庭でライトトラップ

Kenjiの「ライトトラップやりたい」の約束をやっとはらすことができた。Kenjiは大の昆虫好き。本当は広場でやる予定だったが、時間が遅くなったので庭の隅っこで。

白い布を三脚のようなもので吊るしてライトを当てる(大変だなと)考えていたが、Kenjiは書道用の白い紙を地面に置いて、簡易ライトをポンと置く。その行動が板についているから感心する。虫と友だちなんだ。

すぐにやって来たのがキリギリス。捕まえて虫カゴに入れると、さっそくKenjiが置いたシロップのような(なんだかわからない)ものを食べ始める。横にはカミキリムシ(のような)の頭部が転がっている。

お昼の間に捕まえたキリギリスと虫カゴで合流。虫どうしの捕食が始まる。
子どもの残酷さというのだろうか。観察を通して何を感じ、学ぶのか。

白い「百日紅」は「百日白」?

青い空、白い雲の夏空には、白い百日紅(サルスベリ)もよく似合う。

サルスベリの漢字では「百日紅」。「紅」なので普通は赤い花、淡いピンクの花を思い浮かべるが、白い花は「百日白」と書くのだろうか?「日」が3つ並んでなんか面白い。「百日」は、長く咲く(夏の3ヶ月)からだそうだ。

シェアハウス「江原_101」

私の住んでいる江原(豊岡市日高町)に芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生が住むシェアハウスが完成しました。名前は「江原_101」(えばらスペースいちまるいち)。

古い民家を改築して、新たな生活の場として再利用するものです。「完成」とはいえ、壁や床の仕上げなどは、自力建築よろしく、これから住みながら自分たちで仕上げていく。

プライベートな部屋と共有スペースを備えた快適なシェアハウスになるように、学生たちと一緒に進めていこう。

夕焼けから始まった中華!〜楽しい時間はアッという間に

友人ファミリーO宅へ、お邪魔しました。こじんまりとしていて、どこか優雅な素敵な家なのです。建築家の友人2人と一緒に、外観と周辺の景色を眺めるために夕方の時間帯を狙って到着。待ち受けていたのが、朱色に染まった夕焼け雲。

夕暮れの集落と田畑、上流域の川が美しい。そこで密かに準備持参したジントニックをみんなに振る舞う。ジン、トニックウォーター、レモン、氷。みんな大満足してくれたようだ。
目論み的中!

清蒸魚(チンジェンユウ)

素敵な家ともう一つの楽しみは、本格的中華料理をいただけること。友人夫妻は中国北京での生活経験があり、出てくるどのお料理も絶品。住んでいる地元で中国現地でいただく料理が味わえるのは奇跡と言って良いぐらい。

水煮魚(スイジュウユウ)

私は台湾(台北、嘉義)中国(上海、蘇州、広東)には、木製ハンガー輸入の仕事の関係で、この30年で50回以上は現地に赴いている。時には、北京、吉林省、桂林にも。茶のルーツを訪ねて雲南省にも足を運んだ。中華料理と言っても、広東、上海、四川など各地で料理は異なる。

京醬肉絲(ジンジャンロゥス)

いくら中国(北京)に住んだとは言え、誰でも現地料理を美味しく再現できるわけではない。友人M子さんは料理のセンスが抜群なのだ。「美味しい」だけでは何も伝えたことにならない。「幸せ」を感じるお料理の数々。

夕焼け、家の佇まい、建築、中華料理、改装中秘密の場所(詳細は書けず、秘密なので (^^;;)
前半サプライズのジントニックも加えておきたい。楽しい時間はアッという間にすぎていく。心残りは、音楽の話をもっとしたかったことかな。
感謝!> O 夫妻

タカノハススキ〜確かにスクスクだ

雪が溶けると昨年伸びたススキは茶色くなってペシャンコ状態。なので、春先の仕事として根っこ付近からバッサリとカット。なのに5月ぐらいに芽がニョキニョキと出てから、6月急成長、そして7月には背丈よりも高くなる。

