高槻に来たついでに、大山崎山荘美術館に立ち寄ってみた。
大正から昭和初期に活躍した関西の実業家・加賀正太郎氏が建てた山荘。正太郎氏没後、荒廃した建物を京都府や地元の町からの働きかけでアサヒビールが買収し、元の姿を復元すべく1996年に美術館として再興した。
故・加賀正太郎氏はニッカウヰスキーの設立にも参画し、当時、アサヒビール初代社長・山本爲三郎氏とも親交があったそうだ。時代を超えて、この親交がご縁とは(実際はそうでなくても)美談ですね。
『没後40年 黒田辰秋展』を観覧。
場所は天王山の山麓にある。
「天下分け目の天王山」と言われるように、歴史上数々の戦いの舞台となった天王山。
生い茂った木々で展望が狭まって見えにくいが、ここから桂川、宇治川、木津川の3本の川が一望できる。
室町戦国時代から幕末明治の歴史を感じるひと時となる。