『武器になる知的教養 西洋美術鑑賞』秋元雄史・著

絵画の鑑賞法として、よく「感じたままに感性で観ればいい」という人がいます。もちろん、何の予備知識もなく偶然出会った絵に、心打たれるような体験をする人もいるでしょうが、多くの場合、何の予備知識もなければ「何を感じていいのかもわからない」状態になるはずです。」
『武器になる知的教養 西洋美術鑑賞』秋元雄史・著」(p216)

美術館常設の絵画や企画展などで、たくさんの絵画を鑑賞する時、「知らない」「分からない」作品と接すると、ただぼーっと鑑賞していることに気づく。

何かもっと楽しむ鑑賞法はないのかと思っていたところ「観たことをその場で言葉にしてみる」という指摘にピンと来た。

本書は、西洋美術史であるルネサンス→バロック→写実主義→印象派→フォーヴィズム→キュビスム→表現主義→抽象絵画→シュルレアリスム→ポップアートの順番で、わかりやすく解説。

さらに、それぞれの時代の代表的な絵画を2つのステップでまとめてあるのがいい。
〈ステップ1 表現で観る〉技法や色彩、モチーフなどのポイント
〈ステップ2 史実で観る〉制作当時の社会や思想的背景などのポイント

「武器」にはしなくても自分の楽しみの「増幅剤」としてオススメ。

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