大平原の中に建つ議事堂。
今日は議事堂見学からスタート。
大理石で作られた荘厳な建物。天井、壁のモザイクは、全てこのネブラスカ開拓の歴史が刻まれている。
ネブラスカ州は1863年にアメリカ37番目に成立した州。
全米唯一の1院政の議会。それがこの議場。
色が異なる大理石でできた柱。先住民族やそれぞれの多様な地域を尊重するためのもの。予算は2年間で決定される。
先住民の歴史を描いた重厚な扉。
議事堂の廊下には、州に貢献した人のブロンズ像が並ぶ。
先住民の胸像も。
井戸敏三 兵庫県知事とピート・リケッツ ネブラスカ州知事から共同声明が発表される。立会いは在シカゴ総領事館の伊藤直樹 総領事。
経済交流、大学・研究機関などの人材育成交流、相互理解向上のための交流の促進の合意です。
場所をネブラスカクラブ( USバンクが入る市中ビル20階)に移し、ビジネスセミナー。リケッツ知事、井戸知事からプレゼンテーションがある。
ランチが始まると立ち上がって、日米双方握手しながらの自己紹介。これは日米ではありませんが、勢い余ってのツーショット。
午後は日系企業訪問。ネブラスカ州進出、日系企業トップのKawasaki Motors Mfg.Corp.,U.S.A.(川崎重工業)。
従業員2200名(一部メリービル工場含む)、ATV(四輪バギー)、水上オートバイ、鉄道車両を製造。
特に、川崎重工業さんにとって鉄道車両は最重要部門。ニューヨークの地下鉄車両、全米の各都市で活躍する鉄道車両を製造するラインには驚きだ。今度ニューヨークに行ったらこの製造ラインを思い出すのは必至。
壮大なスケールの鉄道車両工場は撮影禁止なのでお伝えできず残念。
井戸知事が熱心に製造工程や機械のこと、さらに販売先などのマーケティングについてたくさん質問されるのには驚きだ。
知事の意外な(失礼)側面に触れられたり、在シカゴ日本総領事館の伊藤総領事さんとも親しくお話ができるのも、こうした海外視察の良いところ。
州都リンカーン市の人口は26万人。
全米「住みやすい市」のベスト5に入ったこともあるという。