ススキの語源は、葉がまっすぐにスクスク育つから「スス」。芽が萌え出るから「キ(萌)」だそうだ。まさに、春から夏にかけてスクスク育つ萌え出た芽であることは実感だ。

もう少し調べると「地下茎を伸ばして繁殖するのではなく、株を成長させていくのでむやみに増えることはない」とある。確かに株自体は大きくなるが、画像のように、毎年同じ場所で成長する。広場のアクセントになっている。

「薄黄色の横縞が入っているのが鷹の羽の様だ」とあるが、鷹の葉を想起するにはちょっと無理があるような。

私は、一直線にスーッと伸びた葉にある縞の大小、縞と縞の間隔を見ると作曲ソフトのデータを想像してしまう。これはもっと無理がありそうだ。^ ^;;

Flight Simulator〜思わぬ体験

突然「な、なんだこりゃあ??」。
太陽の塔の上空を小型機が飛ぶ!

実は、子どもたちのフライト・シミュレーター体験を見学させていただいた。但馬空港利用促進イベントの様々な企画の中の一つだそうだ。その体験がどんなものか、孫がその実験台(席)に乗ったわけです。最初は何をするのかよく分からない様子だったが、離陸してしばらくして本気になっていく。(見ていて、私も(誰でも)やりたくなる)

元パイロットのI氏が指導してくださる。ちなみにこのシミュレーターキットもご自信でセットアップ。根っからの航空機好きなんでしょう。初対面なのですが、いきなり飛行機、操縦の話ばかり。熱っぽく語られるそのお人柄が何とも素敵だ。

操縦しているのは大阪市上空。大阪空港を離陸し、梅田、大阪城、そして向こうには高層ビルのハルカスが見える。左に旋回して北へ向かうと万博公園が見えてくる。全てリアルなのだ。通常飛べない空域を飛んでいるわけだから、考えてみるとすごい体験だ。

こちらはゲーム画面。設定された枠を次々にくぐっていく。吊り橋の下をくぐる場面。

近所の小学生も連れて、それぞれテスト体験。私も無理をお願いして伊丹を離陸して神戸空港着陸まで操縦。ポートタワーや市役所ビルを越えて西に向かい、左旋回して海上にある滑走路へと向かう。これがなかなか難しい。無事(少し滑走路から外れて芝の中)着陸したが、脚も腕も緊張して肩がガチガチ。なんとも思わぬ体験をしました。
お誘いありがとう!>Iさん

石の移動〜チェーンブロックと三脚

近隣古民家の庭石を運び出す

こういう方法があるのはなんとなく知っている。実際に目の当たりにするとこれがまた面白い。チェーンを引っ張ると、上がる、下がる、三脚を移動する、を繰り返しながら石が動いていく。

庭の外に出て広い空間が得られると長い三脚に切り替え、その速度を早めていく。庭師さんにとって日常の仕事なのでなんてことないのでしょうが、見入ってしまう。

昔の遺跡や城郭などで、どうやって動かしたのだろう?と思う巨石がある。なんかそんなことを想像してしまう。私は何もできないけど(^ ^;; 。

3年ぶりの花火〜日高夏祭り

3年ぶりに花火が上がった。
毎年7月第4日曜日(数年前までは7/23固定でした)、暗くなるのを待って夜8時に始まる。
コロナ第7波感染拡大の中ではあるが、(なんとか?)花火は上がった。花火開始までの喧騒が静まり返り、夏の夜の光と音の競演。
私はものごころついた頃から、自宅の裏山から上がる花火を50年以上見続けてきた。私はこの花火に華やかさとどこか寂しさを感じる。何か祈るような気がしてくるのは私だけだろうか。

