めてよく見るとコウノトリ。数十センチに育った田んぼの稲から頭がニョキ。

休耕田を横切り、隣の田んぼにゆっくりと移動するコウノトリ。2005年の野生復帰より17年が経ち、身近に見る機会も増え、もはや珍しい光景ではなくなったけど、大きなサイズの野鳥と思えば、改めて貴重な生き物だと再認識する。

『はんぶんこ』/ あいのり第1回公演

昨年、豊岡市に開学した県立芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちによる演劇公演。会場は大学内にある「小劇場そぞろ座」。

パンフレットによると、北海道札幌出身のCAT学生と札幌で演劇活動を行っている演劇人(本作の脚本)との共作。遠く離れた地で得た感性、考え方、出会いを盛り込みながら創作活動をしている。

本作『はんぶんこ』は、「心って、なんだろう。」と問いかける作品。
「一人、部屋の中」にいる若者と「心」探しの旅に誘う仲間たち、CAT学生4人が演じる。

先日、今回出演している学生たちと会話する機会もあり、真剣に演劇と取り組む学生たちの姿が印象的だ。

自前で開いた夏祭り〜出石(いずし)城下町

商店街の向こうに建つ時計台「辰鼓楼」

夕方の豊岡市出石町中心部。週末は観光客で賑わう出石中心部の通り。平日の夕刻はひっそりなのか。コロナ禍のため3年連続で恒例の夏祭りが中止になったとニュースで知っていた。そこで、地元の有志が立ち上がって自前で開催しようとなった。この通りの一本隣の通りを中心に屋台やイベントが行われている。

出石のまちづくりに取り組むグループと田結庄商店街商店街で毎月マーケットを開催している女性3人グループが中心になって呼びかけて実現した「手づくり夏祭り」。両グループには友人知人がいるので、激励も兼ねてかけつける。

コロナ禍で、ほぼ全ての町でこの2年間夏祭りは中止だったので、久しぶりの夏祭りに市民も待ち焦がれていたのでは。

中心部の交差点広場では、バンド演奏、大道芸がある。ピアノ演奏はN君。海外での活動も行ってきたミュージシャン。今は、豊岡在住で町おこしの活動をしている。

歩くと「やあ、久しぶり」「祭りっていいね」。みんなリラックスして楽しんでいる。自前の手づくりイベントの味がたっぷり。

どうしたもんか?

この2週間、時間に追われる忙しい日々が続いた。その合間に、伸び(過ぎた)庭の草木の剪定をしようとすると雨が降りだすからどうしたもんか。(かなり言い訳でもある)
階段脇の街路灯も伸びたフジバカマに覆われてしまった。

伸びて垂れてきたブルーベリーに埋まる2階ガーデンのチェア。麻紐で塀に括り付けなくては。

我が家のビオトープ。スイセンの花が開き、ショウブが咲いた春は良かったのに、今はこれ。水溜りがあるのかないのか、水辺の植物で埋まっている。

最悪なのがこれ。「はーたーけっ」。「畑」などとは言い難い。
ここにはジャガイモ、枝豆、ナス、キュウリ、トマト、その他イロイロ。
「さて、画像のどこにあるでしょうか?」なんてふざけている場合ではない。
夏祭りの花火見物に友人たちがやってくる前に、なんとかしなくては。

「新しい」美術館〜藤田美術館

藤田美術館(大阪市都島区網島町10番32号)

大阪でのライブコンサートの折に、夕方の時間を利用して藤田美術館に行ってみた。短時間であったのでじっくりと鑑賞はできなかったのが残念。今年4月に5年かけてリニューアル・オープンした、新しいコンセプト(鑑賞、施設、体験、滞在、寛ぎなど)を持った美術館であることが随所で実感する。

入口から入ると長方形の広い空間が広がる。石を配置した先に展示室への重厚なドアがある。入館チケットは、スタッフの方が端末機(スマホのような)を持って来られて、その場で購入。キャッシュレスを目指すとのことでカード、スマホ決済のみ。これからの美術館のシステムも変化していくのを予感。

藤田美術館多宝塔(高野山光台院から移築)

近代的な直線のアプローチ、四角いロビー空間とは、対照的な庭。「多宝塔」は、桃山時代に建立され、明治の実業家・藤田伝三郎により高野山より移築された。ホッとする佇まい。

入口左側を向くと茶室。天井に取り付けられたプロジェクターが、白い壁面に大きく映像を映し出す。さまざまなイベントを行なえるスペースだろうか。映像は、左官の久住有生(くすみなおき)さん。藤田美術館の壁面を施工。我が家は、有生さんの父・久住章さんによる土壁なので、その作風、技法など馴染みがある。以前、象設計集団の講演会でお会いしたことがあるが、今や日本を代表する左官職人。時代を超え、左官が作り出す土の空間は素晴らしい。

館内も久住有生さんによる土壁の空間。
音声ガイドのサービスはなく、入館前にスマホにQRコードを読み込み、展示物の前でその解説を自前のスマホで読む仕組み。つい、スマホの写真(実物が目の前にあるのに)と解説に集中してしまう。自前のイヤホンで音声を流した方が有効では、が私の感想です。
建物、システム中心の内容になってしまいました。これからの美術館の姿を見た貴重な体験でした。

『基礎自治体の文化政策』〜まちにアートが必要なわけ 藤野一夫・著

藤野一夫+文化・芸術を活かしたまちづくり研究会

全国各地で繰り広げられている「文化・芸術を活かしたまちづくり」を現地調査・研究しまとめた書籍。調査を行ったのは基礎自治体の職員たち。指導助言者として参加した藤野一夫(芸術文化観光専門職大学副学長/神戸大学大学院教授)氏がまとめたもの。

新潟県十日町の「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」、「金沢市民芸術村」「いわき芸術文化交流館アリオス」など、全国に先駆けて新しい制度を導入したケース、外部から実績のあるプロデューサーを招き開催するもの、市民ワークショップを繰り返して建設した施設、地域に根ざした生活、街並み、芸能、空き家などを再活性化する試み、など参考になる情報が満載です。兵庫県では、「兵庫県立芸術文化センター」「三田市総合文化センター 郷の音ホール」が紹介されています。

私は、但馬の文化活動、特に各市町で行われている音楽イベントについて関心がありました。相互の連携、情報の共有などが希薄なのに少し課題を感じているので、芸術文化観光専門職大学(CAT = College of Art and Tourism)の藤野副学長にお話をお聞きする機会を作っていただく。藤野副学長は、自治体の文化政策が専門で、ドイツにも長く滞在され、ご自身は音楽にとても造詣が深くていらっしゃるので、大きな学びを得ました。この著書も、直接いただく。

第3章には、平田オリザさんの公開シンポジウムの基調講演「文化によるまちづくりの可能性」も掲載されています。現代社会の現状、問題点を浮き彫りに、それを文化でどう解決していくのか、平田オリザさんのお話は説得力があり、いつも納得、ワクワクする。ご一読を。