『ピーター・バラカン音楽日記』〜知らないミュージックを求めて

また僕にとって車は動く試聴室でもあります。どうしてもパーソナル・ステレオの類が苦手なので、CDやテープを、同乗者に不快感を与えない程度の音量で次々と聴くようにしています。家にいるとき、メールを処理したり、原稿を書いたりしながら聞いている音楽はどこまでちゃんと印象に残っているか、正直言って疑問がありますが、条件反射的な動きが多い車の運転をしているときは、音楽のよさが非常にうまい具合に耳に入ってきます。
『ピーター・バラカン音楽日記』 p13

数年間、私の書斎で「積読本」となっていたこの本。

最近、ストレッチやウォーキングで聴くロック、読書やブログ書いたりの時のジャズ、フッとゆっくりした時間がある時にクラシックと、音楽を聴き、楽しむ時間がたくさんある。(幸せだな〜の時間なのです)

ただ、自分の知っている音楽以外にも限界があります。
もっとたくさんの音楽を、ミュージシャンを、曲を知るにはどうしたらいいのだろうか、と悩みも増大。(愛好家の皆さん、どうしているのでしょうか?)

そんな悩みを少し解消してくれた「音楽日記」。
ピーター・バラカンさんはもちろん知っているが、なかなかじっくりと彼の紹介する音楽と向き合うことがなかったので、とても興味深く読みました。

沢田としき氏のイラストも素晴らしい。

Miles Davisの伝説ライブでのKeith Jarrettのエレクトリック・ピアノ演奏。ギター奏者Bill Frisell、Johnny Cash、Tom Dowd、Tom Waits、Joni Mitchell、The Derek Trucks Band、Donny Hathawayなど、「知らなかった」「知ってたけど聴いたことない」「そんなのもあったのか」など、楽しみをいっぱい見つけました。

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