裏山の下には円山川が流れる。
35℃を超える昼の暑さは、夜は川から吹く涼しい風に変わっている。

シェアハウスに住む予定のCAT(芸術文化観光専門職大学)の学生やその友人たち。駅前広場で役目を終えた「地域おこし協力隊」の人たち。劇団の人たち。そして、親しい友人家族が集まってBBQしながら祭りの夜は過ぎていく。

映画『うちげでいきたい』〜在宅看取りを考える

守本陽一氏(左側)と孫大輔氏

『「うちげでいきたい」上映会&トーク』、サブタイトルに「在宅看取りを考える」とある。誰にもやってくる「死」を、どのように迎えるか、家族はどう対処するのか、誰しも避けられないテーマである。日々、患者さんの治療とそして最期と直面されている二人の医師のトークは、現場を直視されているので、ある意味「淡々と」語られる。

後半の会場からの質問コーナーでは、「在宅治療は長期にわたると、本人は辛いのではないか、幸せでないのではないか」「家族はどのように本人と向き合えば良いのか」「入院か在宅か、の判断はどのようにするのか」など、次々と質問がでる。

「死」をどう受け止めていますか?との質問には、お二人ともしばらく考え込む場面も。医師(仕事)として日常的に死の現場を見ていらっしゃるからなのか、謙虚で、内省的で、結論(ないかもしれないが)を押し付けずもの静かに語られる。お二人の活動、生き方に、深く共感する。

会場:豊岡劇場

主催は「だいかい文庫」。本を貸し出す側が本棚コーナーを買取り(占有する)、自分の興味のある書籍を紹介していくユニークな図書館。妻の書棚もあるので、ぜひ、覗いてみてください。

映画『うちげでいきたい』の監督は孫大輔さん。私は今夜の上映&トークに参加するまでは孫さんを全く知らなかったが、そのお話の内容とお人柄にすっかりと魅了されました。東京大学医学部卒業、虎ノ門病院、東大附属病院などに勤務され、現在、鳥取大学医学部地域医療学の講座を持っていらっしゃる。鳥取は隣接県なのだが、私にとって遠かった。最近、出会いとご縁が広がっている気がする。それは、演劇であったり、自然と食文化であったり、不思議です。

「丹波部会」設立〜神戸経済同友会

丹波部会長のご挨拶

神戸経済同友会に「丹波部会」が設立され、その設立パーティに出席。県レベルの会議や集いではよく「兵庫五国」という表現が使われます。「摂津」「播磨」「淡路」「丹波」「但馬」。日本海側と太平洋側(瀬戸内海)を持ち、気候温暖な瀬戸内側、冬には雪が降る日本海側。都市と農山村、観光と農林水産業、そして製造業も盛ん。まさに「多様性」の兵庫県。

3年前に「但馬部会」が発足し、これで五国全てに地域部会が設立されたことになる。「なぜ兵庫でなくて神戸?」との意見もありますが、今年で75周年の歴史を持つ経済同友会、「神戸」でいいじゃん、とのご挨拶もありました。(そんなに根深い問題意識があるわけではありません)

個人的には丹波地域と縁の薄い(ほとんどない)私にとって、今回の設立でお会いした会員の方たちとまずは、知り合いになり、但馬と丹波の交流を深めたいところです。

(株)小田垣商店(創業1734年(享保19年)、老舗黒豆卸店)、(株)やながわ(創業明治25年、自社加工の老舗和洋菓子)、丹波篠山おゝみや(猪肉専門店)、など数社の方とご挨拶。老舗のお店、丹波特産の食文化を扱っている会社など、ぜひ今度訪問してみたい。

特に(株)小田垣商店の小田垣社長とは、同友会の総会(5月)の時に隣り合わせになり、今回のきっかけとなりました。(株)小田垣商店の「江戸後期から大正初期の建物をリニューアルしたショップ&カフェ」 に注目。現代美術作家、写真家、建築家の杉本博司が手がけたプロジェクトがとても気になります。