CoCo壱番屋にて〜創業者の記事を読む

お昼をどこかで食べよう、と孫Kと二人で出かける。「どこにしよう?あそこかな、こっちかな」と言いながら豊岡市街地へ車を走らせる。クルクルとあちこち回りながら、結局「カレーが食べたい」との一言でCoCo壱番屋へ。食べて、ビールとコーヒー豆を買ってすぐに帰るつもりだったので本も持たず。入り口の「雑誌・マンガ本棚」にたまたまあったCoCo壱番屋の雑誌を手にする。

パラパラとページを捲ると創業者の宗次徳二さんの写真が目に飛び込む。

奥様と二人三脚で開店した喫茶店から始まって、カレー専門店を開業。創業時にお客はほとんど来ない時にでも、「このまま続けていれば絶対に大丈夫」との信念を持って継続。やがてその信念は身を結びCoCo壱番屋は日本一のカレー専門店になる。

その原動力は、『お客様 笑顔で迎え、心で拍手』という標語が表す通り、宗次氏の徹底した「顧客第一主義」。尊敬すべき素晴らしい経営者の一人だと思います。代表引退後は、積極的に社会貢献活動をされている。

特にクラシック音楽の普及支援活動として「宗次ホール」の運営、ストラディヴァリウスのヴァイオリンなどの世界の名器を演奏家に貸与されている活動は特筆もの。どういう経歴の人だろうと注目していました。

幸いにも、日本ヴァイオリンのヴァイオリン・ドクター中澤宗幸さんのご縁でこれまで2回、お目にかかったことがある。一つは、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」を池袋の東京藝術劇場で。演奏者は、後にショパン国際ピアノコンクール第2位になった反田恭平さん。

振り返ってみれば、凄すぎる貴重な時間でした。

“THE NAKATA ART DISPLAY”

今回のイベントのためにロンドンに送ったスペシャル・ハンガー。ディスプレイはロンドンのパートナーが行う。

展示会は “THE NAKATA ART DISPLAY” と名付けて、サヴィル・ロウのオーダーメイドのテーラー、メディア関係者、インフルエンサー(Instagramなど)の人たち、100名以上が来場される。

会場ではカクテルを準備。来場者はグラス片手に語らう。

NAKATA HANGER ブランドのコンセプト、ハンガーにまつわる質問がたくさん寄せられる。

手にとっているのは、創業間もない1950〜60年代(昭和20年代)に製作していたハンガー。薄っぺらで平らな初歩的なハンガーにも関心を持っていただく。

【社長と担当者の画像と報告による記述です】

NAKATA HANGER in London

SAVILE ROW W1 / CITY OF WESTMINSTER

NAKATA HANGERは、ロンドンのサヴィル・ロウにて紹介いただく機会を得ました。
弊社からは、社長と海外担当の営業がロンドンに行きました。

ご存知の通り、サヴィル・ロウは、日本語の「背広」(スーツ/上着とズボンの一組)の語源になったと言われるオーダーメードの名門高級紳士服が集中して店舗を構える通り。

展示会の店舗

ロンドンのメンズ・グッズを取り扱う会社よりのオファーで、NAKATA HANGERを紹介する展示会を共同で開催することになった。

事前に日本からスペシャル仕様のハンガーをロンドンに送り、展示する。

【社長と担当者の画像と報告による記述です】

Bill Evans “NEW CONVERSATIONS”

Bill Evans “NEW CONVERSATIONS”

Bill Evans : piano & electric piano

1 Song For Helen
2 Nobody Else But Me
3 Maxine
4 For Nenette
5 I Love My Wife
6 Remembering The Rain
7 After You
8 Reflections In D

Recorded in 1978

ビル・エバンスの多重録音ソロアルバム第3弾。第1弾 “Conversations with Myself”(1963年)、第2弾 “Further Conversations with Myself”(1967年)に続く。
邦題は「未知との対話ー独白・対話・そして鼎談」。
原題に対してちょっとしつこいですね。

このアルバムで使っているエレクトリックピアノはFender Rhodes。エレピの音というと私はすぐにこのエバンスのこの演奏のエレピを思い出す。もちろん、演奏が良いからなのだが。

  1. Song for Helen は、ビルの妻に捧げた曲なんでしょうか。出だし一発でエバンスです。5. I Love My Wife 、6.Remembering the Rain のビル・エバンスにしか醸し出せない音世界です。

カラーハンティング(Color Hunting)〜ドーモ・キニャーナ

ドーモ・キニャーナの改装設計を依頼しているガラージュから「カラーハンティングしていいですか?」って聞かれて「いいですよ、どうぞ!」って即答。そして数日後に見せてもらったのがこれ。

