
今回の梅雨前線による大雨は、九州から北海道まで全国各地で災害を起こしながら続いている。
7月7日朝8時ごろの自宅、会社の周辺の増水状況を記録しておこう。
自宅裏の円山川。一昨日の裏山画像の続き(左側)下流を向くとこうなる。
濁流が左側の堤防に当たって右へ流れる。
豊岡に大被害をもたらした2004年10月の台風23号の時は、濁流がぶち当たっている黒い線(コンクリートの堤防)を越すか越さないかギリギリのところであった。

自宅から500mほど上流部。
中央の山が自宅から見える裏山。向こう岸(右岸)は、山が続き、天然の堤防となっている。左側のこんもりとした林の中に江原区の墓地がある。
見たとおり、川の流れの妨げになっているのがわかる。墓地移転後は、この出っ張りを削って川幅を広げようとの計画があったが、現在はどのようになっているのだろうか。(遅々とし堤防工事は進まない)

同じ地点から、さらに上流部を眺める。
左向こうから手前に流れて来るのが円山川。中央白い建物の少し右側から流れて来るのが稲葉川。ここが、二つの川の合流地点。
画像右側の堤防を超えてしまうと宵田地区、江原地区の一部民家に大きな浸水被害がでる。現在、この部分に堤防の延長工事が進行中である。
(早く完成して欲しいと切望する)

弊社、岩中工場の裏側の稲葉川の状況。
台風23号の大被害(工場が3mの浸水で全滅。操業3ヶ月停止。ハンガー12万本が水没)後、堤防の嵩上げが行われ、安心感は増しました。
ピーク時でも画像で見る石ブロックの上部まで。

工場は、白い建物のやや左側の山の麓にある。
進美寺トンネルを抜けて(左岸の道路は冠水して通行止め)赤崎地区へ。赤崎橋右岸側から下流を眺める。
台風23号災害後の激甚地区復興工事の一環としていち早く完成させた堤防の嵩上げ工事。有効に機能していることがわかる。ただ、依然として左岸側(白い建物ある周辺)は、内水の増水という課題を抱えている。
円山川はここから右岸の山、左岸の溶岩が固まってできた崖にぶち当たりながら、蛇行が始まる。
考えてみると、地球の火山活動や地殻変動が創り出した地形。
自然の豊かな恵と脅威は、裏腹なんだと。
「感謝」と「危険への備え」を忘れないことが大切だ、と言うことですね。