快晴で猛暑が一変、曇り空。
湿度はさらに高い。
ふと吹く風に少し、夏は峠を越したのか、と。
円山川の湧水域に咲くサルスベリ。
種がどこかから流れ着いたのか。
それとも鳥が運んできたのか。
アズキナシ
快晴で猛暑が一変、曇り空。
湿度はさらに高い。
ふと吹く風に少し、夏は峠を越したのか、と。
円山川の湧水域に咲くサルスベリ。
種がどこかから流れ着いたのか。
それとも鳥が運んできたのか。
神戸新聞が「山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク」の関連記事を連載している。
ジオパークとは、地球科学的な価値を持つ大地を保全する目的でユネスコ(国連教育科学文化機関)が認定する。
「山陰海岸ジオパーク」、鳥取県、兵庫県、京都府の3府県にまたが理、東西120kmの広大なエリア。
山陰海岸ジオパークのテーマは、「日本海の形成」。
約2500万年前に始まったアジア大陸から分離し日本列島、日本海が誕生する。その過程が判る地質、地層、岩石が豊富に存在する。
神戸経済同友会で「ジオパーク視察」を行う。
神戸新聞の記者さんも同行しました。
新温泉町三尾「但馬御火浦」。地下のマグマの噴出、柱状節理、侵食、幾層もの安山岩。「獅子の口」「下荒洞門」など。
ジオパークは「地形とそこに生きてきた人の営み」も含む。
地域の営み、祭り、郷土食、街並み、文化など。
鳥取県は、鳥取砂丘、浦富海岸。京都府は、琴引浜、小天橋など。
「世界ジオパーク」は、4年に1度の再認定審査がある。
昨年8月の事前審査に当たる「日本ジオパーク」再認定審査結果は「条件付き再認定」。まさにイエローカードが出ました。
評価されたのは、住民らの活発な活動、景観を生かしたアウトドア活動が盛んなこと。
課題は、「ジオパーク全体の連携を欠く」「地域としてどう生かしたいのかの対話不足」「3府県をまたぐ運営組織の体制改善」
「世界ジオパーク」の再認定審査が開始される。
スペイン、中国の地質学者らが来日。8/6〜9の4日間。
「山陰ジオパーク館」(新温泉町)、玄武洞(豊岡市)、余部橋梁の展望施設(香美町)などを訪問。
言葉自体は浸透しつつあるが、目的や理念が十分に理解されていない。
「地形の成り立ちを知ると、正確かもわからない伝承や史跡が無秩序に並ぶ理由と、パズルみたいにくっつく瞬間がある。それが面白くて」(あまるべ振興会・山本和夫会長)との記事がある。私もまったく同感である。
「海の家メリ」(豊岡市竹野町)が運営するジオカヌーが人気。透き通った海をカヌーで洞門巡りをする。私は川カヌー派ですが、カヌーからの目線で観る風景はまた格別なのは間違いない。
NPO法人「かんなべ自然学校」(豊岡市日高町)が開催するのは「溶岩流ウォーク」や「神鍋高原キャンプ」。火山でできた神鍋高原の自然をトコトン楽しむ企画は大人気。主宰するのは前田敦司さん。但馬コネクションにも登場していただいた。
「激動の日本列島誕生の物語」を知ると、その奇跡から生まれた山陰海岸の自然が愛おしくなる。
ジオパークって、そういう視点で捉えてみてはどうでしょうか。
「急がば回れ」。
今冬に発表される予定の「世界ジオパーク」再認定審査の結果に注目だ。
2007年、東京・青山の弊社ショールームから始まったNAKATA HANGERブランドの展開。
3年後には、東京の百貨店さまからのオファーでNAKATA HANGERコーナーを開設。以後、名古屋、京都、札幌、博多などの地方都市にも展開。
8月8日に、いよいよ大阪・梅田の阪急メンズ館での販売が開始しました。
一番人気のAUT-05のスーツハンガーをはじめ、ネクタイ・ベルト掛けハンガーの小物も展開しています。
阪急メンズ館ならではの、ハイセンスな紳士用品がズラリと並ぶ一角に設けていただきました。できれば、もう少し品揃えを増やして、皆様にご利用いただければ幸いです。
阪急メンズ館でご覧ください。
大阪・大丸心斎橋店の建て替え工事が続いている。
既存は、1933年(昭和8年)完成、アメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計によるクラシックな建物であった。内装はアール・デコ調のデザイン、外装はゴシック調の格調高いものであった。
御堂筋の反対側の心斎橋商店街のアーケード。通りに沿って工事の為の壁面が張り巡らされている。