ドーモ・キニャーナの土と木の色調を一覧表としてフィードバック。
各フロアの写真とその土壁、木の壁、床、家具建具を「色」の視点でまとめたもの。

濃い茶色の板壁、ナチュラルな色の土壁、強烈なブルーなど、さまざまな色が混じり合っているが、全体として色のトーンに統一感があって、落ち着いた色調になっている。

ドーモ・キニャーナを構成する素材は、基礎となる駆体(鉄筋コンクリート)を除けば、「土」と「木」と「ガラス」の3種類のみ。自然素材(ガラスを石と見なす)だけでできていることによる快適性と美しさは抜群です。

『書くとはどういうことか』 梶谷真司・著

はじめからとりとめもなく書いたり、わかりやすく丁寧に説明しようとしていろいろ書いたいりしているうちに、結局何を言いたいのかわからなくなることがあります。
そのような時、自分にこう問いかけします。ーー「結局どういうことなのか」「要するに何が言いたいのか」ーーそして簡潔にひと言でまとめてみます。すると、自分が本当に言いたかったことの核心が見えてくるでしょう。
『書くとはどういうことか』 梶谷真司・著
(第3章 書くための「考える方法」より p91)

サブタイトル「人生を変える文章教室」は、いささかオーバーな気がするが、2005年以来、ブログ『KOH’s VIEW』を書いてきて、「書くとはどういうことか」「何のために書くのか」ということを、私もずっと考えてきました。その間に、TwitterやFacebookなどのSNSがスタートし、ますます「何のため?」「誰に向けて?」と疑問が深まり、筆を置いた(パソコンなら何というのだろう?(笑))時期もある。

この著書の一つの結論として「文章を書くとは自分と向き合うこと」とある。私もそうだなと実感している。

「書くことで考える」「考えるために書く」。この往復こそが「向き合うこと」になる。
その時に守るべき3つの原則が紹介してある。
1. 書いてから考える
2.長い文章を書かない
3. 手と目で考える

1.は、「考えてから書く」のでも「書きながら考える」でのもなく「書いてから考える」。2.は、テーマの素材を「単語」「語句」「短文」の形にする。3.は、目と手を使って紙の上(もしくはパソコン)に書き留める。つまり「考えていること」が目で見て、手で触れる部品のようになる。その上で、設計図(ストラクチャー)を考えながら取捨選択、配置を決めて組み立てていく。

この3原則を参考にしながら、「書き続ける」(自分と向き合う)ことを大切にしたい。

大雪のち晴れ

日本全国大寒波襲来。確かに今年1番の積雪。朝は水道管が凍って出ない。

でも、陽が照るとこの通り。

円山川向こう岸の山の木々が美しい。

ベランダから西を向く。
妙見山から蘇武岳へ連なる峰がくっきりと見える。
厳寒の凛とした空気が気持ちいい。

スイカペペロミア〜葉を見るとなるほどね

なるほど、スイカなんだ。
その通りの葉。

最初は、ちょっと硬い葉(私は柔らかいふわふわした葉が好き)なので、どうかなと思いながら迷って購入した。でも、水遣りしながら触れると意外と柔らかい。

スイカペペロミア(コショウ科)。
ペペロニアはギリシア語のペペリ(peperi)、英語でペッパー(pepper)、つまり「胡椒」。日本語の西瓜と合わせたネーミングって、なんか変ですね。

原産地は、南米を中心とした熱帯、亜熱帯。
明るい日陰を好む。

成長する春が待ち遠しい。

演劇のまちづくり〜シェアハウス取材

豊岡市役所からの依頼でシェアハウス「江原_101」の取材を受けました。主役はもちろん、ここの住人の芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たち。全国から演劇と観光を学びに豊岡に集まった学生たち。彼らが地域とどのように関わり、どう感じているかなど、豊岡に住んでいる感想など、インタビューに応じていた。

「演劇とまちづくりがどのように結びついているのか?」「市民はどのように演劇と関わっているのか?」「市民は演劇のことをどのように感じているのか?」「演劇との関連で町が変わっていくのか」そんな問いかけの取材。

江原地区の住人としては、江原駅と江原河畔劇場と駅前商店街を一つの区画として、演劇関係者が住み、往来し、カフェやレストランが賑わう、そんなエリアになれば良いのにと思っています。実際に平田オリザさん主宰の劇団青年団の江原河畔劇場を拠点として移り、劇団関係者の一部は既に移住、さらにCATの学生たちが住み、集い、活動する、そんな場所に。空き家も多くあり、まだまだ学生たちを受け入れる余地はある。

昨年は、東大生たちの劇団公演が江原の立光寺であり、合わせて約3週間に渡りお寺に合宿し、本堂で公演を行なった。また、友田酒造(江原)では、豊岡演劇祭のフリンジ公演(インスタレーション)もあり、近隣住民の人たちの評判も良かった。

演劇と関連しながら、ヒト(劇団、学生、観客)・モノ(イベント)・カネ(経済効果)・情報(市民参加)が絡み合う面白い街にしていきたいものです。