野村美術館開館40周年記念シンポジウム(会場:京都国際交流会館)に参加。
テーマは『「茶碗」〜茶を飲む器の変遷と多様性〜』。
開館40周年と書籍『茶の湯の茶碗』(全5巻)の完結を記念して開催される。登壇者は、各巻の責任編集者。コーディネーターは、野村美術館の谷晃 館長。ただ、第五巻の「楽茶碗」の楽 直入氏は創作活動のため欠席。
まず最初に、谷館長からこのシンポジウムに至るまでの経緯と、登壇者は「まさにこれからの茶碗研究の第一線で活躍することが期待され、今後を担う若手研究者であると紹介される。
第一巻から「唐物(曜変を含む様々な唐物天目)」。「高麗(雲鶴、三島、粉引、井戸、高麗、伊羅保など紹介」。「和物I(桃山期を代表する瀬戸、美濃、唐津などの国焼茶碗を紹介)」。「和物II(仁清、乾山などの京焼、諸国茶陶窯を紹介)」。「楽茶碗(楽家の歴代、田中宗慶、大樋焼などを紹介)」。全部で五巻。各館6930円(税込)。
私的な話題ですが、第一巻「唐物茶碗」の責任編集者の徳留大輔氏(出光美術館学芸課長)と久しぶりの再会。(実は登壇者であるのを知らずびっくり)
2011年に、谷 晃館長の「お茶のルーツを訪ねる雲南省の旅」でご一緒しました。昆明(コンメイ)→西双版納(シーサンパンナ)→大理(ターリ)の茶馬古道を訪ねる。ツインの同部屋だったので、よく話、よく飲み、いろいろと美術品(当時は山口県立萩美術館の学芸員)のことを教えていただいた。
懐かしい。
今度、出光美術館にぜひ寄ってみよう。