ちょっと龍安寺へ

龍安寺 石庭

淡路に続き京都の茶会に出席。
茶席は右京区宇多野なので、時間調整のため近くにある龍安寺を訪ねた。

言わずと知れた龍安寺の石庭。室町時代末期の1500年ごろに禅僧によって作庭されたと伝わる。3回目となる今回、目を奪われたのは石庭を取り囲む塀。菜種油を混ぜた土で造られた油土塀。時の経過により油の変化で独特の風合いを醸し出している。

鏡容池(きょうようち)を眺めながら、方丈への階段を登る。

大広間をはじめ各部屋の襖は竜の絵が描かれている。比較的新しい襖かなと思いながら、鑑賞しているとボランティアガイドさんから細川護煕さんが描いたとの説明。何代目の細川氏?と思ったが、なんと内閣総理大臣を務めた細川護煕氏の作という。

細川さんは陶芸をやっているのは知っていたけど、襖絵も描くのを知る。足元には細川さんのプロフィールが紹介されている。多彩ですね。

これも有名な蹲(つくばい)。真ん中にある四角形の各外側には、上に「五」、下に「疋」、左に「矢」、右に「唯」(口偏のない字)で「我唯足知」(ワレタダタルヲシル)の文字になる。禅の格言として読み取れる。

見学者の約8割はインバウンド。
海外からの旅行者でいっぱいでした。

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