和泉市久保惣記念美術館

まず、和泉市から。
大阪府南部の泉州に位置する人口約18万6千人、泉州で唯一大阪湾に面していない内陸の市。大阪市都心から約25km。

和泉市久保惣美術館は、明治時代創業の綿業で大きく発展した「久保惣」(現・久保惣株式会社)が和泉市に敷地、建物、美術品、基金を寄贈し、1982年(昭和57年)に開館した美術館。さらにその後、久保家、久保惣関係者から音楽ホール、市民ギャラリー、研究棟などが追贈され、現在は約5000坪の敷地を有する。

初めての訪れたが、まず正面から見た立派な建物に驚く。明治時代にこの地で綿業を起こし、発展してきた歴史を感じる。

エントランスを入って本館へ向かう途の美しい庭園。

現在は、「近世絵画と久保惣の名品〜源氏・応挙・若冲〜」の特別展。(6/16まで)

桃山時代のやまと絵画壇をリードした土佐光吉による「源氏物語手鏡」、宮本武蔵「枯木鳴鵙図」は、共に重要文化財。

音楽ホール「久保惣市民ホール」は、新しい建物だが、市民ギャラリーはかつての倉庫だったのだろうか歴史を感じる立派な建物。

歴史を保存し活用すること。和泉市の姿勢(市政)が伝わってくる素晴らしい美術館でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です