私はハンガーの仕事をする前に、大阪のあるディスプレイ会社に勤務し、この心斎橋大丸店を担当していた。今から、約40年前の話である。大学卒業し、社会人として第一歩を踏み出す。全てが初めての体験。胸をドキドキさせながら、このアーケードの下を何百回、何千回、往来しただろう。今でも、ここを通るとその頃の心境が蘇ってくる。仕事の厳しさと、顧客に喜んでいただいた時の達成感とが入り混じる「私の仕事の原点」でもあった。
完成予想図。ヴォーリズの設計した外観を残し、その内側に高層建物を建てる計画のようだ。
今は、梅田(キタ)と難波(ミナミ)に挟まれた心斎橋。
その中心は、この大丸。
2019年の完成、開業を楽しみにしよう。
1.Pigs on the Wing 1
2.Dogs
3.Pigs (Three Different Ones)
4.Sheep
5.Pigs on the Wing 2Released in 1977
ときどき無性に聴きたくなるピンク・フロイド。
それは「原子心母」であったり「エコーズ」であったり、「ウォール」であったり。 最近聴くのはこの「アニマルズ」。
豚(資本家)、犬(エリート・ビジネスマン)、羊(平凡な労働者)。 痛烈な社会批判をコンセプトとしたアルバム。
ピンク・フロイドの全作品を聴き、その時代背景と重ね合わせるのも面白いが、 単純にデヴィッド・ギルモアの泣きのギターに浸る、でいいのではないか、と。
おおぅ、雲だ!
新鮮(久しぶりに出会う黒い雲)、
有難い(みんな干上がってる)。
このアングルから見える夕焼け、ひこうき雲、新緑の山々など数々アップ。
一面の雲の写真はこれが初めて。
それだけ、待望していたということか。
父は馬が大好きだった。
思い出すのは、
父は馬のスケッチが上手であった。
鳥取砂丘や伊豆大島の観光地で馬に乗っての観光があれば必ず乗る。
先導役のおじさんに「手綱を離せ」と言いながら。
でも、父の一番の思い入れは、戦中、陸軍大尉として満州で戦っている時かもしれない。軍服姿の馬上の写真がたくさん残っている。
父が住んでいた家を整理していると、こんな馬の置物が出てきた。
本当に、好きだったんだな。
もともと置物を並べて楽しむ趣味はないが、
今、私の部屋に置いている。
よく考えると、私も、息子も、孫(男の子)も午年。
3頭の馬が隊列を組んで頑張って行かねば。
父も喜んでいるだろう。
地獄のような原始地球で産声をあげた「猛毒の海」はいかにして変容したのか?46億年の地球史を「海の誕生と進化」で見る空前の第スペクタクル!
『海はどうしてできたのか』 藤岡換太郎・著 (書籍帯より)
以前読んだ『三つの石で地球がわかる』(藤岡換太郎・著)がとてもシンプルに解説してあり、地球への興味の扉を開いてくれました。
と、言うことで藤岡氏の3部作のひとつ「海はどうしてできたか」を読む。
地球の誕生は約46億年前、というのが定説になっている。
海の誕生については、専門知識が必要なので私の理解では簡単に説明できないが、地球史の中でどれぐらいの「時間」がかかったのかという面白い記述があったので、そちらを紹介します。
地球誕生から現代までの46億年間を1年間に換算したものを「地球カレンダー」という。1975年にドイツの地質学者が著書で用いたのが最初だそうだ。
なるほど、1年に換算することで、時間の間隔(距離感)がイメージしやすい。
「地球カレンダー」
1ヵ月 3億8000万年
1週間 8800万年
1日 1260万年
1時間 53万年
1分 8800年
1秒 146年
これで見ていくと、
「2月9日」 海の誕生 (地球誕生から約6億年後)
「2月25日」 生命の誕生 (海誕生から、約1億8000万年後)
「8月3日」 初期超大陸の出現 (海誕生から、約21億年後)
「12月11日」 超大陸パンゲア形成(初期超大陸から、約15億年後)
「12月17日」 パンゲアの分裂 (形成から、約8000万年後)
「12月26日」 恐竜絶滅→哺乳類台頭 (今から、約6000万年前)
「12月27日」 ヒマラヤ山脈誕生 (今から、約5000万年前)
「12月29日」 日本列島の大陸から分離開始 (約3000万年前)
「12月31日午後6時」 現在の日本列島の形になる(約300万年前)
気の遠くなる話ではないか。
地球が形成される過程とその壮大な時間に圧倒される。
この日本列島は、どうやって生まれ、どんなドラマを経て、今の姿になったのでしょうか?
最新科学は、日本列島誕生の”大地のドラマ”を解き明かしつつあります。その結果、日本列島は過去3000万年のあいだに「4つの大事件」を重ねて、今ここに存在していることがわかってきました。
大陸から引きちぎられ、火山島が連続衝突。さらに地球最大規模の噴火が起こり、突如として大隆起しました。どれも地球46億年の歴史の中でもきわめて稀な激動です。私たちが当たり前に目にしている日本の山・川・海は、そんな激動を重ねて創られた”たぐいまれな大地”なのです。
『激動の日本列島誕生の物語』 「まえがき」より
NHKスペシャル「日本列島 ジオジャパン」制作班 監修
以前、NHKの番組で観た「日本列島誕生」がどうしても頭から離れず、気になっていた。その番組制作班が監修したこの本で復習。
地球の歴史の中で、いつ頃、どうやって、日本列島が誕生したのか?
知ると、私たちが生活する自然が、環境が、気候が、さらには食文化が、とても希少で、貴重で、宝物であることが見えてくる。
愛おしくなってくる。
「4つの大事件」とは?
◆第1の事件 〜 大陸からの分離
・3000万年前 大陸から分離が始まる。(プレートテクトニクス理論)
・2500万年前 日本海のもと(大陸の縁が裂ける)
・1500万年前 2つの日本列島ができる(東西がまだ繋がっていない)
◆第2の事件 〜 火山島の衝突
・1500万年前 東西2本の日本列島に南の火山島が北上し衝突
・ フィリピン海プレートが北上
・ 伊豆諸島の火山島が北上
・ 500万年前 最後の衝突で伊豆半島が生まれる
・ 日本列島が1本に繋がる
◆第3の事件 〜 世界最大規模のカルデラ噴火
・1400万年前 紀伊半島で超巨大噴火が起こる
・ 大地の陥没、巨岩の存在(花崗岩)
・ 花崗岩(マグマが固まる)の浮力で西日本の高山が誕生
・ 1000〜1500万年かけて10km以上の大地を持ち上げる
◆第4の事件 〜 山国をつくりあげた『東西圧縮』
・ 300万年前 東日本の大隆起が始まる
・ フィリピン海プレート移動が北から北西に向きを変える
・ 太平洋プレートの沈み込みで日本列島が30km西に移動
・ 東日本は2km以上隆起し、山々を作る
とても分かりやすく解説されているので、ぜひ本書を読んでみてください。
「豊岡柳まつり」花火大会を待つ夕暮れ時。
市役所前では「豊岡トワイライト・ジャズ」。
もう「恒例」と言ってもいい、夏の夕暮れの気持ちいいひととき。
稽古堂(旧・市役所建物)をバックに芝生の広場で思い思いに楽しみむライブ。こんな光景が、豊岡に出現したんだね、としみじみ。
「高原かな with 中嶋由紀トリオ」の演奏。
ピアノの中嶋由紀ちゃんは、地元・豊岡のピアニスト。
クラシックからジャズまで、ボーカルもやってしまうスーパーな存在。
ボーカルの高原かなさんは東京から、ベース光岡尚紀さん、ドラム岩高淳さんは関西で活躍するミュージシャン。
陽が落ちて、盛り上がるジャズ・ライブ。
稽古堂前の建物は「兵庫縣農工銀行豊岡支店」として1934年(昭和9年)に建てられた。近代化遺産として登録されている。現在は、「オーベルジュ豊岡1925」としてホテル、結構式場、レストランなどに利用されている。
豊岡市民の「広場」としての気持ちのいい場所。
ジャズやクラシックの生演奏が聴けたり、演劇やパフォーマンスが登場したり、通りがかった市民がぶらっと楽しんでいる。
そんな光景がもっともっと日常的になればいいですね。
ライブが終わり、帰宅途中に観る花火。
市街地でジャズを楽しみ、郊外でカエルの大合唱。
なんとも贅沢な「私的楽しみ方の夏祭り」でした。